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「愛着障害」について

この本を読んだことをきっかけに関連の心理学書をもう一度読み直しています。
親子間の愛着形成や療育の問題が「愛着障害」を生み出すことは間違いないようです。

DSMⅣ-TRでは「反応性愛着障害」の診断基準に、
「A.5歳以前に始まり、ほとんどの状況に置いて著しく障害され十分に発達いしていない対人関係で、以下の1、または2に示される(略)C.以下の少なくとも1つによって示される病的な養育:(略)D.基準Cにあげた療育が基準Aにあげた行動障害の原因とみなされる。」
とあります。
つまり「障害」とはいえ、それは療育環境が引き起こした(療育に反応した)「行動問題」なのです。

現在日本の社会に蔓延している虐待やネグレクトの問題と、この「愛着障害」の問題は大変密接な関係があります。さらに、杉山氏のいう「虐待からはじまる第4の発達障害」とも同じではないものの、大きな関係がありそうです。もしかすると三つ巴の関係かもしれません。

子どもたちの情報交換の場では、家庭環境や虐待、ネグレクトと行動問題はセットで報告されることが多くあります。「子どもを『病的な養育』から守る」ことも私たちの仕事になりつつあります。
また、「病的な療育」を改善するための取り組みも関係機関と連携を取りながら行っていく必要もあります。

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