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「自分を外から見る」

自分の言動を客観的に観ることができないお子さんが増加しているように感じています。

自分は他の子に手を出したり、ひどいことばをかけることがあっても、自分にそのようなことがあるとパニックになったりひどく怒ったりするお子さんや、みんなが静かにしている時に1人だけ大声をだして自分のことを話そうとしているお子さんなどです。
周囲からは「自己中」で「わがまま」と受け止められがちなお子さんたちです。
このようなお子さんたちにはまず、どのようなことで「しんどい」思いをしているのかをアセスメントし理解してあげること、そしてその子に応じた教室内の環境調整や学習指導での配慮がまず必要です。

その上で、「自分を外から見る」経験をさせてあげることが大切だと考えています。

ある先生は、みんなが静かに学習に取り組んでいる時に騒いでいたお子さんを、叱るのではなく先生のいる教室の前に呼んで、そこからからクラスのみんなの様子を見させることで「気づかせよう」としているとのことでした。
友だちとのトラブルが絶えない子についても、他の子ども同士のトラブルについてそれぞれの子がどんな思いであったのかを考えさせる経験を通して、自分の言動を振り返ることが徐々にできるようになってきたという実践もあります。
コミック会話(簡単なマンガと吹き出し)で、双方の気持ちを書き込んで客観的な位置から振り返ることで以前よりもトラブルが少なくなった子もいます。
自閉症関係の学会ではSSTの自らの様子をVTRで見せることが一番いいと話していた専門家もいました。

「自分を外から見る」力は短期間の取り組みで身に付くものではなく、息の長い取り組みの中で徐々に付いていくものだと思います。できるだけ「自分を外から見る」経験を多くさせてあげたいとお見ます。
そして、以前の姿と比べて進歩・成長したところを具体的に子どもに示して褒めてあげることもとても大切だと思っています。


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