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トップダウン・ボトムアップの教育

発達障害を持つ子どもたちの教育を「ボトムアップ」と「トップダウン」の2種類で分けることができます。

「ボトムアップ」とは、

a 生活・自立スキルの獲得  身辺処理や集団参加など

b コミュニケーションの学習  ことばの理解・表出学習など

c 不適応・不適切行動のコントロール 他者コントロール・セルフマネージメント

d 教科等の学習

簡単に言えば子どもの発達を促す方向での療育・教育です。

「トップダウン」とは、

a 日常生活スキルの学習  買い物・移動・飲食店利用・余暇活動・調理・・・

b 就労スキルの獲得  

などがあります。これは今後のライフステージにを見据えた方向での教育です。

私は以前は、小学校の段階では「ボトムアップ」だけで十分だと考えていたのですが         

最近は、「トップダウン」の観点をもっと重視しなければならないと考えています。

TEACCHでのワークシステムを例にとると、このシステムをできるだけ早い時期から導入する方が、その後のさまざまな取り組みをスムーズにするばかりでなく。学校を出てからの就労場面でも十分応用できるものであると考えたからです。

今年の夏、川崎医療福祉大学で行われたTEACCHオープンレクチャーでNTNのワークショップ 夢工房で働く自閉症の青年のお話を聞きました。青年のがんばりと家族や周りの方サポートに大変感銘を受けました。また、NTNの現場のエンジニアの方が素晴らしいワークシステムやジグを作っておられたことを知りました。

その青年についてのブログはこちら「自閉の北斗星」です。

教育現場だけで通用するスキルを追求するのではなく、将来的に本人のQOLを高める事に役立つスキル、またはそれにつながるスキルをもっと重要視するべきだといえます。

「地域で幸せに暮らすこと」これをゴールにした教育のあり方をこれからしっかりと考えていきたいと思います。

関連ブログはこちらからどうぞ ⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

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