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TEACCH概略編(6)

TEACCH概略編(6)

概略編は今回が最後です。テーマは「家庭との協力」です。

TEACCHにとっても現在の日本の特別支援教育にとっても大変重要なテーマです。

以下の文章は日本評論社「自閉症」中根晃編集 内山登紀夫著からの引用です。 

TEACCHでは両親との協力を非常に重視する。親と専門家の間には次の4つのモデルがあるといわれている。

第1モデルは、親が被指導者で専門家が指導者になる関係。

第2は、第1の逆で、親が専門家を指導する関係。

第3は、親と専門家が相互に精神的に支えあう関係。

第4は、地域社会への代弁者の関係である。

最も機会の多いのは第1の関係である。専門家は数多くの自閉症の子どもたちを指導しており、たくさんの情報をもっている。しかし自閉症の指導法は確立されておらず、このような伝統的関係だけでは行き詰ってしまうことがある。第2のモデルは、実際に子どもを育ててきて専門家よりもはるかに多くの時間を子どもとすごしてきた親は、自分の子どもに関しては第一人者であるとの認識にもとづいている。この関係は、両親が子どもの状態をスタッフに説明するときや、自分たちの考えた家庭での指導方法をスタッフに伝えるときなどに使われる。第3のモデルは、親にとっても専門家にとっても自閉症にかかわるということは非常な忍耐と努力を要することなのだという相互の認識が必要であり、専門家と両親が精神的に支えあえる関係になれたら、深い信頼関係が芽ばえ、子どもの治療教育についての実りも大きなものになるだろう。第4のモデルは、親と専門家が協力して自閉症児や自閉症者に対する地域社会のサービスを向上させ、地域社会の理解を深めさせることにある。たとえば自閉症児のための作業所をつくろうとするときなど、親と専門家の協力が必要になる。

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