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集団の力

特別支援教育の広がりとともに、どの学校でも通常の学級外での個別指導が行われるようになってきました。
加配がなく、今いる教員の時間割を工夫・調整して人的な配置を行い対応している学校も多くみられます。

1対1の指導も行われていることもあります。
条件的には文句のつけようのないように見えますが、このような場合は気をつけないといけない事があるように考えています。

教師は今の子どもの力を把握し、適切な教材を与えて十分に理解できるように支援していると思います。実際に学力が定着していくことも自らの経験で実感しています。

ただ、このような「家庭教師のような個別指導」は、子どもの内にある「学びに対する意欲」を十分に生かしていないのではないかという疑問を持つようになりました。

それまで1対1での指導を行っていた子どもが、複数名の指導に変わった途端に表情が柔らかくなり、それまで指示待ちであった態度も自主的なものになってきた様子にであいました。
友だちの学んでいる様子や他の子どもへの支援を見ながら、自分自身がするべきことを自覚し主体的に取り組めるようになる。数名の小集団でもそのようなことが可能である。・・・

もっとも効果的だと思われる支援・指導形態はオンリーワンではないのですね。

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通常学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

全くその通りだと思います。1対1での指導は、相当注意しないとその子を指示待ち状態に陥れることになるし、仮に1対1で獲得したスキルも実は自立的にできていないというケースが多々あります。おっしゃるとおり、指導法にオンリーワンがあるのではなく、オンリーワンなその子に合わせて柔軟に指導できることが専門家なのだと思いました。

投稿: ムカイ | 2009年7月 6日 (月) 01時02分

ムカイさん、コメントありがとうございました。
1人でできる力をつけてあげることがどんな場面でも大切ですよね。
ムカイさんのブログにもお邪魔させていただきました。大変参考になる記事がたくさんありました。

「TEACCHの神髄は”個別化”にあると最近強く思います。」とのお考え、私も同感です。

これからもよろしくお願いします。

投稿: BOGEY | 2009年7月 6日 (月) 21時00分

1対1の学習では 苦手な教科や学習を 習熟させる時間だと思いますが、生徒によっては違う意味合いを持つこともあるかもしれませんね。
個別の指導、部分交流学習、全交流学習〜副席など 机上の空論と言われてきたものを 実際に学校内で展開していくといろんな課題も良い点も見えてきます。

個別対応の指導は 学校の管理職の意識1つで 「場」が学習の場にもなるし、隔離の場にもなるでしょう。
管理職の意識は学校全体に波及します。
良い面に使われることを願っています。

私は個人的には 個別指導の部屋があって、時間割を決めて指導されることは 恵まれた環境を持った学校だと思います。
生徒が暗い表情の時は「指導の方法」や「先生との相性」に問題があるのかもしれません。けれど、予算と人的配置の関係で 早々に改善できるものでもありません。それはどこの学校でも事情は同じだと思います。

子どもが学べる環境を第一に考えることが一番で、全ての生徒に 同じ環境を与えることが良いものだとは言えない。 
=個別指導計画をたてて考える=学校全体で子どもの情報を共有し支援の体制を組んでいく=ことは 普通学級の先生にも取り組んでほしいことですね。

投稿: マドンナ | 2009年7月10日 (金) 08時16分

マドンナさん、コメントありがとうございます!
通常学級の先生にアドバイスをするために巡回訪問をする事が多い毎日です。
おっしゃる通り通常学級でも「学べる環境」を第一にすることが今一番求められていると思います。
それぞれの学校の事情によって対応の仕方は変わるのですが常に子どもの立場に立って支援が行われることを願っています。

投稿: BOGEY | 2009年7月11日 (土) 00時46分

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