« 自閉症スペクトラム児と部活 | トップページ | コンピューターください »

特別支援教育の「勝利」

巡回訪問の地区割りの変更によって2年間訪問のブランクのあった学校に再び訪問しました。

私がはじめて訪問した時2年生だったRさんはもう5年生になっています。
教室をのぞいたとたんに「あ、○○○○○先生!」と大きな声で私をフルネームで呼んでくれました。私のことを覚えていてくれた以上に驚いたことは、彼が大変落ち着いて授業に参加しており、「問題行動」もほとんど見られなくなったということです。小数のかけ算の答えを発表してクラスのみんなから「賛成!」という声をもらって微笑んでいるRさんの姿に感慨すらおぼえました。
エスケープ・対教師暴力・他の児童への暴力・危険行為・逸脱行為・・・あげればきりがないような毎日だったRさんが少しずつ確かな成長を積み重ねていけたのは、その学校の支援体制がしっかりしたものであったからです。担任の先生との関係改善やクラスをサポートする体制をとり、その後もていねいな支援を積み重ねてきたことなどが効果的であったのだと思いました。彼のことを「衝動的で攻撃的だ」と決めつけて専門機関に「丸投げ」するのではなく、毎日通っているこの学校でどのような支援をしていくのかを考え、きちんと取り組んだ成果であると感じました。

「困った行動」が多い子どもに対してとても安易に「専門機関への紹介」や「転籍」の話しが出ることが増えていると感じていた私には、(「勝利」なんていう言葉は本当は適切ではないのですが)通常学級での特別支援教育のひとつの「勝利」なのだと思えてしかたありませんでした。

もちろん一番頑張ったのはRさん本人なんですけどね・・・

ブログランキングに参加しています。1日1回ぽちっとお願いします。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

|

« 自閉症スペクトラム児と部活 | トップページ | コンピューターください »

通常学級における発達支援」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502259/51838302

この記事へのトラックバック一覧です: 特別支援教育の「勝利」:

« 自閉症スペクトラム児と部活 | トップページ | コンピューターください »