« 巡回相談で | トップページ | 先輩臨床発達心理士のブログ »

「自閉症児の世界をひろげる発達的理解」


「自閉症児の世界をひろげる発達的理解」 白石正久著 かもがわ出版 1800円

このブログへのコメントでTOMさんに教えていただいた書籍です。
白石氏は故田中昌人氏(京都大学名誉教授)のもとで学ばれていたということなので、わりと近くにいる「親戚」のような感覚で本書を読ませていただきました。

内容については自分自身の実践も踏まえた上でいくつかの記事にしていきたいほど示唆に富んでいます。

「理論と実践のずれ」を見抜く
「発達障害として認識することが、人格の自己実現の大切さを見失うことにつながってはいけない」
「それぞれのライフステージの尊重」
見出しの一つ一つでさえ大きなメッセージを伝えてくれています。

発達心理学を学んでいた学生時代、「障害の有無にかかわらず、発達の筋道は変わらない」という仮説のもとに細かい発達段階の分析を行ったものです。

本書は第二部「自閉症児の発達障害と指導」で自閉症児の特性と指導について発達段階ごとにまとめています。
これは、支援に当たっているお子さん1人1人に応じた取り組みを行うときにとても参考になります。
(To相棒さん Mくんの「ぐるぐる~」は「円錯画におけるモデルへの接近ができてる」ってことですよ。)

これは余談かもしれませんが、
現場では「発達保障理論」と「TEACCH」が対立的に捉えられているところがあるようです。
これはとても残念なことだと、私は思います。

ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

|

« 巡回相談で | トップページ | 先輩臨床発達心理士のブログ »

関係書籍等」カテゴリの記事

コメント

 さっそくありがとうございます。
こどもの姿を意味として捉えるためのひとつの
視点として発達的視点はとても有効だと思います。どうもいろんなことが大人の文脈で捉えられることが多すぎますね…
発達保障とTEACCHの誤解、わかります。「自閉症には自閉症の子育てがある!」と思われていて、そのことには「見せるのが一番いい!」
ようでこどもの認知の育ちや対人関係の育ち関係なしに大人のやってほしいことに乗せるために写真みせちゃったり…
 私は自分のことを発達屋さん(?!)だと思っているので残念です…そんな誤解
そういえばBOGEYさんの触発されて【「発達」が教えてくれること】なんというタイトルでブログもちょっとはじめています。

投稿: Tom | 2009年7月13日 (月) 04時58分

ブログおしゃまさせていただきました。
5月から作られていたのですね!
このブログにリンクを貼らせていただきますね。
参考になる記事がたくさん期待できて楽しみです。

これからもよろしくお願いします。

投稿: BOGEY | 2009年7月13日 (月) 20時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502259/45618275

この記事へのトラックバック一覧です: 「自閉症児の世界をひろげる発達的理解」:

« 巡回相談で | トップページ | 先輩臨床発達心理士のブログ »