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単位行動に対するIEP

単位行動に対するIEP

 特別支援教育の広がりとともに、IEPは近年どこの小学校でも作成していますが、毎日の取り組みの中でそれを生かしていることはあまり多くないように感じています。
それは、小学校ではIEP自体が年間の目標を大まかに書いたようなものが多いためで、日々の教育実践とリンクしたものが少ないといえるからです。

 「単位行動に対するIEP」の必要性は特別支援学級だけでなく通常学級でも高まっていると思います。

以下に具体的な「単位行動に対するIEP」について述べます。

まずは、本人にとって最優先課題(問題行動等)に対してIEPを作ってみましょう。

「教室からの飛び出し」をターゲット行動例としてIEPをつくってます。

アセスメント
1 行動が起きる条件はなにか。
2 いつその行動がどの程度起きるか。
3 その行動の機能はなにか。(その行動によって得られるものは何か)

教室から飛び出す頻度を記録します。何曜日の何時間目であるとか、飛び出す前の状況を記録します。
2週間程度記録するのがベストです。(これをベースラインといいます。ベースラインからの改善状況がIEPの評価となります。)

IEPの作成
以前に掲載したストラテジーシートなどを利用して具体的な支援計画を立てます。
飛び出す事前の条件として「その授業ですること(できること)がない」「勉強がわからない」「教室でじっとしていられない」が考えられたとすれば、事前対応として「学習内容・課題を減らす」「個別の支援・指導を行う」「声をかけ励ます」などが考えられます。もちろん事前の条件が「注目を得たい」であれば対応は変わってきます。この場合は事後の対応として「無視」が適切であると考えられます。
タイムアウトも効果をあげることはありますが、基本的には「ほめる」ことで行動は強化されます。「ほめる」方策として「トークン・エコノミー法」があります。ABAの本場アメリカでは直接的なごほうびが主流ですが、日本人の私たちにはあまりなじめません。自己評価のチェックカードを使ってできたらシールを貼ってあげ家庭でもほめてもらうなどのごほうびが適当であると考えています。

具体的な支援
支援加配当等の教師の協力を得て支援を行います。毎日自己評価チェックカードを使って子どもと一緒に評価し1週間たったら家庭にもそれを知らせます。週ごとの到達度を振り返り、指導する側の方策もそれに対応できるような柔軟性が求められます。

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