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特別支援が必要なお子さんなのか?

WISC-Ⅲの結果説明のために親ごさんや担任の先生とお話をしました。
これからの支援の在り方などを話すことが目的でしたが、検査結果といまのお子さんの状況にかなりの差があることが話題の中心になりました。
つまり、小学校に入ってから今までの到達度が検査の結果をかなり下回っていること、そしてその原因がそれまでの学年でのいわゆる「落ちこぼし」であることが明らかになったのです。
今後は低学年で習得すべきものからていねいに学校でも家庭度でも、もう一度取り組んでいくことを確認しあいました。
これは「通常学級での学習指導のあり方」の問題であり、「子どもの学力や生活をどうとらえ、どう指導するか」という学級担任の基本姿勢の問題でもあります。
このお子さんの場合、特別支援が必要なお子さんではなく、基礎的な学力の定着を図っていく必要のあるお子さんであるということです。
幸いこのケースでは、今の担任の先生がきちんとお子さんの課題を見極めて取り組みをはじめてみえたので、これからの展望も持ちやすいと思いました。
お子さんの教育に関わる者は、常にお子さんの「今」をきちんと見極め、自らの仕事をきちんとこなしていくことを怠ってはいけないと思いました。


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通常学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
示唆的なお話をありがとうございます。
想像の域を出ませんが、話題のケースのおこさんはなんらかの学習に向き合う弱さはあるのでしょう。でも、教え方・学び方が多様であれば、個に即して行けばフォローしていけるはずです。
今は全体的に時間もないせいか、学習の定着に時間がとれません。導入も指導書にある一種類の方法論しか提案できないのかもしれません。そんなことの影響は、このケースのようなタイプにはありそうです。
気を付けなければならないのは、こういうことが放置されると学習不振、遅進から困難につながっていってしまうことが少なくない。
特別支援の前に、わかりやすい学び・授業、多様な認知特性を網羅した教え方をと思います。
長くなってすいません。

投稿: Tom | 2009年11月 7日 (土) 17時36分

Tomさんコメントありがとうございます!
おっしゃる通りだと思います。
基礎学力の大切さが話題になって随分たちますが、まだまだ方法論は全体の物になっていません。
また、「生活科」や「総合的な学習の時間」での取り組みが効果的になっていないことも原因の一つとも言えます。
通常学級での学習指導がここ10年以上停滞または後退しているのではないかという印象も受けています。教育課程自体の問題点も明らかにする必要も感じています。

投稿: BOGEY | 2009年11月 7日 (土) 21時52分

『子ども認知特性に基づいた指導方法の研究』が、校内研修に定着してほしいと思います。
 例えば掛け算九九。歌や暗唱で覚えるのが得意な子もいれば、カードや九九表の方が覚え易い子もいます。現場の人間は、そのことを経験として知っているのだけれど、認知特性の違いという視点はまだまだ一般的ではありません。
 日本の教員は、授業研究には熱心だと思いますので、そうした観点に軸足を移せば、色んなことが明らかになると思うのですが、いかが思いますか?

投稿: hige | 2009年11月 8日 (日) 20時44分

higeさんコメントありがとうございます。
私自身はまだ、現場では「認知特性に応じた指導法」を受け入れる余裕はないように感じています。
巡回訪問でお願いすることは、
今ねらっている到達度レベルよりも一段下げたゆっくりした指導であったり、「ことばだけの指導」を少なくすることだったりします。
教師からの「教え」を子ども同士の「学び」に変えていくこともお願いしています。(なんで特別支援で呼んだのにそういうことをいうの?という顔をされることもあるのですが・・・)
今学校教育に求められていることが多すぎることも確かなのですが、どの先生にも「教育」の根っこのところを大事にしてして欲しいと思っています。


投稿: BOGEY | 2009年11月 8日 (日) 22時42分

BOGEYさんご無沙汰しております。西風です。

お子さんの「今」
とても大切なことなのですが、時に見失うことがあります。

現在のお子さんの様子や苦労を、前学年までの積み上げ不足と結論付けてないか、障害特性という言葉にすり替えていないか。

自分自身をよく点検しつつ取り組んでいきます。

追伸:実はわたくし、今月末の臨床発達心理士の2次試験を受験します。何かしらのアドバイスをいただければありがたいです。もしよろしければ私信あてご連絡をいただけませんでしょうか。

投稿: 西風 | 2009年11月10日 (火) 14時58分

西風さん、コメントありがとうございます。
「自分自身をよく点検しつつ取り組むこと」
わたしも心したいと思います。

臨床発達心理士の口述審査がんばってくださいね。
学ぶ場も増えますし、いろいろな方との連携もとれると思います。
メールをさせていただきますね。


投稿: BOGEY | 2009年11月10日 (火) 20時36分

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