« 「おやごさん」に学ぶ(1) | トップページ | 「おやごさん」に学ぶ(2) »

ABA(応用行動分析)について5

ABA(応用行動分析)について5

5 タクト(叙述言語行動)

ことばは難しいですが、つまり「犬」を見て「ワンワン!」とか「いぬ!」ということです。そして、そばにいる人が「そうね」とか「ワンワンだね」と答える(般化強化刺激)ことによって強化される言語行動です。

タクトについてはマンドに比べると「出にくい」といえます。要求が伴わない言語行動をどのような場合に行うのか考えてみます。

(1)返答

「これは何?」や「○○ちゃんは何をしたの?」という質問(弁別刺激)を行った時に、「ワンワン」や「ぶらんこ」というように「返答」をすること。

(2)報告 

聞き手が見ていないことを知らせる事。しかも、聞き手がそのことに関心をもっていること。例えば、雑誌を見ていて母親が好きな「ヨンさま」の写真があったら、母親に「ヨンさま」と言うこと。父親には「ヨンさま」とは言わないこと。

(3)告示

いつもとは違う状況を伝えること。例えば、室内にいる母親に「花(が咲いた)」と知らせること。このことによって母親が「本当!きれいね」というような新たなタクトを引き出すということ。これは会話を開始させる機能を持っています。

単なる語彙の学習だけではコミュニケーション行動は形成されるものではなく、さまざまな「文脈」(状況)に応じた適切な言語行動を学習することによって形成されるといえます。

関連ブログはこちらからどうぞ ⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

|

« 「おやごさん」に学ぶ(1) | トップページ | 「おやごさん」に学ぶ(2) »

ABA(応用行動分析)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502259/17636354

この記事へのトラックバック一覧です: ABA(応用行動分析)について5:

« 「おやごさん」に学ぶ(1) | トップページ | 「おやごさん」に学ぶ(2) »