「トレーニング時間」
当然のことですが、人が何かが「できる」ようになるためには、トレーニングが必要です。
ずいぶん前に、何かの記事で「トレーニング時間」の一覧表を見たことがあります。
たしか、自動車の運転は20時間。テニスやコンピュータも20時間・・・外国語1000時間。なんとピアノは10000時間!
だったと思います。もちろんこの時間数以上増えればそれに比例して習熟の度合いが上がっていくということです。
では、自閉症スペクトラム児の指導は?
私は、初めて重度の自閉症のお子さんを持った時に、「司法試験に受かるには自分の身長の本を読んで覚える。」とどこかで聞いたことがあったので、「お子さんの身長分の本を読む」と目標設定したことがありました。
今までにまったく指導経験がなく、現在の指導も場当たり的なものになっている先生には、ぜひたくさんの書籍を読んだりやインターネットで関連サイトを見ることなどをお勧めしています。
たくさんの考え方、たくさんの支援法をまず知ってほしいと思います。その上で支援しているお子さんに最もぴったりくる支援をしてほしいです。
支援内容はいろんなことを試しながら、うまくいったことを保護者の方と情報交換しながら決めていってほしいと思います。
一人ひとりのお子さんのQOLの向上のためにできることは、明日からすぐする姿勢と保護者やお子さんの願いを最優先する謙虚さを持ってほしいです。
その上で、まず「100時間のトレーニング」をお勧めします。
視覚支援のためのサポートグッズを作ったり、スケジュールを作ったりすることが楽しくなってきたら、次の段階に進んでください。
TEACCHの生みの親であるE・ショプラー博士は
「自閉症児の支援者はジェネラリストになる必要がある」と言っています。
スペシャリストになった上でその専門性から脱却していきジェネラリストになることを目指しながら先生ご自身も成長・発達していってほしいです。
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コメント
青年に達した当事者の方のお話しに共通しているのは、
周囲に理解してくれる人がいなかった、
学校の先生で恩師と呼べるような人はただの一人もいない、
家族ですら、わかってくれているとは思わないという、
激しい後悔と自己不全感です。
佐々木先生の勉強会でお聞きしたことですが、
正しい適切な理解者に恵まれると、
この人たちは絶対引きこもったり、反社会的な行動になることはない。
発達障害の人に対する無理解さが、
彼らを苦しめ、壊したり、崩したりしている。
善意で「こうでなければ・・」と思って、
見当違いに熱心な支援者との出会いは最悪(=不幸)だと言い切られます。
では、どうすればいいかというと
そんなに難しいことではないのです。
叱らないで、正すべきは、穏やかに短く諭す。
その上で、特性にそった支援を工夫していけばいいのです。
先生は(親もですけど)、叱りすぎ(汗)
投稿: eru | 2008年12月 2日 (火) 09時47分
わたしも
あの佐々木先生がめずらしく、強い口調で「支援者の無理解は許されることではない」といった内容のことを話されたのを覚えています。
「叱らないで、正すべきは、穏やかに短く諭す。
その上で、特性にそった支援を工夫していけばいいのです。」
その通りですね!
わたしも自戒しつつ、自分にできること・伝えられることをしっかりとやっていきますね。
投稿: BOGEY | 2008年12月 2日 (火) 18時43分