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2008年6月

眼球運動

視機能のチェック方法を学びました

両眼の輻輳=40cmぐらいからだんだん目標を近づけていき瞳が同じように寄っていくか。

調節=目標と自分の鼻のてっぺんを交互に触ることができるか。

眼球運動=目標を眼で追わせ鼻を過ぎると瞳がくるくる動いたり、瞬きが多くなるか。

通常の開業眼科医では、このような視機能の未発達については対応できないので、専門的な施設に行くべきだということでした。

しかし、このようなチェックで引っかかってくる子はかなり多いのに、専門的な機関が受け入れるキャパは現在少ないとのことです。経済的にもかなり負担のかかる施設もあるとのことでした。

そんな状況下で役に立つのがネットです。

こちらのサイトから視知覚訓練用のソフトをダウンロードしてためしに使ってみてはいかがでしょうか?

視知覚トレーニング/Web教材「目の運動」

誰にでも開かれた特別支援教育・療育が広がることを願ってやみません。

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STOP THE 学級崩壊 part2

STOP THE 学級崩壊 part2

「消去バースト」または「自発的回復」

問題行動を「無視」で消去し、適切な行動を「ほめる」ことで強化しようとすると、時として、その問題行動がより強い形で起きることがあります。

これを「消去バースト」と呼んでいます。

「これだけ暴れているのだから、いつものようにこっちを向いて!」

「じゃあ、こんなにすごいことしたら、いつものようにかまってくれるかな?!」

「バースト」をほっておけずに、また同じことの繰り返しになったら教師の負け。子どもの思うつぼです。そして最後に困ったり、傷ついたりするのは、その子です。

もうひとつ「自発的回復」があります。消去された行動がしばらく経ってから再び出現することです。

私は、前年度いろいろな問題行動があった子どもたちを担任して、いろいろな取り組みを行い、(このあたりの取り組みは「ほめる」から「教室の環境」までの4回シリーズで書きました。)なんとか軌道に乗せることができました。後しばらくで次の学年にバトンタッチかという2月の終り頃に前年度と同じような問題行動が起きました。

このときは原因は何であったのかずいぶん悩みましたが、結局「自発的回復」だったということにして、基本的な方針変更を行わなかったことが、その後の経過を良いものにしました。

その行動を誰かが「強化」しなければその行動は起きない。

この言葉を、心しておきたいものです。

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STOP THE 学級崩壊 part1

STOP THE 学級崩壊 part1

フィールドコントロールの第一歩 「着席行動」

通常学級では当たり前のことですが、これが意外と課題になっていることが多いのも事実です。

特別支援学校や学級ではこの「着席行動」を重視し、しっかり指導していますが、通常学級での指導は立っている子に対して「○○さん座りなさい!」と叱って、すましていることが多いです。

まず、この「○○さん座りなさい!」と叱ることは有効だと思いますか?

この、叱るだけで有効な学級なら以下は読まずにパスしてください。その学級のコントロール権はしっかり担任の先生が持っているということですから。

注意されても「すぐに座らない」「ちょっとすると立ち歩く」子がいる場合はこんなことが考えられます。

担任の先生から叱られることが、子どもにとっては先生の注目を得るという「ごほうび」になり、その行動を強化するという場合があります。この場合、注意すればするだけ、席を立ったり、立ち歩いたりすることを増やしていくことになります。また、他の子たちが先生の注目を得るために同じような行動を起こすようになることもあります。(観察学習と呼ばれています。)

注意されたり、叱られたりすることが問題行動を強化している場合は、その行動を「無視」することが解決策です。そして、きちんと座れている時に本来のごほうび「ちゃんと座っていてえらいね」とほめて上がることが望ましい行動を強化することになるのです。

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STOP THE 学級崩壊 part0

STOP THE 学級崩壊 part0 予告編

小学校の場合、通常1人の教師が30人~40人の子どもたちを毎日、始業から終業まで教えています。

少人数授業やTTなども行われていますが、基本的には担任の教師が責任を持って、授業はもちろん、休み時間・給食・掃除などすべての学校生活の指導を行っています。

このような形態の学級で、

教師の指示が入らなくなったら・・・

授業中に立ち歩く子がいたら・・・

話を聞かずに好き勝手をする子がいたら・・・

教室から飛び出す子がいたら・・・

学級崩壊のはじまりです。

どの学年でも、起こりうることです。

私は、「教室」を「担任がコントロールするフィールド」ととらえています。

コントロール権は担任にあると思っています。

そのコントロール権が子どもに揺るがされている状況が最近増えています。

落ち着かない子ども、次々に起こる問題行動、担任の自信喪失・・・

急激に降下するスパイラルは簡単なことで止めることはできません。

コントロール権を担任が取り戻し、落ち着いた学級を取り戻すための方策をこれから考えていきたいと思います。

キーワードはABAです。

最近気になっているPBS(Positive Behavior Support)も参考にしていきたいと考えています。

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漢字が苦手

「漢字が大変苦手な子への指導」について質問をいただきました。

そこでこんなお返事を書きました。

漢字を書くことに対して著しく困難な状態を「書字障害」と呼んでいます。これはLDの範疇に入るものです。

日本語の漢字の場合は音韻との関係だけではないので、ディスレクシア以外のディスグラフィア(神経学的に書くことに困難があることで、文字を形よく書く、決められた場所に書くことが困難であること)という障害の場合もあります。

ひらがな以前の指導として

協調運動 (点と点をつなぐ、迷路をする、線をなぞる、ぬり絵をするなど)

 書くことに困難がある場合は、上のような幼児教材をかなりたくさんやっておくとその後の指導の効果が上がることが多いです。

視知覚操作 (模写、図と地の弁別、同じものを選択する、違うものを抹消する)

 見ることに困難がある場合は、見たように書けません。ある程度訓練で意識させることはできるようになります。

 また目の動き、目と手の協応が十分にできない場合も、思うように書けません。ひらがな(書き)の指導

 基本的には小学校の初期指導法で大丈夫だと思います。

漢字の指導は

  読めることできたら、うんとほめることから漢字の指導をお願いします。

  読むことにも困難が多い児童は、別メニューが必要になります。

  社会生活では読めればOKのことが多いので、無理な指導で漢字嫌いになり、「自分は漢字がだめなんだ。」と自己評価を落としてしまうことにならないような配慮が最も大切です。特に高機能自閉症のお子さんは2次障害としての「自尊感情の低下」が大きな問題になりますので、この点はどの学習活動でも細心の配慮をお願いします。(ついでにいうと『パニック』は障害のせいではなく、環境への不適応が原因です。)

よくやる方法としては、

漢字を簡単な部分に分解して、覚える。「へん」や「つくり」よりももっと分解することも多いです。

昔「立つ、木、見る」と「親」を教えてもらった私は「ヒ、マ、矢、で~」と「疑」を自己流で覚えました。

「よこ、くち、たてーちょん」(可の指導)のように音声化することも効果的です。

いろんな方法があると思いますが、子どもの興味のあることに関係する、または役立つような方法で苦手な「漢字」を楽しく学習できるような工夫や手だてが一番だと思います。

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特別支援CO研修会

私が担当する地域の小・中学校の特別支援教育コーディネーターの研修会を開催しました。

その中で「校内体制チェックシート」(北海道立特殊教育センター作成)を記入してもらいました。

記入することによって、それぞれの学校のSとWが見えてきます。

平均点で高いところでは4点越え、低いところでは2点台・・・

それぞれの学校での課題を明らかにして、

取り組みを少しずつ深めていってほしいと思いました。

サムネイルをクリックすると「チェックシート」が見れます。

一度試してみてください。

Photo_2

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