« 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(1) | トップページ | 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(3) »

学齢期のソーシャルスキルトレーニング(2)

学齢期のソーシャルスキルトレーニング(2)

低学年のトレーニング

低学年の場合は、私自身はとりたてて、SSTと呼ぶほどの内容でないものが多いと感じています。その理由は小学校の初期指導の場面から日常的に生活指導や学習指導のどの場面でも指導している内容であることが多いからです。例えば、

・先生の話を聞かずに、他の子のじゃまをしている子がいすから転げて泣いた。それで、他の子が「よい座り方」を教えてあげた。

・友だちが話しているところに割り込んで話をしたら、聞いていたみんながおこった。それで、話が終わってから話すように教えてあげた。

・2匹の猫が家に入るときに同時に入ろうとして入り口で身動きが取れなくなった。だから助けてあげた。などです。

中・高学年のトレーニング

中・高学年になると学校生活の中で多くのトラブルに遭遇している場合も考えられます。低学年の時には見られなかった問題行動が見受けられる子もいます。自己評価の低下から情緒的にも難しい課題を抱える子もいます。

・マナーの概念 他の人とうまく付き合っていくための方法として理解させる。いくつかの具体的なマナー違反について話し合わせる。行儀の悪い行動をしたときに他の人がどう感じるかをシュミレーションする。

・礼儀正しい言葉 「お願いします」「ありがとうございます」「すみません」「○○してもいいですか?」などのような言葉が使えるようにするためのロールプレイをする。上手な断り方も学ぶ。

・「友だち」とは仲良くすること、相手の立場にたって思いやること、分かち合うこと、などがどういうことかを考える。場面によって、相手によって柔軟な対応が必要であることを学ぶよい機会にしていくとよい。

同じような課題を抱えている子どもたちのグループで行うことがSST関連の訳本では紹介されていますが、日本の教育現場では情緒通級以外では、通常のクラスで行われるほうが多いと思います。それらの場合は、少人数のグループを活用したものや、ゲーム感覚で取り組めるものが効果的であると思います。

ブログランキングに参加しています。関連ブログはこちらからどうぞ ⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

|

« 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(1) | トップページ | 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(3) »

通常学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502259/42360283

この記事へのトラックバック一覧です: 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(2):

« 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(1) | トップページ | 学齢期のソーシャルスキルトレーニング(3) »