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新版K式発達検査と田中ビネー知能検査

新版K式発達検査と田中ビネー知能検査の違いについてお尋ねがありました。
K式とWISCについては、検査経験があるので分かるのですが、田中ビネーについてはあまり知識がありません。いい機会なのでまとめてみました。

知能検査と発達検査のちがい
知能検査は、主に知能に焦点をあてて生活年齢(実年齢)と比べてどの程度知能年齢があるか:知能指数(IQ)を調べることを目的としています。
また、発達検査は認知面・社会性・運動面などのいくつかの観点から発達の度合い:発達指数(DQ)を調べることを目的としています。

どちらの検査がどんな場合に適切かは、検査を実施する機関によって判断されているので、統一されているものではありません。
おおむね、発達検査は0歳から、言葉の獲得以前から。知能検査は2歳程度から、言葉の獲得前後から。といえるようですが、実施機関によってはこの通りではありません。
新版K式発達検査は関西で多く利用され、田中ビネーは関東で多いといわれていますし、療育手帳の判断には田中ビネーがよく使われているといわれています。これも一概にはいえませんが。

新版K式発達検査
特徴
1『姿勢・運動』 『認知・適応』 『言語・社会』 の3分野に分け数値を出す。
2 課題が別れているので、何が得意で何が不得意かの問題点も見やすい。
3 発達指数(DQ)=発達年齢(DA)÷生活年齢(CA)×100

適用年齢
0カ月~14歳

内容
形ハメ(○△□・箱に積み木をはめて落とす)
積み木積み上げ
積み木模倣しての作成(車・トンネル)
お絵かき
紙製の形合わせ
指さし(靴はどれ?)
神経衰弱のような物(隠してどこにあるか当てる)
大~小の器を重ねる

田中ビネー知能検査
特徴
1 Ⅴ(第5版)で子どもの変化に対応したものになった。
2 知能の特徴を4つの領域で診断 。
3 発達状態をチェックできる項目を作成:年少児・遅れの子供の発達状態をチェック 。
4 2~13歳は知能年齢(IQ)と精神年齢(MA)を14歳以上は偏差知能指数(DIQ)を算出する。

適応年齢
2歳~成人

内容

1歳から13歳までの問題(96問)、成人の問題(17問)が簡単なものから難しいものへの順に並べられている(年齢尺度)。
問題は、言語、動作、記憶、数量、知覚、推理、構成など様々な内容からなる。
1歳級の下に「発達チェック」(S1~11の11問)という項目がある。
主に1歳級の問題を実施して未発達なところが予測された被検査者について、発達の目安を知るためのものである。

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