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大切なのは「友だち」

発達障害といわれる特性をもった子どもたちにとって最も大切な存在は、毎日の生活を共にして、その子の最大の理解者である「友だち」だと最近実感しています。

これまで「アスペルガー症候群」や「AD/HD」と診断された多くの子たちの成長を振り返ってみると、
低学年で大きな不適応や逸脱行動が頻繁にあった子が、中学年・高学年と成長するにつれて、
言動がとてもマイルドになっていたり、学校生活の中で活躍する場面が多くなっていることに気づかされます。

職員室でも「ホントにあの子成長したねえ・・・」と元担任や現担任がその成長に感心することがあります。
もちろん先生方の適切な支援の成果でもあるのですが、もっとも大きな力になったのは、常にその子に
よりそい、その子の良いところを大切にしながら仲よくしてくれた「友だち」だったと思います。

仲の良い「友だち」との日々の出来事を通して積み重なった体験は本当の意味でのソーシャルスキルトレーニングだったと思います。
自らが傷つくほど大きなパニックになった後でも、何事もなかったようにいつものように話しかけてくれる、一緒に遊んでくれる「友だち」がいます。
この「友だち」の存在が、本人にとって大きな支えになっている、励ましになっている、自己評価を低下させないお守りになっている、といえます。

教師の役割は、いろんな課題を抱えながらも頑張っている一人ひとりの子どもを孤立させるのではなく、互いに認め合えるような学級集団作りをていねいに進めていくことであると思います。
そして、その中ではぐくまれた「友だち」関係を大切にすることを応援してあげることだと思います。

低学年の時に投薬を受けていた男の子が、パニックになって運動場の隅に「固まって」いる下級生の男の子のそばについてあげて、優しい声かけをしてくれているシーンに出会いました。
彼はきっと誰よりも、その子の気持によりそってあげることができていたのだと思います。

「特性」とよばれていたものを「性格」とよばれる範疇にやわらげてくれるのは、「友だち」と「自己有用感」ではないだろうかと思っています。


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