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自己決定・選択するということ  通常学級編

学校教育では「自分で自分のことを決められる力」をあまり重視していないように思います。
通常学級でも子どもたちの意見を聞くのは「学級会:学級活動」だけで、学習場面でも生活の様々な場面でも子どもに自己決定権や選択権を与えている先生は少ないように思います。

子どもの自己決定権や選択権を尊重している担任の先生は、とても子どもたちから信頼されています。
「どうしますか?」「どっちにする?」と聞かれた時、子どもたちの目は輝きます。
今までの経験では、自己決定権や選択権が与えられた子どもたちは、好き勝手をするのではなく、自らの責任を自覚することの方が多いです。

以前、6年生全員で修学旅行の目的地を決める話し合いが2時間にわたったことがあります。
1日は京都で、これは決定。もう一日を「大阪城&USJ」か「奈良公園班別行動」のどちらにするかです。
単純にお寺の見学よりもUSJで遊びたいから、なんて意見の子どもは一人もいませんでした。
「USJなら家族でもいける。せっかく歴史を学んだのだから・・・」という子の意見に、
「このクラスのみんなでUSJに行ったら、今までの一番の思い出になる・・・」と胸を張って反対する子がいます。
ほとんどの子どもが自分の意見をしっかりと言うことができました。

結果どうなったかは、TVドラマのようでした・・・学校長への直談判

この年の子どもたちは
東大寺戒壇院の国宝四天王像を見ることも、
USJで仲間と最も幸せそうな笑顔の写真をとることもできました。

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通常学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

そうなんですよね。
私もここ数日、考えていました。
記事を拝見していてここ数日の迷いが解けた
気がします。
個の尊重、主張性の尊重とクラス作り、集団
の力を高めることは矛盾しない。
本当に個を尊重したければクラス作りが必要
だということ。
大人の思った流れや方向に持っていこうとだけ
すると軋轢やこども疎外が起こってくる。
私がこどもの頃、少数決で自分の意見を尊重
してもらったことがあります。
少ないけどやりたいヒトがいるからやろうよ
と先生。わー、すげーと本当にうれしく思い
ました。一歩間違うとわがままが通ったこと
になるかもしれないけど、多数決でそつなく
ながれていった方がいいかもしれませんが
個の尊重は場の中で起こらなければ響かない
のですよね。今日は発見をしました。
ありがとうございます。

投稿: Tom | 2009年4月29日 (水) 22時23分

Tomさんコメントありがとうございます。
>個の尊重、主張性の尊重とクラス作り、集団の力を高めることは矛盾しない。
その通りですね。これはこのブログの内容からは少し離れますが、私の勤務校は「学び合い」を研修のテーマとしていました。
研修の中で、他の子の意見をしっかり聞くことを大切にしていくと、自分の意見と他の子の意見の「違い」を大切にすることができる子になっていくと学びました。
学級集団作りは、個々の「違い」をきちんと認めるところから本物になるのだと思っています。「違い」がありつつも共感できる関係を築き上げたいものですね。


投稿: BOGEY | 2009年4月29日 (水) 23時20分

 ありがとうございます。
今年度の巡回のテーマがみつかりました。
個か集団かを越えてといった所ですかね。
授業とかクラス経営というそもそも先生の
スペシャリティのはずなので、そこを強調
することで特別な特別支援への抵抗感を
減じることができればと思います。
ただ、クラス・授業にちゃんと目がいってる
先生は特別支援だってやってくれてるんです
よね…
 さて、余談ですが…
昨日急に思い立って臨床発達心理士全国大会で
発表することにしました。
おいでになることがあればお話できるといいです
ね。

投稿: Tom | 2009年4月30日 (木) 04時44分

私も学習指導や生活指導の基本的なところの見直しが実は最も大切なポイントだと思っています。
8月の全国大会は私も参加の予定です。発表頑張ってください。お会いできるといいですねえ。

投稿: BOGEY | 2009年4月30日 (木) 20時23分

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