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コミュニケーション・サンプルについて 補足1

コミュニケーション・サンプルについて 補足1

サンプルの機能の説明をします

要求:ある物が欲しい。何かして欲しい。何かをする許可が欲しい。
Ex.絵カードの「トイレ」を示す。「掻いて」と言う。クレーンでして欲しいこと示す。など

注意喚起:自分に注意を向けてもらいたいことを示す。
Ex.教師の肩を叩く。「ママ」と呼ぶ。机をたたく。大きな声を上げる。

拒否:物を拒否する。他の人のすることを拒否する。自分に対する要求を拒否する。
Ex.いらないもの遠ざける・投げる。頭を振る。「いや」という。

説明(コメント):自分や他の人、目の前にある物の状態などを表現すること。相手が知っていること。 
Ex.物を持って誰かに見せる。「終わった」という。人が階段を登っていて「上」という。

情報提供:活動の報告やこれからの活動について言うこと。質問について答えること。相手が知らないこと。
Ex.「きのう家でテレビを見た」という。「本をどこに置いたの?」の質問に指差しで答える。

情報請求:自分が必要な情報を教えてほしいと伝えること。
Ex.「パズルはどこ?」欲しいものを探しながら教師を見る。教師の手を引く。

その他:「好き・嫌い」などの感情表現。「痛い」などの身体表現。「おはよう」「ありがとう」などの社会的習慣。


今できるコミュニケーションをこのような機能別に分析していくことは、次に考える「ゴールの設定」に大きく関連してきます。

まずはいろんな場面でサンプルを採っていきましょう。

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自閉症スペクトラム児の療育・教育」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
ブログ拝見するのが日課になりつつあります。
楽しみが増えてうれしいです。
今日の解説をみて思ったのは、列挙されている項
目ですが並列的に並んでいるのではなく、よくみていくと発達的な階層性があるなということ。
1歳半の節目でクリアしていく項目。
3歳の力がないと難しい項目。
そう考えると、行動分析・評価的なまなざしと発達的なまなざし、加えて障害理解等は3つとももっていないとうまくないのかもしれないと思います。
それから…伝えたい気持ちの育ちや基本的なヒト、大人への信頼関係が育っているというのがこの評価の前提にありますね。私は施設畑なんですが、最近は不適切な養育・被虐待の影響の大きさを痛感しています。
では、また。

投稿: Tom | 2009年3月28日 (土) 05時46分

Tomさんこんにちは!
わたしもTomさんのコメントが楽しみになってきました。
今は時間的に余裕があるのですが、これからは週に1・2回程度になると思います。ぼちぼちお付き合いくださいね。

発達的な階層の件おっしゃるとおりです。いま子どもが獲得しているスキルをきちんと把握した上で、そのスキルに応じた取り組みを行っていくことは必須だと思っています。
教育現場でその辺が軽視されていることがあるのは大変残念なことだと思っています。

「伝えたい気持ちの育ちや基本的なヒト、大人への信頼関係」
本当にそうですね。現場で支援する立場の人が子どもにとって「自分の思いを受け止めてくれる人」にならない限りコミュニケーションは育っていきませんものね。

とても、大切なことをコメントいただきありがとうございました。

                   では、また!

投稿: BOGEY | 2009年3月28日 (土) 09時40分

「自分の思いを受け止めてくれる人」の必要性・・・
実感として思います。
人が要求をかなえる「機械」のような存在でしかなかった場合と、思いを受けとめ、ともに楽しめる、安心できる存在になった場合との大きな違いをひとりの子どもの成長の中で見せてもらいました。

どの子にとっても、そうした存在になれるとよいのですが・・・よくばりでしょうか。


投稿: あっき~ | 2009年3月28日 (土) 10時45分

あっき~さんこんにちは!

「どの子にとっても、そうした存在になれるとよいのですが・・・よくばりでしょうか。」
よくばりでも、そうなりたいものですね。
一人ひとりときちんと向き合い、ゆっくりその子のペースに寄り添うことからはじめていきたいものです。
環境に合わせようとするのではなく、環境を合わせてあげるようにどれだけできるかも課題ですね。

どこまで具体的にできるのか
わかりませんが、
ちいさいステップからはじめていくことにしますね。

投稿: BOGEY | 2009年3月28日 (土) 11時21分

思うのです。子育ての方向性は案外明確なのではないか。関係性とそこから生まれる自己。
①基本的なヒト、大人への信頼関係を育てる。
②基本的な自己肯定感を育てる。
そして、その方法論は無数にあるのだけど、基礎は「いっしょに」そんなこんなしながらヒトを、自分を好きになることによって参加への道のりを進み、なりたい自分になる、自分で生活を選び取るという自己実現に向かえるようにと。
ただ、現実はなぜだかこの肝心かなめがうまくいかない。大人は勝手だからなのでしょうか。
 ある先生がおっしゃっていました。
「クラス作りができている先生はそもそも児童理解ができている。」そんなことをきいてしばらくして巡回相談にうかがったある日のこと。
ノートが出ていないこどもに担任の先生は「ノートある?」と声をかけていました。他の子にはもっと直接的な指示も出していましたが、この子には「ノートある?」が適切な声かけとわかってとやっておられるんだなあと思いました。そこでは
数年前まで学習が難しかった何人かが一生懸命授業を受けていました。こどもを理解する、思いを受け止めるということ、こういうことなんですね。

すいません、長いですね。

投稿: Tom | 2009年3月28日 (土) 15時52分

きちんとクラスや子どもたちをいい方向に導いている先生は、経験や、正規・非正規に関係なく、みえるんですよね。
私が巡回している学校でも、本当に素敵な関わり方をされている若い先生に出会うことがあります。

ヒト、大人への信頼関係を育てる。
自己肯定感を育てる。
なるほど!そうですねえ、明快です。

じゃあ、どんなアドバイスをすれば、それができるようになるのか、そういうスタンスで頑張っていこうという気持になれるのか、よく悩みました。
今の取り組みを認めはげましつつ、ですよね。
これって、先ほどの子育ての方向性と同じかもしれませんね。

Tomさんの4月からの巡回の様子もまた教えてくださいね。

投稿: BOGEY | 2009年3月28日 (土) 18時14分

 先日は、ブログの内容引用の件、早速快いお返事をいただき、ありがとうございました。
 やっと、当方の記事のほうをアップいたしました。
 先生に読んでいただくほどのものではないですが、ご意見などいただければ幸いに存じます。
 また、内容について不備な点、不都合な点などありましたらご指導いただきますようお願いします。

投稿: ぴさまま | 2009年4月 9日 (木) 19時53分

ぴさままさま
記事よませていただきました。
とても丁寧なサンプルの取り方をされていたのですね。
詳しくはそちらの記事にコメントさせていただきますね。

投稿: BOGEY | 2009年4月 9日 (木) 21時04分

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