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2011年8月

「誰だってちょっと落ちこぼれ」

「誰だってちょっと落ちこぼれ」~スヌーピーたちに学ぶ知恵~
河合隼雄+谷川俊太郎著 講談社


ツイッターで私がフォローしている人のお勧めの書籍です。
もう絶版で中古本しかないかもしれませんが・・・
心理学の大先生と「鉄腕アトム」主題歌!の作詞者の対談集です。

4コマ漫画「ピーナッツ」を題材にすべての人が持っている凸凹をあたたかく見守り、認めるメッセージを届けてくれる書籍です。
そういえば主人公だけでなく、ライナスもピッグペンもルーシーもシュローダーもみんなみんな個性的な子たちばかりですものね・・・

これは余談ですが、私が教師になりたての頃、谷川さんとお話をする機会がありました。その時は国語教科書での自分の作品の扱いに随分ご立腹のようでした。

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Steps to Independence

邦題は「親と教師が今日からできる 家庭・社会生活のためのABA指導プログラム」です。



この手のアメリカの専門書はappendices(付録)が充実しているものですが本書では、基礎スキル・身辺自立スキル練習プログラムなど約120ページです。付録がなんと全体の3分の1を占めているのです。
本文の中にも、子どもにつけたいスキルを書き込んだり、チェックをしたりする表などもあります。

具体的なスキル指導の方法が満載の書籍です。
そのまま使えるものもあれば、お子さんの状況によってアレンジすれば随分役立つものもあります。

邦訳されたハウツーものとしては一番の出来だと思います。
ABAをこの本から学び始めることもできる良書です。


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モア・ノーマン

最近ゴルフを始めましたww(もういっこのブログ風です)
新しいこと好きなので、いろんなことをインターネットで調べていると、一人の偉大なゴルフ界の「サバン」にたどり着きました。

モア・ノーマンというカナダ人のプロゴルファーです。
彼のスイングはお世辞にもきれいとは言い難いのですが、その物理学的正確さは誰も真似のできないものらしいのです。
そして、彼は世界最年少のエイジシューター(59歳で59打)なのです。

元の情報はこちら

youtubeではこんな動画がありました。

彼は自閉症であったと書かれていますが、子どもの頃の事故による高次脳機能障害なのかもしれません。
どちらにしても、その人の「得意」を伸ばすことが最大の「支援」なのだということです。


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「お役所仕事」とは言わせない!

就学支援委員会の判定会議でした。
百数十件の就学相談事例を1件ずつ確認していきます。
話し合いでは、「保護者の就学に対する意向は考慮に入れない」のが原則です。
しかし、それまでの療育経過や今後の支援方針、諸条件を考えていくと、「杓子定規」ではすまされないケースも出できます。
そんな時こそ、しっかりとした論議をします。その結果、「お役所仕事」だったらこうはならないという「柔軟な結論」を導き出すこともありました。
委員会の座長も役所のエライさんもみんな優しい顔をしています。

昨年、横浜であった全国規模の会議で聞いた、他の自治体の担当者の「お役所仕事」の話とは大違いです・・・

「誰のための支援なのか」がきちんと分かっていること。行政で一番大切なことです。

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母校と恩師と同窓生

郊外に移転した母校を訪問。
今年何回か受けている講習の一つです。
そこで会えるとは思っていなかった恩師に再会。

あの頃は学内で一番若かった先生も今は「副学長」
でも、パワフルさはちっとも変わっていません。
ベテランの保育士さんや保健士さんと協力しながら今でも障害児保育の最前線で活躍されています。

彼女との話を終えたら、今度は同窓生が声をかけてくれました。
わざわざ千葉からの講習会参加だそうです。
懐かしい旧友たちの名前がたくさん出てきました。
全国各地に散らばっても、しっかりとそれぞれの場で活躍しているとのこと。
私たちの生き方の「根っこ」がこの大学にあることを再確認しました。

「発達検査」や「新しい特別支援教育の創造」の講習内容もさることながら、恩師や同窓生との再会がうれしい一日でした。


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自立課題

グーグルで「自閉症 自立課題」と検索すると、
1番目に栃木県の富屋特別支援学校の教材がたくさん見れます。
2番目はこのブログでもリンクさせていただいているレインボーママさんのブログです。
このブログは5番目に出てきます。

夏休みに新しい「自立課題」を作ろうと思っていたのですがなかなか取りかかれず、やっと野外活動の下見から帰ってから学校で作りました。

・お金の仕分け
・お金を並べる(10個ずつ)
・仕分書きに合わせた袋詰め(ボルト・ナット・ワッシャー)
・指定された数の袋詰め(おはじき)
・簡単な組み立て

まだまだ作りたいものがたくさんあります。

100円均一にまた行ってみようと思います。


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カヤック体験

9月の下旬に1泊2日の野外活動があります。
1日目は里山保全活動と夕食のための柴刈り。2日目はカヤック体験です。
今日はそのための下見をしました。細かい打ち合わせの後、施設内の写真をたくさん撮りました。
事前に、どんな所でどんなことをするのかを写真で見てわかるような冊子を作る予定です。
その後、教師6人が敷地内の池でカヤック体験をしました。

2人乗りのカヤックは二人の息が合うまでは大人でもちょっともたつきます。
支援学級のAさんはうまく乗れるだろうか、急に立った時はどうしよう、オールはどうする・・・
いろんなシュミレーションをしながらカヤックに乗ってきました。

お家では随分前からこの野外活動のために「お風呂」の練習をしているとのこと。
Aさんにとって、楽しい活動になればと思っています。

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「未熟児」網膜症

今年の就学相談でのことです。
24週未満、500gを下回る超低体重出生のお子さんの観察をしていて、その子のこれまでの成長に胸が熱くなっていました。客観的な観察ができないかもしれないほど強い感動を覚えていました。
「よくここまで育ってくれたね。」と声をかけたくなります。そのお子さんの「生きる力」が見えるような気さえしました。
24週と言えば昔は「流産」と呼ばれていました。1000g未満の赤ちゃんは、治療さえされず「見守る」ことしかできない命だったのです。

460gで生まれた彼女。
体は細くても身長は高い方です。
友だちとにこやかに遊んでいます。
先生のお話をきちんとした姿勢で聞いています。
厚手のメガネをかけながらも給食当番の仕事をがんばってきちんとしています。

近年のNICUの普及、そこでの重点的管理によって低体重出生児の生存確率は上がってきています。
しかし、どうしても避けることができないのは「未熟児」網膜症です。本来なら胎内で低濃度の酸素の中で育つはずの網膜が何倍も濃い外界の酸素に触れてしまうことは避けることができません。

医療の進歩でこの世に生れ出ることができた「命」です。
周産期医療から眼科治療への引継ぎ、そして支援保育・教育へのバトンタッチ・・・
これから整備しなければならない課題です。


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6時間

就学相談担当者の事前会議がありました。
いくつかのグループに分かれているのですが、朝からのグループの会議が午後のグループの会議の開始時間の13時になっても終了していません。
開始時刻を少し遅らせてスタートした私たちの会議も終了までに6時間を要しました。

観察した園での様子をもとに、今後の支援のあり方を考えていくのですが、親ごさんの要望や進学先への引継ぎ・配慮事項についても論議の対象になります。
ケースによっては再度観察を行うこともいといません。また、全体会議で十分に論議してもらおうと結論を保留にしたケースもあります。

すべての子どもたちに最もふさわしい就学先が決められるよう、リソースが提供できるよう、最善を尽くしています。
しかし、これで「完璧」ということはありません。

「就学相談」とは保護者支援、進学先への丁寧な引継ぎ、そして進学先での支援へのバックアップも含めたパッケージでなければならないと考えています。


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CLSに聞いてみよう

このブログでもリンクさせていただいている「音と風」さんのブログ記事の紹介です。

記事はこちらから

CLSとはチャイルドライフ・スペシャリストの略で医療環境にある子どもたちやその家族に心理的・社会的支援を行う専門職です。具体的には、子どもや家族の精神的な負担を軽減し、主体的に医療体験に臨めるようにし、「子ども・家族中心医療」を実現できるようにサポートします。残念ながらこのCLSは日本では20数名しかいません。

「CLSに聞いてみよう」という記事がTVドラマ「グッドライフ」のHPにあります。(これも「音と風」さんのブログより)
そこに
・子どもの目に何が写っているのかを考えてみましょう。
・子どもの”いつも”を大切にしましょう。
・子どもの”ありのまま”を尊重しましょう。
・子どもの力を信じましょう。
・子どもが本当に求めていることに応えましょう。
という記述がありました。
実は、これは震災を経験した子どもたちの心のケアについて書かれた物です。しかし、私は子どもにかかわるすべての人が心に留めておきたい大切な心構えだと思いました。

また、病院に行かなければならない時には、
・子どもに伝えてから病院へ行く。
・子どもの思いや考えを聴く。
・嘘をつかない。
・場所に応じた玩具(安心グッズ)を用意する。
・具体的な言葉を使って話す。
・子どもが選ぶ。
・結果を伝える。
・前向きに話を終える。
と書かれていました。
これも、子どもにかかわるすべての人がつねに配慮すべきことだと思いました。
支援者も家族も子どものために「良かれ」と思うことをする時に、肝心の子どもの気持ちや思いを大切にすることを忘れていることはないでしょうか。
先日、検査の場面で戸惑っているお子さんがいました。これを読んで、私自身もまだお子さんの気持ちを大切にした働きかけができていないのだと反省させられました。

「子ども主体の医療・教育を行う。」とか「子どもの人権を大切にする。」とは、実はこうゆうことだと思うのです。


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こうすれば大丈夫「安心カード」

就学相談での保育園訪問が今日で一段落しました。
就学支援委員会に向けての資料作成と準備会議が毎年お盆の恒例行事となっています。

本年度最後の相談は、知的に大きな遅れのない自閉症スペクトラムのお子さんのケースでした。親ごさんには「ソーシャルストーリー」について紹介をさせていただきました。

集団活動の場面で自分から他の子に関わることができずに、ぽつんと1人になってしまいがちなお子さんです。
特定の仲の良い友だちとは遠慮せずに話せたり、関わったりすることができるのですが、集団の活動になると表情も硬くなりがちなお子さんです。

お子さんが困ってしましそうな場面を想定して、そうゆう時に「どうしたらよいか。」「誰になんと言ったらよいか。」をお子さんと相談しながらカードにしてみたらいいのではという提案です。

言い聞かせるだけの方法よりも、こうすれば大丈夫という「安心カード」という形にした方が、ずっと分かり易く取り組み易いのです。

そして、うまくいった経験を重ねることが一番大切なことであるとお話しさせていただきました。

ちょっとした配慮が効果的なお子さんはたくさんいます。
進学後の小学校でも適切な支援ができるようきちんとした引継ぎを保育園にもお願いしました。

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300000アクセスありがとう!

2007年11月にこのブログをはじめて3年と9カ月になりました。
最初の10万アクセスまで1年11か月
つぎの10万アクセスまでは1年2カ月
そして30万アクセスまでの期間は8カ月になりました。
毎日たくさんの人に訪れてもらえて、とてもうれしく思います。

このブログが

ほんの少しでも

あなたの

そして

あなたの大切な人の

なにかしらのお役にたったのだとしたら

とてもうれしく思います


これからも

よろしくww

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就学支援について

近年はどの自治体も「就学指導委員会」とはいわずに「就学支援委員会」といっています。

就学相談では、観察や検査を行った結果をもとに親ごさんとの相談活動を行います。
必要な情報はすべて出しながら就学についての話し合いを行います。
最終的に判断は親ごさんが行うという「支援」の立場を私たちは堅持しています。
ここ数年でいくつものリソースが整備されたため、就学前の子どもたちのためのいくつかの「教室」や情緒等通級教室等の紹介もしながら話を進めていきます。

就学についての思いを、涙ながらに話す親ごさんもみえます。お子さんにとって最も適した支援の形はどのようなものか、が一番大切なのですが、親ごさんの願いをかなえられるような、就学相談であり、支援体制であり、支援現場でありたいと強く思います。もちろん関係機関の連携も大切になります。

適正な就学は「よりよい支援」の具体像がきちんと提示されてはじめて可能になると思っています。
7か月先のお子さんの姿をイメージしながら話を進めるうちに、親ごさんの顔が明るくなってくることも何回もありました。

小学校入学を親ごさんもお子さんもニコニコしながら迎えられるような「就学支援」を今後も行っていきたいと考えています。

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KABC-Ⅱ      

WISCも改訂版が出回り始めましたが、KABC-Ⅱについては不勉強だったのでまとめてみることにしました。

1993年に日本で標準化されたK-ABCはWISC(Ⅲまで)の言語性・動作性という枠組みと異なり、継時処理と同時処理という新しい概念的枠組みの二つに分けて測定していた。KABC-Ⅱ(2004年)ではこのルリアモデルを残しつつもCHCモデルを取り入れている。
つまり要点は、
① 認知処理過程尺度をルリアモデルと対応。
② 計画能力(プランニング)・符号化・注意(覚醒レベルの調整)の3要素を考慮。
③ CHC(Cattel-Horn-Carrol)モデルにも準拠。
ということで「二重理論モデル」に基づいているといえる。
対象年齢は、2歳6ヶ月~12歳11ヶ月から3歳~18歳11ヶ月と拡がっている。
また、②については、注意は単独では測定できないため、計画能力と符号化の2要素を取り上げている。
③のCHCモデルから、短期記憶・視覚記憶・長期記憶と検索・流動性推理・結晶性能力の5要素を取り入れている。
数学的能力などは別のアチーブメントテスト(KTEAⅡ)にまとめられた。(教心第50回総会より)

ついでにCHC理論についてもちょっと調べてみました。ここでは内容について説明しませんが、知能因子をどのように捉えるかでたくさんの学者が色々なアプローチをしていることと、商業用認知能力テストが増えるたびに因子数が増えている(!)ということなどを知りました。
認知能力テストの結果を絶対視しがちな現場の風潮は強くなるばかりですが、数値として表面にあらわれてきたことだけで子どもを判断したり、切り分けたりすることのないようにしたいものです。


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サマースクール

夏休みのサマースクールを
親ごさんが中心となって行っている学校もあります。

本日のテーマは「水遊び」
残念ながら小雨の天候でのスタートでしたが。
水鉄砲、水風船のヨーヨー釣り、シャボン玉・・・
それぞれのお子さんが好きなことを好きなだけやって歓声をあげています。

いつもなら止めるであろう、派手な水かぶりも今日はOKです。
私たち教師も、親ごさんも、もちろん子どもたちも笑顔でいっぱいです。

遅ればせながら太陽も顔を出し
キラキラ光るいっぱいのシャボン玉が、
みんなを包んでいるようでした。


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「イラショナル・ビリーフ」

「ディクレクシアでも大丈夫」と題した藤堂栄子さんの講演を聞きました。
ご存じのように藤堂さんはNPO法人エッジの代表でマスコミでもたくさん取り上げられている方です。
地方でどっぷりと現場につかっている私にとっては、「アーバンでスタイリッシュ」なお話です。
10%いるといわれるディスレクシアの人類史的な存在価値は私に解るすべもありませんが、読み書きに「困り感」を持つ子どもたちの理解を深めるためには参考になるお話でした。

講演後、「どれだけ教えても漢字が覚えられない子をどうしたらよいか?」という教師の質問に、「覚えさせなければいいじゃないですか」との極論的な回答に、全く納得がいかない質問者。「視覚障害のある人は漢字は必要ないのと同じように・・・」と言われても、「部分で覚えさせる、意味理解からはじめる、筆順を・・・」などと具体的な支援例まで挙げてもらっても、どうも納得がいかないようでした。

帰りがけに支援学級担任の知り合いの先生が「支援学級じゃあ当たり前だけどね。通常学級の先生は分かんないんだろうなあ~」と先ほどのやり取りの感想を聞かせてくれました。

私は教師の「イラショナル・ビリーフ」の問題なんだろうと思いました。
「漢字は該当学年中に覚えさせなければいけない。」「漢字50問テストで全員に90点取らせる教師にならなければいけない。」「何回か練習したら漢字は覚えられるものだ。」などはすべて「イラショナル・ビリーフ」だといえます。確かにこれでは「幸せ」になれません。

自らの思いや願いをよりマイルド(おだやか)にすることは誰にとっても必要なことだと思います。


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参考までに・・・
Irrational Beliefは「非合理的な信念」と訳される。「失敗してはならない」「すべての人に愛されなければならない」「世の中は公正でなければならない」などという思いを持っていると、それらが満たされなかったときに悩むことになる。
イラショナル・ビリーフは以下のような特徴がある。
◎事実に基づいていない◎論理的必然性がない◎気持ちを惨めにさせる◎自己否定的・悲観的な内容である
イラショナル・ビリーフは願望(~ねばならない、~であって欲しい)と事実を混同することから起こっている。このような混同を論理的に否定し、ラショナル・ビリーフ(合理的信条)へと変えてゆくのが論理療法の役割である(「文章記述を書き換える」という表現をする)。
ラショナルビリーフは
◎事実に基づいている◎論理性がある◎人生を幸福にする
ラショナル・ビリーフの例は「失敗しないほうがいいが人間だから失敗することもある。失敗から学ぶべきである」「人に愛される・愛されないとは関係なしに具体的になにかをするべきである。その結果人が愛してくれればありがたいし、愛されなくとももともとである」などである。
端的に言ってしまえば、「~ねばらならない(must)」ではなく、よりマイルドであると言われる「~であるにこしたことはない(should)」という文章記述の書き換えである。(Wikiより)

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発達障害のいま

「発達障害のいま」  杉山登志郎著 講談社現代新書 

くわしい書評は後日にしたいと思います。

この本では、従来の診断基準ではなくDSM-Ⅴの新診断基準を紹介しています。
また、「発達障害は発達凸凹と適応障害によって起きる。」という説を展開しています。

現場で、「発達特性をスペクトラムでとらえること」や「環境調整を優先すること」が大事であることをずっと訴えてきた私にとっては、とても理解しやすく納得のいくとらえ方でした。

また、著者は「トラウマ」や「虐待」との関連にも着目をしています。愛着形成とそれらの問題、発達障害とそれらの問題、このあたりのことは支援学級に在籍する子どもたちの問題でもあります。

花丸つきのお勧めの本です。


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