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「移行支援は保護者支援」

「特総研」研修会でのパネラーのこの発言は以前も紹介しましたが、
そのとおりだなあと感じる相談事例がありました。

小学校6年生のお子さんで、中学校からの転籍も視野に入れた今後の支援を親ごさんと一緒に考えていくというケースです。私がWISCⅢの検査を行ってその結果報告を兼ねたものでした。
親ごさんとの面談前に管理職や校内特別支援教育コーディネーター(校内CO)、担任との支援の方向性の確認にもかなりの時間をかけました。学習面での課題は多いのですが、それ以外での課題がとても少ないお子さんのため、校内では判断しかねているとのことでした。WISCのスコアも同様のことがはっきりと見て取れるものでした。

親ごさんは、個別指導を含めた手厚い支援の必要性を充分に感じられているのですが、中学校のスタートからの転籍についてはいろいろな面での不安感が強いようでした。中学校での授業や「交流」の様子も具体的には分からない、今までの友だちとの関係がどうなるかや支援学級に対する周囲の「偏見」についても大変不安であるとのことでした。
これらの親ごさんのたくさんの不安を解消することなしに、本人への支援は成り立たないと強く思いました。

懇談では充分に親ごさんのお話を伺いました。一つ一つの不安を解消するために、まずは小学校には中学校との連携をお願いをして、中学校側と親ごさんとの面談をもつようにお願いしました。
中学校での具体的な学習や生活のイメージを本人や親ごさんに持ってもらうことは大切ですし、このことを通して中学校の受け入れ態勢もよりよいものにしてもらおうという狙いもあります。

お子さん本人と親ごさんが安心して新しい学校生活を迎えられるような「移行支援」がこの時期どこの現場でも求められているんだと思いました。


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