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ABAが入る?入らない?

応用行動分析の基本的なお話をしたときに
その基本的な考え方がすとんと入っていく先生と入っていかない先生がいることに気づきました。

どの学校・学級にもある程度の「特性」をもったお子さんがいます。
その子の「困り感」の表れであるいわゆる「行動問題」に対してどのように支援していけばよいのかという話をした時に、
「『行動』は『先行事象』と『結果・対応』を変えることによって変容していくのですよ」という私の話に対する反応がはっきりと分かれます。
「なるほど、ではこうゆう時の状況をこのように変えてみます。」「今までこのように対応してきたことをこのように変えます。」と「行動」を分析することによって支援を行っていこうという先生がいます。
残念なことですが逆に、「この子の××と言う行動はこの子の持つ衝動性からくるものですから・・・」とABAの基本的な考え方が入っていかない先生もいます。

この違いは何にあるのか考えてみました。
中途半端な「発達障害」に対する理解が子どもの見方を硬直化させていることがしばしば見られます。
「衝動的な行動をするからAD/HDだ。AD/HDだらか衝動的な行動をするのだ。」という解決のない無限ループに自らが迷い込んでいることに気が付かないのだろうとも思います。

仮説を立てること、それを実際の支援に生かしてみること、支援の成果を本人や家族と共有すること。

この辺りのことをきちんと押さえながら、子どもの成長・発達に寄り添っていくことが求められていると思います。

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ABA(応用行動分析)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
先日はありがとうございました。
お返しではありませんがちょっとコメント
です。
 おっしゃること、よくわかります。
「説明概念」にとらわれてしまうヒトいま
すよね。初期理解にはそういうもの必要か
もしれませんが、そこに「行動には原因が
ある、意味がある」だからそこにアプロー
チをというABA的なるものが付随しないと
支援は深まっていかない。
そう考えると、啓蒙啓発やコンサルテーシ
ョンの中でABAをどう織り込んでいくかは
我々の課題ですねえ。
そして、こんな思考が身につくと診断名に
とらわれなくなり、こどもと向き合う時に
ある種の自由がやってくる。資源やヒント
は増える気がします。
長文失礼しました。

投稿: Tom | 2010年6月18日 (金) 04時38分

仮説をたてること、やってみること。
自分が変わらなければ、何も動いていきませんよね。良い方向にばかりいくとは限らないけど、うまくいかなかったら、次は・・・と考えられるようでいたいと思います。
いつも、ありがとうございます。

投稿: あっき~ | 2010年6月18日 (金) 21時54分

TOMさんいつもありがとうございます!
「こんな思考が身につくと診断名にとらわれなくなり、こどもと向き合う時にある種の自由がやってくる。」
その通りだなあと思いました。
この辺りの感覚を「自分が変わった」と表現した先生がみえました。

押し付けではないコンサルテーションの中でABAを織り込んでいくことを狙っていくことにしますね。いくつかの学校での研修会の内容にしっかり位置付けていこうと思っています。

投稿: BOGEY | 2010年6月19日 (土) 23時16分

あっき~さんお元気ですか?
あなたの子どもに対する深い思いはいつもきちんと子どもたちに伝わっていると感じていました。
きっと支援者を支援する場合でも同じだと思いますよ。
より多くの子どもたちのために、どんなことができるのかこれからも一緒に考えていけたらいいですね。


投稿: BOGEY | 2010年6月19日 (土) 23時27分

お久しぶりです。今年の担任がこのタイプで困ってます。去年までは本当によくしてくださった先生たちにあたっていたのでこういう悩みはなかったのですが。

発達障害だから言うことを聞かないのは当然と思っているらしく・・・その方法が「授業中に人に迷惑をかけなければ好き勝手してよい」なんです。挙句に息子は授業中にイライラしてなくても関係ない本を読んでいても放置状態が続いてました。それで他の子から「あいつはちゃんとできないから」と思われて悪循環。

一声かけると集中も戻るし指示も通るって、前の担任からも、私からも伝えているんですけどね。息子にもそれは禁止して、担任にも一声かけてくれ、とは改めて頼んでおきました。それで一応落ち着きました。

発達障害の一般論ではなくて、その子自身と前後関係を見てほしいとつくづく感じた出来事でした。

投稿: discover-xxx | 2010年6月21日 (月) 00時48分

ご無沙汰しています!
「こうすればうまくいく」そうゆうノウハウをきちんと学校で引き継ぎながら途切れのない支援を続けていくことはとても大切なことですね。

担任を育てる気持ちで、もっともっといろんな話をしてあげてくださいね。

「発達障害の一般論ではなくて、その子自身と前後関係を見てほしい」
本当にその通りだと思います。

投稿: BOGEY | 2010年6月22日 (火) 20時40分

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