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「支援力」養成講座 その2 教師のスタンス(2) 

その2 「教師のスタンス」について。(その2)

生活指導や学級集団作りにおいて、教師が「最も困難な」子どもたちの立場に立つということについて考えていきます。

ある退職したベテランの先生からお聞きしたお話です。
退職後、非常勤講師として少人数授業の担当になった時のことだそうです。小学校4年生の算数の時間に学習面でも生活面でも課題を抱えているAさんに寄り添って授業を進めていると、クラスのリーダー格の子どもが「先生、なんでAに教えるの?Aは誰かが手伝ってもらうとがんばらへんから、そんなに優しく教えたらあかんのやで。」ときつい口調でいったそうです。
どうもその学級の担任はできないのは「本人が悪いから、本人の努力が足りないから」と常々Aさんをみんなの前で叱っているらしいのです。
毎日の学級での教師の困難な子どもたちに対する「態度」は、如実に子どもたちに反映します。つまり「後ろ姿」を見て学んでいるのです。残念ながら小学校では「反面教師」にすらならないのです。
「助け合う」とか「支え合う」とか「学び合う」等という言葉はどこの学校の教育目標にもある言葉ですが、「個別主義」「能力主義」が効率的な教育であると未だに信じている教師も残念ながらいます。

また、「子どもたちのことは子どもたちで解決させる」と豪語して、教師の代わりに子どもたち同士で注意し合ったり、批判し合わせたりしている教師に出会ったこともあります。そのクラスの子どもたちは「問題」がある子どもを注意することがさも「正義」であるかのようにいつも同じ子に「○○そんなことしたらあかん!」ときつい言葉を投げつけます。でも、仲間内の不正には何も言わないでいることに担任は気づいていないのです。その子をどんどん追い込んでいるのが自分であり自分のクラスであることに気づいていないのです。
このように「自主・自律」を大きく勘違いしている教師も残念ながらいます。

「いじめ」を助長していることにすら気づかない担任に同僚としては言いにくいようなことも、巡回訪問している立場の人間なら指摘することができます。そこで教師の「気づき」が生まれれば子どもたちが救われます。(ごめんなさい、これは本論とは違いますね。)
勢い余ってここまて書きましたが、これも現実です。
ただ、捨てたもんでもないのが学校現場です。とても素敵な「スタンス」の先生もたくさんいます。

そのあたりは、この次に・・・


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コメント

あぁ、言っちゃいましたね(笑)
でも、どこの学校でも少なからずあるこの現実を踏まえるからこそ、次のお話が輝くのですよね・・・と思ったら、もう更新されてましたね。「そのやり方は間違っている」と頭ごなしに言っても聴く耳は持てないけど、「子ども同士の『支援力』=ピアサポートの力を育てていきませんか。」という言い方なら、建設的な対話ができそうですよね。

投稿: hige | 2011年3月 2日 (水) 20時30分

higeさんコメントありがとうございます。

”「子ども同士の『支援力』=ピアサポートの力を育てていきませんか。」という言い方”
さすがですね、なるほどこういう言い方なら角が立たないですものね。
私はまだまだそのあたりのスキルが充分ではないようです。
どんな先生とでも建設的な対話ができなければプロとは言えませんね。

投稿: BOGEY | 2011年3月 2日 (水) 21時02分

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