« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »

2010年2月

受容の「質」と許容度の「高さ」

今日は支援学級の社会見学でした。目的地は「水族館」、贅沢なことに特急列車を使っての移動です。
社会見学というよりは、お楽しみ旅行に近いかもしれません。
前日まで「絶対に行かないからね!」と宣言していたAさんも無事参加でき、一人ひとりそれぞれの楽しみ方で1日をすごすことができました。(それぞれの楽しみ方やアシカのトレーニングを見て思ったことはまたの機会に)
引率は担任の私と相棒、それに3人の支援員さんです。(私たちの自治体では「介助員」と呼ばれています。)
特急列車の居心地の良い座席に座って、それぞれの支援員さんの子どもたちと接する様子を見ながら、この一年ずっとスタッフに恵まれていると感じていた理由がわかったのです。

ベテランのK先生の口癖は、「いいよ、いいよ」と「いいの、いいの」です。
スタッフで一番若いのO先生は「いや~」と言いながらも、きちんと子どもたちの要求をかなえてくれます。
ルーキーのママさん支援員のW先生からはやさしい語り口と元気な笑い声がいつも聞こえてきます。

受容の「質」と許容度の「高さ」は三人三様ですが、子どもたちみんなに好かれています。
ティーチングスタッフにもこれぐらいの「質と高さ」が必要だと思いました。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ


| | コメント (0) | トラックバック (0)

ちょうど1年前

ちょうど1年前に「きっぱり!」という記事を書きました。共生教育についてです。
学校というところは律儀に同じ時期に同じ会議をします。今年も去年と同じ先生が年間のまとめを報告しました。

昨年の提案とは大きく違ったところがたくさんありました。
通常学級の担任の先生の取り組みも「お祭り」ではない、ずいぶん地に足が付いたものになったこともその要因の一つですが、その先生自身の成長が大きいと思いました。

支援学級の担任となり、自らの「未熟さ」ともきちんと向き合い、精一杯の情熱と愛情で子どもたちと向かい合うなかで、彼女は子どもたちから教えてもらったことを自らの成長の糧にしてきたのだろうと思います。
交流・共同学習の意義・意味について迷うこともあったと思います。
通常学級に出向いて、支援学級の子どもたちのことを話す機会もありました・・・

会議の後、昨年度の支援学級の担任の先生と相棒と私の3人で少し話をしました。
なんだかうれしい気持ちがする1年後です。

でも本当に大切なのは、次の1年なのかもしれません。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ちょっとひとやすみ

いつも

がんばっているあなたに


ちょっと

ひとやすみの

ごほうびを

あげてください


自分の時間もつくって

ちょっとわがままも言って


そして

また明日

素敵な笑顔を

あの子に

見せてあげてくださいね


| | コメント (0) | トラックバック (0)

学生さんからの手紙

私のmixiの日記はこのブログにリンクしています。
そちらの方に大学3年生の心理学を学ぶ学生さんからお尋ねのメールをいただきました。

「臨床心理士」と「臨床発達心理士」の資格の違いについてや職業との関係についてなどでした。
心理職を目指すのであれば「臨床心理士」の方が有利であること。
「臨床発達心理士」を持っている人はほとんどがダブルライセンスであること。現場に就いてからさらに学ぶ機会を求めてこの資格を取ることが多いことなどをお知らせしました。

彼女は「発達障害」に関心を持ち、特別支援学級の支援員としても活動しているとのことでした。そして将来、お子さんや親ごさんの支援をしていきたいという希望があるとのことでした。

若い人のこのような思いに触れると、心からのエールを送りたいといつも思います。

今の学びの先に「子どもたちの笑顔」があるのですから、精一杯がんばってくださいね。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

診断名について

巡回訪問では繰り返し、「障害名・診断名に振り回されないように」と話してきました。
お子さんに何らかの特性を感じたら、とたんに「アスペルガー傾向がある」とか、確定診断がないのに「この子はAD/HDなので」という独断が行われていることに大きな危惧を感じていました。
これは特別支援教育のキャンペーンが「このような状態は○○という発達障害だ」からスタートしたことに起因しているといえるのですが、背後にあるのは「切断操作」という責任転嫁であると思っています。

今まで、いくつかの「診断名」には違和感を持っていましたが、一つの答えが出たようです。
障害名・診断名は世界標準としてWHOのICDとAPAのDSMがあります。そのDSMがⅣからⅤへの改訂作業が進んでいます。
そこでは「自閉性障害・小児期崩壊性障害・アスペルガー障害・特定不能の広汎性発達障害(PDDNOS)」を「自閉症スペクトラム障害」にまとめることが提案されています。
つまり、「アスペルガー障害」「PDDNOS」などの障害名が消えるということになります。これにともない広汎性発達障害(PDD)という障害名もなくなることになります。

これまでPDDとアスペルガー症候群の違いを判ったように解説していた書籍は姿を消すことになると思いますが、現場での対応に必要なことには本質的な変化はないと思っています。
教師も保護者も「障害名・診断名」にとらわれることなく「この子の今とこれから」をきちんと見据えられるいいチャンスにしてほしいと思いました。

またMR(精神遅滞)という用語はなくなりID(知的障害)という表記になります。

これは今回の改定には含まれていないようですが「AD/HD」単独の存在の可能性について臨床的にはっきりさせてほしいと思っています。


DSM-Ⅴの詳しくは
http://www.dsm5.org/Pages/Default.aspx
でどうぞ

日本語では
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C819714657/E20100212224725/index.html
http://d.hatena.ne.jp/bem21st/20100215/p1
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/141224996.html#more
などを参考にしてください。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

教師という仕事

職員室で書類を書く手を止めて、相棒と話していたら「教師」という仕事についての話になっていました。

いうまでもなく「やりがいのある仕事」ですが、それと同時に「常に成長し続けなければならない仕事」であるともいえます。学ぶことの大切さは支援する側にこそあるのだと思います。
しっかり学び、精一杯の取り組みをするなかで、とてもうれしい出来事に出会うことがあります。それは、5年後だったり10年後であることもあります。
「見返りを期待しない」のは当然ですが、やってきたことの「証」はなにかしらの形でかえってきます。

そしてもう一つ、つながりを大切にすることができる「教師」でありたいものです。
ついさっき、このブログを作るきっかけを作ってくださった親ごさんからのメールをいただきました。
「これからもずっとよろしく」
これはどちらにとっても、とてもうれしいフレーズです。

私たちはスタッフと親ごさんに恵まれていることをうんと感謝しなければいけないと思いました。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

育ってます3年目

学校訪問で高学年の3クラスを観察しました。この学年もきちんと意思統一して取り組みを行っていることが見て取れます。ベテランの2名の教師と3年目の若い教師が担任です。

3年目の先生のクラスは朝の学習から観察させていただきました。すべての子が学習プリントにきちんと取り組み、終わった子はさっと机の中から本を出して読書をしています。時間になったら先生が「今からテスト勉強、2分ね」と声をかけると、それぞれのやり方でドリルの見直しや漢字を書いたりしています。
教室の中は物は多いのですが、すっきりとした感じがします。掲示板や横の壁には先生の手書きの月ごとのメッセージがいくつかあります。「学習・仕事・遊び」のどれもが大切に位置付けられていることが分かります。子どもたちはきびきびと反応していますが、表情はとても柔らかいのです。

国語の授業では小グループでの話し合い、にぎやかで笑い声も聞こえてきます。どの子もちゃんと課題に向かい合っています。1時間で机の隊形が3回変わりました。教師の話を聞く時・班での話し合いの時・班の代表の発表を聞く時。その都度子どもたちの気持ちもリセットします。

スタートはとても大変だったそうですが、丁寧に縦糸と横糸を紡いで来た成果が今の子どもたちの姿にあらわれていると思いました。

「こちらの3年目も育っていますね。」とベテランの先生と話しました。若い先生の成長がまぶしくみえます。とてもうれしいことです。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

相棒の左手


相棒の左手に


びっしりボールペンで文字が書かれています


Mくんの発語


このところ飛躍的に増えています


これは個人的な方のブログ風・・・ww

ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「わたしとあの子の違い」

「共生教育」の必要性が語られるようになってずいぶんの時間がたちました。以前は「障害児理解教育」なんていう名前で呼ばれていたこともあります。
支援学級の担任が通常学級に出向いて支援学級の子どもたちのことや「障害」について話をしたりする機会がこのところ頻繁にあります。
交流学級の子どもたちは日常的にふれあっているため知っていることも多いのですが、学習の様子やコミュニケーションの取り方などをビデオで紹介すると、いつも見る姿とは違った一面を発見したようで、多くの子が新しい驚きを感じたようでした。
「支援学級の子は”障害”を持っている子」こうゆう捉え方をしている子たち(あるいは担任)が結構いることに改めて気付かされました。
「わたしとあの子の違い」は障害のあるなしではなく、感じ方や学び方の違いであることを理解してくれればと思い話をします。
「スペクトラム」という言葉は話の中では使いません。しかし、どの子にもある「特性」の違いや凸凹をどう認め合っていくかは、その程度の差はあるものの、すべての子にあてはまることだと考えています。

ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

研究紀要

年度末が近付くとまとめの文書や「評価」「~の反省」などの文書作成ノルマが山のようにやってきます。
数が多すぎてどれもすべて全力を尽くしてというわけにはいきません。
校内研修の研究紀要の文章を「相棒」と分担して書いています。
これには自然と力が入ります。誰かに見せるためではなく、自分たちの取り組みの振り返りとして大切だと思うからです。
充分エビデンスベースとはいえませんが、取り組みの評価はきちんとしていきたいと考えています。

「要求すること」を最重要視して、いわゆる「不適切な行動」や「こだわり」をも一旦認めたこと。
そこから生まれた「安心感」と「スケジュールの理解」。
結果的に「不適切な行動」や「こだわり」の減少につながったこと。

短くまとめることが難しいほどです。


ブログランキングに参加しています。もっとポジティブになれるので、ワンクリックお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年1月 | トップページ | 2010年3月 »