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学齢期のソーシャルスキルトレーニング(1)

学齢期のソーシャルスキルトレーニング(SST)について(その1)

「ソーシャルスキル」の内容には以下の5点があります。

①コミュニケーションスキル~あいさつの仕方,自己紹介の仕方,上手な聴き方,質問の仕方

②受容・遊び参入スキル~仲間の誘い方,仲間への入り方

③受容・共感スキル~あたたかい言葉のかけ方,気持ちをわかっての働きかけ方

④主張スキル~優しい頼み方,上手な断り方,自分を大切にした伝え方

⑤問題解決スキル~トラブルの解決策の考え方

ソーシャルスキルの基礎となる力に「注意のレベル(attention level)」があります。下記に注意レベルを段階ごとに示します。トレーニング自体に参加するために就学前でも、レベル3程度が必要とされることが多いようです。

レベル1:非常に注意散漫。自分にとって興味のある刺激には短時間集中できるが、他の刺激によって簡単に注意がそれてしまう。

レベル2:自分で選んだわかりやすい課題にはしばらく集中できる。ただし、柔軟性がなく、他からの介入を受け付けない。

レベル3:1つの刺激だけにしか注意を向けられないが、柔軟性が出てきて、課題に取り組んでいるときに他者からの指示が入ると、そちらに注意を切り換えることができ、そのあと再び課題に注意を戻すことができる。ただし、注意の切り換えには大人の援助を必要とする。

レベル4:単一の刺激にしか注意を向けられないが、注意を向ける先(フォーカス)を大人の助けを借りず、自分でコントロールできる。

レベル5:同時に2つの刺激(視覚刺激と聴覚刺激、あるいは触覚刺激)に注意を向けることができる。

レベル6:注意が十分に統合され、維持できる。 

指導の間に座っていること、注目すること、よく聞くこと、順番を守れることなどが要求されますが、これらのスキルを日常的に行えるように(般化)することが初期のトレーニングの目的にもなります。

具体的な指導については(2)へ続きます。

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