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「やりとり」の学習

学会に参加すると普段は簡単に手に入らないような書籍が買えます。
「自閉症課題百選」 東京IEP研究会(財団法人明治安田こころの健康財団 1500円)もその一冊です。

この本は自閉症の「三つ組」の改善に向けた課題をきちんと機能別に紹介しています。
単に認知課題を行わせるというありがちな支援を、認知課題を活用した「やりとり」の学習として捉えなおすことで、自閉症の中核的な「障害」に対するアプローチにしています。

人と共同で行う活動を嫌がるお子さんには、
「レゴを見本を見ながら積んでいく課題を、支援者と1個ずつ交代で積んでいく。」
イマジネーション共有の機会を作るために、
「相手の行動を見て手順書を作り、実行する。」
など、これまでの課題を紹介する書籍とは根本的に違ったアプローチを行っています。

取り組みはとても簡単で、しかも支援者に特別なスキルを必要としないものになっています。
お子さんの特徴に合わせて対応できるものなので、2学期から早速取り入れたいと考えています。

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支援学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
息子が4歳6ヶ月で高機能自閉症の診断をされています。軽度ではありますが、やはり「人との関わり」を不得手で、関わり方に支援を考えています。
 
>人と共同で行う活動を嫌がるお子さんには、
「レゴを見本を見ながら積んでいく課題を、支援者と1個ずつ交代で積んでいく。」
とありますが、これはRDI対人関係発達法でも似たような課題があり、積み木を交互に・・・、相手から手渡しをしてもらう、といった内容でした。ルールは理解出来ていますが、なかなか”交互”と”相手からもらう”が待てず、最初は楽しく取り組めるのですが、結局、嫌がって逃げ出す・・・を繰り返していました。
 
1年と少しで就学を控えているので、親としては何とか共同作業の楽しさを知って覚えて欲しいと焦っています。
これからも貴ブログにて、勉強させていただきたいと思っています。
よろしくお願いします。

投稿: ママ | 2009年9月 1日 (火) 13時15分

ママさん、はじめまして!
コメントありがとうございます。
ブログ拝見しました。とてもしっかりと取り組まれているなあと感心しました。
こちらこそよろしくお願いしますね。
就学前の今の時期はとても大切な時期であると思います。あまりあせらないで、今のお子さんのできることの幅を広げられるようにしてあげてくださいね、「量的な拡がりが質的な転換をもたらす。」のですから。

投稿: BOGEY | 2009年9月 1日 (火) 19時42分

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