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尿失禁について

自閉症スペクトラムのお子さんの「尿失禁」についての相談がありました。

家庭ではおしっこを失敗することがほとんどなく、学校で多い。
休み時間ごとにトイレに連れて行っても、1日に多い時では5・6回の尿失禁があったとのことです。

まず、原因を仮定する必要があります。
・水分の摂取量はどうか
・どんな活動の時多いのか
・どんな場所で多いのか
・トイレでする時の量はどうかetc

そんなに多くの水分を飲んでいないときでもある。
学習場面でも、休み時間でも、支援学級でも、交流学級でもあるため、時間や場所で特定できない。
トイレでする時はあまり量は多くない。もしかすると量をセーブしているのかもしれない。
意図的にしているような雰囲気もある。

他機関の相談員からは、「水分の摂取量と尿の量を記録すること」「失禁しなかったときにごほうびを」というアドバイスをもらったということでしたが、具体的な対応策が見当たらないとのことでした。
「天気や季節のせい」ではないかとも考えたとのことですが、もちろんそんなことはありません。

支援者も親ごさんも随分神経質になっているようでしたので、まずはあまり気にせずにしばらくは「様子を見る」ようにしてもらいました。おしっこを失敗して一番困るのは本人なのですから。過剰な反応も本人にとっては望ましいことではありません。着替えなどもさらっと何事もなかったかのようにしてもらいました。
結局、根本的な解決策を私も提案できなかったのです。

大きな変化があったのは2週間ほどたってからだそうです。まったく尿失禁がなくなったとのことでした。
親ごさんが、もしかして薬の副作用ではないかと考えて服薬を止めたことでなくなったらしいのです。
自閉症スペクトラムのお子さんでリスパダール(リスペドン)を処方されているケースは多くあります。調べてみるとリスパダールの副作用に抗利尿ホルモン不適合分泌症候群や排尿障害、尿閉、BUN及びクレアチニンの上昇、尿失禁が挙げられていました。
睡眠障害があるお子さんですので、投薬は今後も必要になってきますが、その調整については学校や家庭での様子を詳しくみながらドクターと相談していくことが必要なのだと思いました。


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