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2011年3月

「支援力」養成講座 その3 スタートライン:授業の成立(4) 

「聞く力」について、これまでのこのブログの記事で関連するものは以下の記事です。

ダウト読み
授業配慮と共に基礎トレーニングを Part1・2
「見る・聴く」力

スタートライン:「授業の成立」の必要条件の「聞く」についてはとりあえずここまでにして、次に進みます。

次からは その3 スタートライン:学級集団作り 
「学級集団」がなぜ大切なのか、どのように育てていくのかを考えていきます。

(どうも「スタートライン」が本論のように長くなってきましたが・・・気にせず走っていきますね(*^^)v きっと章立ては後日変更になると思いますから。)


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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:授業の成立(3) 

このシリーズは少し間を開けてしまいました。
この間たくさんの人とたくさんの話をしました。
たくさんの人と繋がれたことに感謝しています。

では、「聞く力」をつけることについて今回は述べます。
教育活動の中で「聞く」力は「話す力」や「書く力」よりも大切だと考えています。
基礎の基礎が「聞く」活動だと思っています。

レッスン1 話をする人の方におへそを向ける
話をしている人の方を向くのではなく、おへそを向けるのです。話手をまっすぐに見ることで声だけでなく全体像を見ることができます。人と人とのコミュニケーションは音声だけではありません。

レッスン2 聞いたことを確認する
話したことを復唱させることは、きちんと聞くことを強化するとともに話の内容を正確に理解することに繋がります。

レッスン3 聞いたことをメモする・要約する
思考活動に繋がる聞き方、メモの仕方をトレーニングすることはとても大切です。

レッスン4 聞く力を付けるゲーム 
ダウト読み、サイモンセッズ(だるまさん)、伝言ゲーム・・・etc


今日はここまでで・・・


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ありがとうの・・・

ありがとうの涙が今
この胸にあふれてるよ
ずっとずっと君を守りたい
桜が降る 桜が降る 新しい僕らの上に
ずっと ずっと 手をつないで歩いて行こう
いつまでも・・・

久しぶりに元相棒や支援員さんや親ごさんたちと
楽しい時間を過ごしたあとに
私の頭の中はこの歌がずっと流れていました

子どもを中心に大人たちが手をつないでいくこと、
互いに互いの存在を「ありがとう」と思えること、

そんな関係であることが「幸せ」だと思います

ホントは恋愛の歌ですが・・・
私には「幸せ」の歌に聞こえてくるのです。


今日はもうひとつのブログ風ですねww


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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:授業の成立(2) 

「支援力」養成講座 その3 スタートライン:授業の成立(2) 

授業の成立の条件としての「聞く」についての2回目です。

担任の教師が子どもたちに話す言葉は指示・指導・支援・注意・説明・評価など大変種類も数も多いのです。
クラス全体に対して話していることが「伝わらない・通らない」場合何が原因といえるのでしょうか・・・

実はこのようなケースのほとんどの場合は、担任の「徹底力」不足であるといえます。
クラスの中には、なかなかじっとすることができない子、静かに聞けない子、聞こうとしない子などが何人もいます。
そのような場合に、クラス全体を静かな状態にして「聞かせる」ことが徹底できる担任とそうでない担任がいます。
毎日何十回・何百回もある教師の話がどの程度徹底されているかは、支援・指導の効果に大きく関わります。そのあたりを自覚して、担任した初日からこの「聞く」というトレーニングを徹底する教師は初めの3日間で勝負を決めます。私の尊敬するある先輩教師は始業式から教室に帰ってほんの10分間で決定打を打っていました。

担任する子どもたちが「聞けない・聞く力がない」と嘆く前に、自らの「聞かせる力」を磨く必要があります。
大きな声で「聞きなさい!」という徹底の仕方もあれば、ブロックサインをさりげなくするだけで教室全体が静まり返る方法もあります。

もちろん子どもたちの「聞く力」も充分に付けてあげなければいけません。

つづく・・・


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○のない大人×だらけの子ども

「○のない大人×だらけの子ども」 袰岩 奈々著 集英社新書 735円

前著「感じない子ども こころを扱えない大人」の続編ともいえる本です。前作から10年の間に子どもたちは一層の困難に直面しているのかもしれません。

本書では
「なぜ自分につく×に怖れるのか」と「どうやって自分に○をつけるか」を中心に丁寧に述べています。

「自己肯定感」が大人にとっても子どもにとっても大切であることはとてもはっきりしていることです。

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がんばれ宮城教育大付属特別支援学校!

特別支援教育のブログランキングでいつも近くにいる「宮城教育大学付属特別支援学校ブログ」をご覧ください。

自らの学校も甚大な被害を受けながらも、
災害時の障害児への対応のための手引き(新潟小児学会)や
ハルヤンネさんの「災害時の心得」などを紹介しています。


リンクはこちら宮城教育大学付属特別支援学校


TVはあまり見ていませんが、心はいつも「最も困難な」あなたの近くにいたいと思っています。 にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

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どなたかTV報道を何とかしてください

「特別支援教育ネットワーク」というMLに参加しています。
震災の現場からの声として以下のようなメールが届きましたので紹介します。

(以下メール内容:発信者のお名前は伏せます)

ずっとROMしてましたが、みなさまにお願いしたいことがあります。
震災以来、毎日学校へ行き、避難所の運営に当たってきました。
三田地先生のファシリテーションの手法を応用して、運営の見える化を徹底させました。そして、運営をしながら各係分担の支援マニュアルを作成し、交代制をすくことができました。本当に、ホスピタリティーのある避難所を提供できています。
しかし、日々、大変な状況です。
津波で流されてかろうじて助かった子供もやってきています。
津波だけだったら、地震だけだったら、本当に安心・安全を提供できていると思います。
今一番の恐怖は原発です。
ガソリンがないのにいつこの避難所を追い出されるのかという不安にさいなまれています。
それをあおるのが、マスコミの報道のことです。
今回の原発の報道の仕方は、最悪です。
地元ラジオ局の放送は、被災者の立場に立ち良いです。寝ずにやっており頭が下がります。
TV報道は、最悪です。
何度も何度も繰り返し、原発の爆発を視覚的に提供しています。
いつの爆発かもはっきりさせないまま放映するので、被災者や支援者は、まるで何度も爆発したかのように思ってしまうのです。
見せるなら、きちんと伝えないと、その都度被曝していることになってしまいます。
今は、ラジオは少なく、大型テレビがたくさんあるのです。
だから自然とその情報が優位になってしまいます。
避難所の人だけでなく、家で待避しいている人も同じです。
おそらく、現場で支援活動している人はいいけど、屋内避難している人も
ひどいトラウマになってしまいます。
TV報道は、他人事に感じます。
福島の人は、見捨てられていると心底思い始めています。
生殺し状態と言えます。
お笑いの番組の方が救われます。
どうか、どなたかこのことをマスコミに訴えて頂けないでしょうか。
お願いします。

(以上)

どなたか、抗議電話よりも影響力がある方法をご存じの方はみえませんか?


今日、卒業式に参加してくれたELTのカリフォルニア出身のJさんは明日から北関東に行きボランティア活動に参加するとのことでした。頭が下がるばかりです。にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ


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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:授業の成立(1) 

「着席行動」の次は「授業の成立」です。

巡回訪問をしていると様々な「授業」に出会います。

子どもたちの騒がしい声の中、先生の授業を進める声だけが虚しく天井に消えていく授業もあれば、シーンとした中、真剣なまなざしで先生の話を聞いている授業もあります。
「それでは、どうぞ」との先生の声だけで、あとは子どもたちの話し合いだけでほとんどが進む授業もありました。

ベテラン担任の名人芸による授業ではなく、普通の「授業の成立」について考えていきます。

着席行動については、前回までに述べました。
座った後に大切なこと、それは「聞く」です。最近はどの小学校も「聞く力」の重要性を再認識して、授業研究などのテーマの一つとして取り組んでいます。

「聞く」という活動は
1 物理的に「聞こえている」こと
2 子どもが意識的に「聞いている」こと
3 話された内容が「理解」されていること
の3点で成り立っています。

「話している人の立場に立って聞く」とか「話されていることに対して自分がどう思うか考えながら聞く」などという思考活動を含めた「聞く」もありますが、これはもっと後の話しですね。

物理的に「聞こえる」ためには
当然、子どもたちの私語がないことや他の雑音がないことが条件ですが、教師が話しだすと必ず私語を始める子がいる場合や常に何かをたたいて音を出したり、イスをカタカタといわせている子もいます。
逆に先生の声が小さい、不明瞭である、早口であるという場合もあります。

子どもたちが意識的に「聞く」ためには
「聞く」内容が興味や関心を持つことであることや、「聞く」ことによって何らかの強化やメリットがあることが必要です。

「聞いた」内容が理解されるものでなければ、当然「聞く」活動は強化されません。
子どもの到達度を無視して教科書(指導書)をそのまま教えている場合このようなことが起こります。教材研究以前の問題です。


また、長くなりそうなので次回に続きます


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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:着席行動(2) 

着席行動の前提条件を考えてみました。

1 座って何をするかがはっきりしている。子どもが今からなにをするのかを理解している。
2 座って取り組む活動が子どもの能力に応じたものになっている。(簡単すぎない。難しすぎない。)
3 座って取り組んだ成果が子どもにフィードバックされている。(適切な「強化」がなされている。)

着席行動を背筋や腹筋の問題であるとか、感覚統合的にみてどうであるとか、などと言われることもありますが、多くの場合は上記の3点が課題になると考えています。

さて、前回紹介した幼稚園や保育園の先生(保育士)の場合。
言葉かけが大変丁寧であるとともに、「~さん。ちゃんと座れてるね。」「~さん。とても姿勢がいいです。」と即時評価をしています。これからすることについても、パターンを変えずに毎日行っているため、子どもたちも理解しています。
もちろんこのような働きかけを意識的にしている小学校の先生もたくさんいます。しかし、前回の記事で紹介したような「学級崩壊」状態になっているクラスがあることも事実です。このことを、小学校では教科書を教えなければならないから。小学校には加配教員がいないから。小学生は素直に言うことを聞かないから。・・・などのような「言い訳」が通用するはずもありません。

では、座っていられない授業とはどんなものでしょう
1 授業の流れがこどもたちに見えにくい。パターン化していない。見通しが持てない。
2 話し合いや答えの発表などが一部の子どもだけで進んでいる。
3 先生の話しや学習内容ががわからない。あるいは簡単すぎる。
4 先生の「注意」や「おこごと」ばかり聞こえてくる。

前回の記事で「着席」ができないクラスはつまり「崩壊」しているクラスだと書きました。
「学級崩壊」は授業が成立しなくなった所から始まります。上記の「座っていられない授業」は授業として成立していないといえるのです。(ごめんなさい、まわりくどい言い方ですね・・・)

先生の注意の声が響いても、何人かの子どもたちは座らず、座っている子も勝手な私語をし、その中で先生が授業を進めていく・・・
こんな状態の時、必要なのは教科書の進度を予定通りに進めることではなく、「リセット」をすることです。

子どもたちが座って取り組める課題はどのようなもので、それをどう評価するのか。
子どもたちが見通しをもって学習に取り組めるような示し方どのようなものか。
「着席行動」をさせるには、これまでの自らの授業を見直すという根本からの「リセット」が必要なのです。

スタートライン:授業の成立 に続きます。


「学級崩壊」については、以前の「STOP THE 学級崩壊」と「学級の『荒れ』を回復する」の2つのシリーズでも書いています。(STOP~はABA的な観点で、学級の~は教師のコントロール力を主に書いています。)


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義援金の受付

日本自閉症協会では被災された同会員のための義援金を受け付けています。

リンクはこちら日本自閉症協会

自閉症スペクトラムの方々の避難生活における「困難さ」は想像を越えるものであると思います。
まず、できることから始めたいと考えています。


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今は

今は

祈る以外は

何もできないけれど・・・

人を信じることはできます

http://prayforjapan.jp/tweet.html

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一刻も


一刻も速く

被災された人々の

無事と

復興を

祈るばかりです


人は弱く儚い存在だからこそ

穏やかに

穏やかに

過ごしていきたい存在なのです

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「支援力」養成講座 その3 スタートライン:着席行動(1) 

その3はスタートラインについてです。「適切な支援」を可能にするための必要条件としてのスタートラインです。
このスタートラインに着くまでの課題が山積している学級も実はたくさんあります。基本の「き」としていくつかの大切なことをこれから述べていきます。

まずは「着席行動」です。

幼稚園や保育園に観察に行くと、年長児のクラスではこの「着席行動」に焦点を当てた指導がきちんとされているので感心することが多くありました。

先生の短い声かけでさっとイスを並べて、背筋を伸ばしたきちんとした姿勢で先生の方を向いている「おっきいぐみさん」たち。小学校のように個々の机がないからか、だらっと机にもたれかかる子も、おへそが天井を向く子もいません。「キラ、キラ、キラ、キラ手はおひざ~♪」なんてやっているわけではなく、先生のはっきりとした「お話を聞く姿勢になりましょう」という声かけでできているのです。

かたや、ある小学校の中学年の教室では、給食中にたち歩いてパンをぶつけ合ったり、食器を放り投げて食器かごに入れていたりします。給食当番ではない子が勝手に自分の分だけ好きなだけ給食を入れて、当番の子はエプロンも付けずに廊下で追いかけっこをしているなんていう場面に出くわしたこともあります。
また、何人かの参観者がいるにもかかわらず国語の時間中に教室の中でドッチボールを投げ合う、後ろの女の子を殴って泣かせた男の子に見かねて注意した参観者に食ってかかきた。なんていう低学年の教室もあります。

「着席」ができないクラスはつまり「崩壊」しているクラスなのです。

なにがどう違うのか。なにをどこで間違ってしまったのか・・・続きます

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「支援力」養成講座 その2 教師のスタンス(5) 

生活指導や学級集団作りにおいて、教師のスタンス=教師が「最も困難な」子どもたちの立場に立つということについて何回か書いてきました。(まだまだ、紹介したい先生はいるのですが・・・これまでのこのカテゴリーの記事を参照してください。)

クラスの中には、「最も困難な」子たちに対して「攻撃的」な言動を行う子が何人かいることがあります。そんな時に、「攻撃的な子」がなぜそのような行動するのかを考え、その子たちに対しても同じように「寄り添う」ことができる先生がいました。
もちろんその先生は「攻撃的」な言動を許さず注意や指導もするのですが、そのような言動の原因がその子の「特性」である可能性があることに気付いているからです。

クラスの中でトラブルが絶えない子どもたちの関係をどう見るのか。「問題行動」がいくつも続いている子どもをどうとらえるのか。まったく目立たないが学校生活の中で「困っている」子をどう支援していくか。・・・
常に「困った」子としてではなく「困っている」子としてとらえられるスタンスを持つことが求められていると思います。

次は「その3」のスタートです。内容は学級経営の「いろはの”い”」または「崩壊からの再生」。これって実は同じことなのかもしれないと最近考えています。


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「支援力」養成講座 その2 教師のスタンス(4) 

素敵な先生たちの続きです。

「認めあい」をつくり上げていく先生。
高学年になるとそれまでの子どもたちの関係性を簡単には変えることができません。しかし、E先生は5年生という学校行事や責任を持った仕事が増える時期であることを利用して、1人1人の子の「長所」をクラス全員が認めあうような働きかけを常に意識して取り組んでいました。
マンガを描くことが得意な子。みんなの前で話すのが得意な子。歌が得意な子。踊りが得意な子。・・・上手に日替わりのヒロイン・ヒーローを創り出していくのでした。
E先生が最も「しんどい子」と感じていたFさんは、クラスの友だちの応援を受けながら卒業生を送る会での劇の主役を堂々と演じていました。(このFさんとE先生のエピソードは書き出したらきりがないぐらいあるのですが・・・)

G先生はクラスのみんなが同じクラスの仲間に無関心であることに気づき、「あなたはこんなところがすてきです」カードを作りました。全員にクラスの人数分のカードを配り、1人1人の「すてきなところ」を書いては相手に渡していくという時間を何回もとりました。
「はい、どうぞ」と笑顔でカードを渡せば「ありがとう」と照れ笑いしながら受け取る。教室の中がとても暖かな雰囲気で包まれていったそうです。
受け取ったカードを大きな紙に貼らせ、真ん中に「ありがとうみんな」という題で返事の文章を書かせたそうです。その文章の中には「自分では気づかなかった自分のすてきなところを気づかせてくれた」といった内容が多かったということでした。G先生はそれをすべて印刷し、文集のように綴じて家庭に持ち帰らせて親ごさんたちに読んでもらったとのことでした。32×31個の「あなたはこんなにすてきです」のメッセージと32個の「ありがとうみんな」のお返事。一生の宝物かもしれません。

H先生はとても「乱暴だ」といわれているIさんとJさんの2人の子の担任になりました。前の担任の先生から、「ハサミで人の服を切ったり、大暴れしたりするから体を張って止めてください。」という引継ぎがあった子たちです。H先生はこんな引き継ぎはあんまり信用しないで、始業式の日から2人を大きな声で呼んでは、「先生の大事な~を~から持って来て」とか「これを職員室の教頭先生のところへ持っていって」とかいって、たくさんの仕事をさせていました。2人はいつもうれしそうな顔で生き生きと仕事をしていました。
そうじがはじまると2人は「雑巾絞り隊」として次から次にやってくる「床拭き」の子たちの雑巾を洗っては絞るのでした。「一番力が強いもの」として絞り残しは許されません。一生懸命すると、昨年までは言われたことのない「ありがとう」をみんなに言ってもらえました。クラスのみんなも2人が「とても怖い子たち」ではないことに気がついたとのことでした。

もしかするとまだ続くかも・・・


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「支援力」養成講座 その2 教師のスタンス(3) 

生活指導や学級集団作りにおいて、教師のスタンス=教師が「最も困難な」子どもたちの立場に立つということについて考えています。
今回は「最も困難な課題を抱える子」に寄り添う先生たちの登場です。

「分析」できる先生。
A先生は一見わがままですぐに教室から飛び出してしまうBさんに手を焼いていました。それは、今まで自分がしていた対応ではBさんはちっとも変わらずに「困った」行動を繰り返していたからです。A先生はどんな時にBさんが困った行動をしているのか観察し分析しました。
そうしたら友だちがBさんのことを非難した時や苦手な勉強の時だと気がついたのです。A先生はそれからクラスの子たちに「何かあったときは直接Bさんに言うのではなく先に先生に言いに来てください。」と話しました。つまりショックアブソーバーの役割を先生が果たそうとしたのです。もちろんBさんの苦手な勉強の時間はBさんが楽に過ごせるような工夫もするようになりました。
「どんな時にどんな行動になるのか。」を分析でき、具体的な対応を考えることができる先生は本当の意味で寄り添った支援ができる先生です。
A先生のもうひとつの素晴らしい所は、自分自身の指導・支援がBさんを担任して変わったことをBさんに今でも感謝していることです。

「その子に寄り添う子」を大いに讃える先生。
C先生は、クラスにいるアスペルガー症候群と診断があるDさんのいつも味方でした。Dさんの思いを大切にしながら、粘り強く対応をされていました。そしてDさんのよい所を認めてあげられる子やDさんに寄り添っている子をうんと認めてあげていました。(実際担任の先生よりもDさんのことをよくわかっている子たちなのでした。)
C先生は子どもの本当の成長は友だちと一緒に克ちとっていくものだと考えているそうです。

もっとたくさんの先生が登場します・・・


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