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吃音指導について

吃音の指導について

以下のようなケースを非流暢性発話(吃音)と呼んでいます

単語内の非流暢性発話
a.有声の音の引き伸ばし※ 「おーかし、たべたい」

b.無声の音の引き伸ばし※ 「・・・(「け」の構音動作をする構えのまま口腔内が固定されている)・・・キ食べたい」

c.単語内での発話のとぎれ(broken word)※ 「ぼくも、しー(間)たい」音の引き伸ばしと区別することが困難な場合がある。

d.音や音節のくり返し※ 「ぼ、ぼ、ぼくもしたい。」e.単音節の単語全体のくり返し「か(蚊)、か、かがいるよ」

f.2音節以上の単語の一部分のくり返し「 とん、とんぼとったよ」

単語間の非流暢性発話
a.言い直し 「ぼくが、ぼくにちょうだい」
b.間投詞の挿入 「ぼくが、えーと、したいの」
c.2音節以上の単語全体のくり返し 「ぼく、ぼくが、したいよ」
d.句のくり返し 「ぼくが、ぼくが、したいよ」
※がついている症状は、吃音の中核症状です。

吃音があるかどうかの判断の目安として
1.上記のような繰り返しや引き伸ばし等が100単語中3以上見られる。
2.保護者や周囲の人が吃音の問題があると感じている。
の2点を挙げている文献もあります。

吃音の指導は単にことばの指導としての側面だけでなく心理面からのアプローチも必要になります。
1 環境調整:家庭や学校で心理的なプレッシャーを与えないことや要求水準を下げることなど。
2 吃音症状の軽減を目指した直接的言語指導:本人が「楽に」話せることをすことを目的とした指導が重要。
3 カウンセリング的指導・支援:指導者との信頼関係を作り、吃音のことをオープンに話せる雰囲気を作る。
4 発語・コミュニケーションに関する指導:効果的な発語・コミュニケーションをする指導。ソーシャルスキルトレーニングも有効。

発話速度が極端に遅かったり、発話時の緊張が強いときには、「言語聴覚士」や「ことばの教室」で専門的な指導をお願いすることになると思いますが。もっとも大切なのは本人の自己評価が下がらないように配慮することであると思います。

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