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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:着席行動(2) 

着席行動の前提条件を考えてみました。

1 座って何をするかがはっきりしている。子どもが今からなにをするのかを理解している。
2 座って取り組む活動が子どもの能力に応じたものになっている。(簡単すぎない。難しすぎない。)
3 座って取り組んだ成果が子どもにフィードバックされている。(適切な「強化」がなされている。)

着席行動を背筋や腹筋の問題であるとか、感覚統合的にみてどうであるとか、などと言われることもありますが、多くの場合は上記の3点が課題になると考えています。

さて、前回紹介した幼稚園や保育園の先生(保育士)の場合。
言葉かけが大変丁寧であるとともに、「~さん。ちゃんと座れてるね。」「~さん。とても姿勢がいいです。」と即時評価をしています。これからすることについても、パターンを変えずに毎日行っているため、子どもたちも理解しています。
もちろんこのような働きかけを意識的にしている小学校の先生もたくさんいます。しかし、前回の記事で紹介したような「学級崩壊」状態になっているクラスがあることも事実です。このことを、小学校では教科書を教えなければならないから。小学校には加配教員がいないから。小学生は素直に言うことを聞かないから。・・・などのような「言い訳」が通用するはずもありません。

では、座っていられない授業とはどんなものでしょう
1 授業の流れがこどもたちに見えにくい。パターン化していない。見通しが持てない。
2 話し合いや答えの発表などが一部の子どもだけで進んでいる。
3 先生の話しや学習内容ががわからない。あるいは簡単すぎる。
4 先生の「注意」や「おこごと」ばかり聞こえてくる。

前回の記事で「着席」ができないクラスはつまり「崩壊」しているクラスだと書きました。
「学級崩壊」は授業が成立しなくなった所から始まります。上記の「座っていられない授業」は授業として成立していないといえるのです。(ごめんなさい、まわりくどい言い方ですね・・・)

先生の注意の声が響いても、何人かの子どもたちは座らず、座っている子も勝手な私語をし、その中で先生が授業を進めていく・・・
こんな状態の時、必要なのは教科書の進度を予定通りに進めることではなく、「リセット」をすることです。

子どもたちが座って取り組める課題はどのようなもので、それをどう評価するのか。
子どもたちが見通しをもって学習に取り組めるような示し方どのようなものか。
「着席行動」をさせるには、これまでの自らの授業を見直すという根本からの「リセット」が必要なのです。

スタートライン:授業の成立 に続きます。


「学級崩壊」については、以前の「STOP THE 学級崩壊」と「学級の『荒れ』を回復する」の2つのシリーズでも書いています。(STOP~はABA的な観点で、学級の~は教師のコントロール力を主に書いています。)


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