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トップダウンについて

自閉症スペクトラム児に対しての「漢字の指導」についての質問がありました。

「山」や「石」などの名詞は絵を見せて指導ができるが、「大」や「小」はそのまま教える方が良いのか、それとも「大きい」「小さい」として教えた方がいいのかというようなお尋ねでした。

小学校では当然「ひらがな」の指導が終わったら次は「漢字」の指導です。自閉症スペクトラムの子どもも同様でいいのでしょうか?

その子の認知レベルにあったものでなければ、多大なる教師の努力も本人のがんばりも何も結果を残すことができないことさえあります。

その子に「大小」の概念がまだできていないのに「大小」の漢字を書かせることができたとしてもあまり意味がないこと。概念形成のためのマッチングカードとともに漢字を導入できるのであればひらがなと併記で使うことは可能であることをお話ししました。

でも、なんだかまだ自分の中ではすっきりしていないことがありました。それは、その子のQOLの向上についてです。小学校の教育課程をなぞっていくだけでなく、生活の中でのコミュニケーションスキルをアップすること、本人の自立・将来の就労などに向けてのスキルをアップすることなどをカリキュラムの中で位置づけるという考え方自体が希薄なのではないかということです。これは、特別支援学級全体にあることなのかもしれません。

私が参加している特別支援関連のMLに

”「就労を見越した、子どもたちの小・中・高校時代の過ごし方~発達障害者に関る支援者のために~」という講座への教員の参加が大変少なかった”という記事がありました。

やはり、このテーマに対する教員の関心の低さが原因だといえます。

これからは、地道にトップダウンの必要性を伝えていきたいと思いました。

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