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やっぱり不適切な行動には・・・

「やっぱり不適切な行動には『無視』が一番だ」という結論に到達しました。
放課後の職員室で高学年の担任の先生や専科の先生と話していた時のことです。

話していたのは高機能の自閉症スペクトラムのお子さんのケースでのことでした。
挑発的な言動の多いお子さんですが、担任の先生はとてもクールな対応をしています。先生が決して感情的になることがないため、そのお子さんも担任の先生に対してはとても「紳士的」な接し方をしているのです。

それまでは自分の挑発に感情的に対応する大人に対してはより挑発的な態度をとり、「怒らせる」ことが多いお子さんでした。このような時彼は、「自分が立場的に上に立った。大人をコントロールしている。」というような誤った感じ方をしていたのではないかと思います。

専科の先生は図工の時間にそのお子さんが自分の画用紙をくちゃくちゃにしたことに対して、個別には対応せずに、授業を淡々と進めるという賢明なスルーをしながら授業を進めたそうです。
しばらくして「もう一枚紙をください」といってきた時に、「いいにこれて、えらかったね。」と一言だけいったそうでした。

人間関係の作り方やコミュニケーションのとり方で「誤学習」をしてしまった場合、関わる人が感情的になることは状況を悪いものにします。
「無視する」「スルーする」「コメントしない」「間違いは正すが感情的にならない」「不適切な行動の次の行動を評価できるものにする」・・・

もちろん応用行動分析のABC分析を行うことが一番ですが、ちょっとした対応で大きく変わることもあるのです。

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コメント

とても参考になります、他の記事も拝見させていただきますね!

投稿: たくみ | 2011年6月23日 (木) 11時54分

たくみさんコメントありがとうございます。
最先端技術とのコラボもあるかもしれませんね。

投稿: BOGEY | 2011年6月23日 (木) 20時21分

まさにプロフェッショナルな対応ですね。
このような考え方が、早く広く一般に広まってほしいな、と思います。
「誤学習」させられた上に、本人だけが悪いように非難されるのは見ていてつらいです。
親としては、「先生の対応が・・・」とは言いにくく。。。
すみません。愚痴っぽくなってしまいました。

ABC分析をする場合にも、「無反応」で対応した場合の反応が、より機能の特定を助けますよね。

投稿: ぴさまま | 2011年6月30日 (木) 13時46分

ぴさままさん!お元気ですか?
コメントありがとうございます。プチ愚痴も大歓迎ですよww
私の仕事の一つはこういった素敵なプロ教師の対応を広めていくことなので、これからもがんばりますね。


投稿: BOGEY | 2011年6月30日 (木) 23時30分

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