AAPEPを学習課題に Part1
AAPEPを学習課題に Part1
1 なぜ、AAPEP(青年期・成人期心理教育診断評価法)なのか
TEACCHではPEP-R(自閉症児・発達障害児教育診断検査)という心理教育プロフィールをまず実施し、カリキュラムを組んでいくのが通常の取り組みのようです。
もちろん、PEP-Rの検査項目にある模倣・知覚・微細運動・粗大運動・目と手の協応・言語理解・言語表出は自閉症スペクトラム児の発達にとって大変重要なものです。
以前私が行った実践では、図形のハメ板、パズル、様々なマッチング、ボールを使った粗大運動、ビーズ通し、図形や文字の模写、物の名前などを系統的に指導し、発語や読める文字が飛躍的に伸びたことがありました。
しかし、このボトムアップ中心の指導で、本人のQOLの向上がどの程度あったのかについては、本人や家庭そして学校での労力に比例するほどではなかったという思いがあります。
「うんと頑張った、こんなことも、あんなことも、できるようになった。でも、本人や家族の生活が穏やかで楽しいものになったのか?」
こう問い返してみると、胸をはってこの質問にYESと答えることができませんでした。
このような理由で、何よりも本人のQOLの向上を目指すことが重要であり、AAPEPにある家庭尺度および学校/作業所尺度に挙げられているような、具体的なスキルを早い時期から獲得させるような取り組みが重要であると考えるよになりました。
具体的な取り組みについては次回から述べていきます。
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