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2010年5月

曼陀羅塗絵

今日の訪問でも素敵な実践にであいました。
新採2年目の先生が図工の時間に取り組んでいた「曼陀羅塗絵」です。
実はこの塗絵、保育園ではとてもポピュラーな取り組みです。これまで就学相談で訪問させていただいた保育園ではたくさんの園で取り組まれていました。

この塗絵はメインの教材ではなく、早く課題が終わった子に「お楽しみ」として取り組ませる教材で、他の教科の「隙間の時間」にも活用できる教材でもあります。

「曼陀羅塗絵」は図工の教材としてだけではなく、「目と手の協応」をトレーニングする効果も期待できる教材です。
細かい部分を意識しながら一つ一つ塗っていく作業は視機能のトレーニングとしてとても有効だと思います。

ダウンロードはこちらから→ぬりえランド

他にも「マンダラ塗り絵」で検索するとたくさんダウンロード出来るところがありますよww


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「ダウト読み」 聞く力をつけるためにpart1

たくさんの学級を訪問させていただくと素敵な実践に出会うことがあります。

ある学校の4年生の授業に途中からおじゃまさせていただきました。教室の前で担任の先生はすわって国語の文学教材を朗読しています。子どもたちは身を乗り出すように先生の朗読を聞いています。もうすでに学習をしている教材文なのにとても集中して聞いています。
あるフレーズになった途端に、それまでとても静かに聞いてきた子たちが一斉に、「ダウト!」と大きな声を出して挙手をします。先生に指名された子どもは「○○と言うところを××と読んでいました。」ときちんと正しい文章で訂正します。

担任の先生はすぐにわかる間違いから、かなり難しい間違いまで自由自在にタイミングを計りながら読んでいました。子どもたちにとっては楽しいゲームでも、この活動を通して子どもたちは集中して聞くことと教材文を完璧に自分のものにすることになります。
授業の後で聞いてみると、担任の先生は図書館教育に詳しい方で、「読書へのアニマシオン」ではとてもポピュラーな活動だと教えていただきました。

どの学年でも簡単に取り組める活動です。ぜひ一度お試しください。

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聞き・見る

「キキミル」というサイトがあります。
とても素敵で役に立つサイトなのでリンクをさせていただいています。
このサイト名よく考えてみるとなかなか意味深いのです。

「聞く」ことと「見る」ことは子どもの発達にとってとても重要な「キーワード」だと言えます。発達課題の表側に「聞く・見る」課題があるのではとも考えています。

昨日今日の2日連続で1年生のクラスをいくつか観察させていただきました。
「見る力」が未成熟なお子さんが偶然たくさん集まっているクラスと逆に「聞く力」が十分でないお子さんが多いクラスがありました。小学1年生のクラス分けは「ギャンブル」的な要素があり、これが「小1プロブレム」と言われている要因の一つでもあると考えています。

「見る力」のトレーニングについては大阪医大LDセンターの研修内容などを参考にして、研修会でもお話をしようと思っています。そして「聞く力」をつけることについてもきちんとまとめてる必要性を感じています。
「聞く力」と「注意・集中」や「理解・知識」との関連を明らかにしていくことによって、具体的な取り組みの方向性を先生方に提案できたらと考えています。

言葉による「指示」でどれだけの子どもにどれだけの内容が伝わるのか、どのような配慮や工夫でより伝えることができるのか、「聞く」ことに課題が見られる子にどのようなトレーニングが考えられるのか・・・・

「ミシガントラッキング※」のような単純で取り組みやすい視覚トレーニングのようなものを聴覚の分野でいくつか考えていきたいと思っています。
(※×と○がランダムに並んでいる表に×には下に線を○には上に線を連続に引くトレーニング)


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特別支援教育研修会

転勤に伴い担当する地域も変わりました。人口で言うと10数万人程度の地域で小学校は14校あります。
地域による差なのか巡回の要請も多く、今年はあっという間にスケジュールが埋まっていきます。1学期の間に特別支援教育についての「全体研修会」を開催する学校もいくつかあります。研修会でどのようなお話をするのか準備を進めています。
ここ数年の「特別支援教育」の取り組み広がりで「発達障害」に対する一定の理解はなされているといえます。しかし、1人1人の子どもに寄り添うよりも、チェックシートが重宝され、「ADHD」や「アスペルガー」などという「診断名」がひとり歩きし、「グレーゾーン」と名付けられる子たちが増えているのも事実です。
研修会で押さえていきたいことの一つは、「発達障害」による一番の困難は「関係性の障害」だということです。
なによりも「許容度の高い学級集団」が求められていることを、明日から出来る取り組みとともに伝えられたらと考えています。(このことについてはけやき堂さんのブログ「発達が教えてくれること」のこの記事も参照してください。)
もう一つは、これと対極的ともいえる具体的なトレーニングについてです。視覚機能や目と手の協応などが低下もしくは未発達であることによって「発達障害様」を呈しているのではないかという事例に出会うことが多くあるからです。楽しみながらもトレーニングになるようなゲームやプリントを紹介していきたいと考えています。


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一つの”奇跡”

これはスタッフについての話です。
現場によって子どもの「行動」に対する対応は違いがあります。方針の違いとか、学級の持つ独自の歴史の違いもあるのでしょう。共通理解には、どうも支援者間の相互関係もとても影響しているようです。

子どもを「叱る」声を聞くことがなかった昨年の一年間は、もしかすると「奇跡」だったのかもしれないとさえ今感じられます。相棒はもちろんですが、支援員さんの対応も素晴らしかったと、離れてから改めて感じています。
子どもに寄り添った対応ができるためには何よりも「子ども理解」が必要なのでしょう。でも分からない事の方が多いのが現場です。その子どもが何で困っているか分からないとき、どうしてそんな行動をしてしまったか分からない時、昨年のスタッフはまず「子どもに合わせる」ことをしてくれていました。危険がない限りは見守ってくれていました。
「叱る」ことで行動を変容させることはできない。などと理屈をならべなくても、「優しい目」で見守ってくれていました。自然とそのような「暖かい方向」をスタッフ全員が向いてくれていました。

「叱る」ことが日常的に行われている現場でこのような「暖かい」対応の共通理解を築きあげていくことは、かなり難しく、根気のいることであるといえます。もちろん長い時間がかかるのかもしれません。
支援の現場を変えていくためには、きちんと成果を示しながら「正しい」対応の有効性を認めてもらうしかないようです。


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