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2011年10月

原因が判らない

あるお子さんの、「困った行動」の原因がはっきりしません。

学校とデイケアではよく起こるのですが、家庭や外出時には起きないとのことです。
その場にいたくない時や課題が嫌な時・難しい時に起きることもあれば、休み時間にのんびりとしている時や遊具で遊んでいる時にも起きることがあります。

いやだという意思表示の場合は、その行動の「機能」ははっきりしていますが、休み時間や遊んでいる時は「覚醒レベルが低い?」なんていう、いい加減な理由しか思いつきませんでした。

とりあえず、以下のような対応を考えました。
・別の「NO」の意思表示の手段を身に付けさせること。
・課題のレベルを下げること。
・「困った行動」には淡々と対応して、大騒ぎしないこと。過剰な注目を与えないこと。
・家庭と「条件」をそろえること。

まずはこのあたりからスタッフが意思統一をして取り組んでいくことにしました。


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「見える学力」と「見えない学力」

就学支援関係のケース会議で、あるお子さんのWISC-Ⅲの結果や学習状況の分析を行いました。
客観的な数値データと共に、国語のノートや算数プリントなどのコピーも資料として提出されました。
数値データは境界域を下回っているのですが、ノートやプリントは書字には課題があるものの、そこそこできているのです。一応、学年相当の漢字や計算ができているように見えるのです。

通常学級でこのお子さんの到達度よりも厳しい状況のお子さんは確かにいます。このことから安易に「まだ、(通常級で)大丈夫なのではないか。」と考えてしまいそうになります。
しかし、関連機関からの情報やWISC-Ⅲの「理解」「類似」などのスコアから、どうも学校でも家庭でも「漢字」「計算」などといった「見える学力」を重点的に指導した(=かなり強引に詰め込んだ)結果であるということが明らかになってきました。漢字は書けても意味理解が不十分。計算はできても定着や応用は不確実。このような状況であることが判ってきたのです。

WISCのスコアからは就学前までに獲得しておくべき「カテゴリー分類」や「語彙」が十分でないことがはっきりしていました。
本来なら、このあたりの「見えない学力(基礎的な力)」をしっかりと身に付けていくための支援が必要なのです。しかし、家庭でも学校でもどうしても「見える学力」偏重になりがちになります。その結果、学ぶ側も学ばせる側も大変なストレスを抱えることになっていたのです。

ケース会議の結果、今後の支援の方向性は明らかになりました。親ごさんとの連携を強めながらお子さんの「困り感」について理解していただくこと。基礎的な力を付けていくために個別の支援を行っていく必要性などが確認されました。

また、親ごさんや担任が陥りがちな「見える学力」偏重は通常学級に限ったことではありません。支援学級での支援でも同様のことが少なからずあることを反省しなければいけないと思いました。


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「モンスター」を操る子どもたち

これは以前に関わったケースでの話です。

子ども同士の些細なケンカや担任の注意の仕方について、必要以上のクレームを学校に「乗り込んで」数時間に渡って「怒鳴り」続けるいわゆる「モンスターペアレント」の対応に苦慮したことがあります。

なんとかその都度の話し合いでは納得してもらい、最後は笑顔になって帰っては行かれるのですが、これが毎週のように、多い時は連日続いたことがありました。
一番気になったのは、その時の親ごさんの様子ではなく、当事者である子どもさんの表情でした。担任や管理職に「食ってかかる」自分の親を見ながら、「してやったり」と言わんばかりの表情をしていることが多かったのです。

「自分に注目させる。」または、「自分への叱責を逃れる。」ために、些細な学校での出来事を、さも大ごとのように子どもが言っていることが多いように感じました。
学校の対応は、低姿勢で大変ていねいなため、親ごさんも一時的には、その場を気分よく終わらせることができ、その行動を「強化」していることが多いとも感じたのです。

もちろんこれは私の「仮説」でしかありませんが、
子どもの場合、先行条件が「注目要求・叱責回避要求」で行動が「大げさにゆう」。結果が「注目獲得・叱責回避」となります。以後、担任が自分の行動に「甘く」なるという「おまけ」まで付くことがあります。
親ごさんにっとっては先行条件は「子どもの訴え」で行動が「クレーム」です。そして結果は「ストレス発散」。となります。
また、「クレーム」対象が家族以外にある時に、ばらばらになりそうな家族(両親)が一時安定した状態でいられるというケースもありました。感情的な言動は時に「カタルシス」を伴うこともあります。

子どもたちが「操っている」。といえば大げさかもしれませんが、その可能性は大きいのです。

学校や教師はとりあえずその場を収めようと「まあまあそう言わずに~」というような対応をしますが、本質的な解決になっていないことが多いのです。

望ましい対応として考えられることは、まず出来事の当事者である「子ども」をどのように捉えてどう支援していくかを考えることです。次に、学校だけでなく家庭での様子もしっかりと把握する必要があります。虐待が疑われるケースや家庭崩壊寸前のケースもありました。親ごさん自身に支援が必要なケースもあります。
また、クレームの火種自体を極力小さくすることにも取り組まなければなりません。

「クレーム」を毎日のように受ける側の「教師」に対しても、しっかりとしたサポートが必要です。特に「心のケア」を忘れてはならないと思います。


(お断り:この記事は「自閉症スペクトラム児」や「発達障害児」とは関係がありません。また、全てのクレームがこのような背景からきているとも考えていません。実際、学校が反省し改善するべきことがらは多くあります。)


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twitterとfacebook

twitterとfacebookのどちらにもアカウントがあるので連携してみました。

いろいろな繋がりを活かしていくには、twitterよりもfacebookの方が使い勝手がいいように感じています。
バリのサーフィンのコーチから著名な研究者まで、繋がりは無限大ですね。


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学年の「許容度」を上げる

今日はある学校の、1年生と3年生の全クラスを訪問しました。それぞれどのクラスにも支援が必要と思われるお子さんが在籍しています。

1年生の学年の先生との話し合いでは、かなり取り組みのポイントを絞った具体的な話をしました。
算数の「数の認識」を入門期にさかのぼって取り組んでいくということです。5の合成分解や10までの数の理解をもう一度しっかりと押さえていくことをお願いしました。教材はその学校の支援学級で使用しているものがよいということになりました。

一方、3年生の先生の話し合いでは、個別の支援やクラス独自の取り組みの話ではなく、学年全体での取り組みの話しをしました。学年全体で活動する場を増やす。その活動の中で子どもが活躍する場を作る。子ども同士がそれぞれの「素敵なところ」を認めあえる機会を学年全体で増やす。などということです。
以前の記事でも書きましたが、「違いを認め、共に学び合う」ために学級の「許容度」を高めるための取り組みは当然大切なことです。
これを、学年全体でお願いしたのは、どのクラスにも「刺激に弱い子」と「刺激を与えがちになる子」が多いことと、それらのお子さんたちがとても「エネルギッシュ」だということです。
つまり方向づけさえ上手くいけば、とてもダイナミックで生き生きとした活動ができる学年であるということなのです。逆に、学年全体での「許容度」の向上がなければ、高学年になったときにからかなり「しんどい」状況が予想される学年だともいえるのです。
自らの力を発揮して認められている子は、「攻撃的な刺激を出す」ことは少なくなります。また、集団への参加が容易で居心地がよいと感じている子は、「刺激に過敏になる」ことが少なくなります。
これらのことを担任の先生にも校内COや管理職にもきちんと理解していただきました。

また、個別の支援については校内のリソースとして学力定着のための「校内通級」を提案させていただきました。必要性は分かっていても、なかなかそこまで取り組んでいる学校は少ないのが現状ですが、ここのスタッフならできそうな気がしたからです。

今後の取り組みに期待をこめて、帰り際に「あとは任せたからね」と旧知の校内COに下駄を預けてきました。


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学校外のリソースについて

何らかの「困り感」を持つお子さんの支援を考えるときに2つのパターンがあります。
すぐに学校外の「リソース」を頼りにするパターンと校内で支援体制や支援方法を工夫していくパターンの2つです。
もちろん、これはそのお子さんの「困り感」の度合いや要支援度にもよるのですが、前者はどうかすると「丸投げ」になってしまします。外のリソースに頼ることで、「あそこに任せているから」という責任転嫁をしてしまっていることも多いようです。
どんなリソースを選んだとしても、当然学校内での支援体制・内容を疎かにしてはならないのです。

最近巡回をしていて感じることは、このことについて学校ごとではっきりとした違いがあるということです。
「困ったこと・子」を何とかしてもらおうという学校もあれば、定期的な巡回で取り組みの評価・助言を得たいという学校もあります。
すべての学校の足並みをそろえることは難しいのですが、進んだ学校の取り組みを拡げていくことは「学校外のリソース」の一つとして働いている私の役割でもあると思っています。

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スパイラル

子どもの発達は「スパイラル」これは30年以上前から言われていたことです。
量的な蓄積が質的な変化をもたらすこと、これも昔から言われていたことです。

算数の計算や漢字は、習っている時とその直後はできても、しばらく時間が経つとできなくなることが多いことは、通常学級でも支援学級でも同じです。
「すぐ忘れるんだから」と嘆いていても何の前進もありません。
かけ算やわり算の定着率よりもひき算の定着率が低いことは明らかですし、繰り上がり・繰り下がりが高学年になっても壁になっている子が多いもの事実です。

これらの課題を解決するために、年間を通じて基本的な学習を積み重ねていくような「基礎学習タイム」が通常学級でも支援学級でも必要だと思います。
宿題として毎日取り組ませている先生もいれば、基礎学力定着のための「帯時間」をカリキュラムに位置付けている学校も増えました。

ていねいに、何回も繰り返して取り組むことがとても大切ですが、「鍛練主義」に陥ってはいけないとも思っています。過剰な量の課題は混乱や自信・意欲喪失をもたらすことがあります。
1人1人のお子さんに合わせた量とペースを配慮しながら、「スパイラル」学習に取り組んでいくことが大切だと考えています。


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助詞の理解

以前、紹介させていただいた「発達障害のあるお子さんのコミュニケーションラボ」には
「助詞挿入」のプリントも多数あります。

例えば「おとうさん[ ] ぷりん[ ] たべる」という文章の「が」と「を」を記入するものです。
導入期の簡単なプリントには視覚支援としてイラストが入っています。

自閉症スペクトラムのAさんとこのプリントの学習をしました。

ベースライン:はじめはどちらにも「が」を書きこんでいました。

介入・支援:おとうさんに下線、「が」を丸で囲む(黒線)。
       ぷりんに下線「を」を丸で囲む(青線)。

試行回数:3回(主語・目的語が異なるプリント)

結果:Aさん自ら主語に鉛筆で下線、「が」を丸で囲む。目的語に下線、「を」を丸で囲む。
    正しく「が」「を」を 記入。

はじめの一歩ですが、Aさんうんとがんばりました。
特に、自分から下線や丸で囲むという能動的な活動はAさんの大きな可能性を感じさせるものでした。
こうゆうストラテジーをたくさん身につけることができるような支援が最も大切なことだと思いました。


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「NO」を伝える手段

今日はいろんなことを思いました

詳しくは書けないのですが

とにかく

どんな手段でも

「いやだよ」を伝えることを

きちんと身に付けさせてあげなければいけない ということです


これぐらいは「押して」いけるだろうと

高をくくっている支援者は大勢いるのです

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教材がヒットすると

前回の記事で紹介した「語彙連鎖カード」がみごとに自閉症スペクトラムのAさんにヒットしました。
教材が見て分かりやすく取り組みやすいこと。そして、お子さんの「最近接領域」ゾーンであること。この2点がヒットの条件ですが、もしかすると何か他にもあるのかも知れません。

絵カードを見てシンボルシートを指差すことはすぐにできました。Aさんは発語は得意ではないお子さんですが、いつもよりもはっきりした大きな声で「~が~している。」といいながら、表情は次のカードを要求しています。

しばらく続けていると自分から筆箱とノートを出して、今度は「~が~している」とノートに書き始めました。
何かを欲しい時などに自分からノートに「~ください」と書くことができるお子さんですが、今回のように学習の内容を自分からすすんで書くことはないお子さんでした。

私には「これならよーく分かるんだよ」っていうAさんのアピールのような気がしてしかたありませんでした。

教材がヒットすると、打った本人も応援している私たちも、とてもうれしい笑顔になります。

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語連鎖カード

自閉症スペクトラムなどの発達障害のお子さんのコミュニケーション指導に役立つサイトの紹介です。

「発達障害のあるお子さんのためのコミュニケーションラボ」 
↑ここをクリック

絵カードを見せ、そのカードが表わしていることばを「シンボルシート」を指さしたり、言ったりすることができる教材です。
また、文章題のシートもあります。

単語はたくさん知っているが2語文・3語文は難しい。
2語文・3語文の理解はある程度あるが助詞を間違うことが多い。
このようなお子さんにピッタリの教材が系統的に紹介されています。

前任校ではエ○コアールの語彙カードを使用していましたが。現任校では高くて買ってもらえません。
この「語彙連鎖カード」はそれに勝るとも劣らない内容の豊富さです。

同サイトの「コンセプト」や「使用法」を守って使っていただきたいです。
私の教室でもさっそくプリントアウト&パウチをして使わせていただくことにしました。


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天才バカボンのパパ

天才バカボンのパパの名言に、
「自慢するやつはバカなのだ」と言う言葉があります。
それを重々承知の上で・・・

このブログは「にほんブログ村」の特別支援教育のブログランキングに参加しています。
そこに「注目記事」というランキングがあります。これは、記事ごとの訪問数ランキングだと思います。
そこで、今日 

1位:そろそろ

2位:支援者の支援2

3位:独走は「危険」

と上位独占をさせていただきました。

大人になってもこうゆう「ご褒美」はとてもうれしいものです。
やる気ってこうゆうことからでるものですものね。

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そろそろ

いくつかの療育法であったり

いくつかの発達の捉え方であったり

いくつかの団体の違いであったり


ほんの些細な食い違いが

たくさんの不幸や後悔を

生み出すことを


そろそろ

気がついてもいいころだと

思うのです


誰のために何をするのかと・・・

「今日が人生最後だったとしたら、
  今日やることは本当にやりたいことだろうか?」
            (故スティーブン・ジョブズ)


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独走は「危険」

ある意味で「権威」や「権力」を持っている人が児童観察を行い、その結果「この子は通常学級では無理・・・」などという一言から、検査や専門機関につなげる。そして、転籍を勧めるというケースがあります。

校内の特別支援委員会も「権威」や「権力」を持つ人の独壇場になり、担任の見解や、保護者や本人の意向は二の次、三の次になっているのです。

はじめに結論ありきになっているのです。「転籍」という結論が目的の会議は、その子の抱える課題を挙げ連ねるだけで、本来の支援とはほど遠いものになります。
今、在籍している通常学級でどのような支援が必要か、校内のリソースを活用すればどのようなことができるのか、このあたりの論議が欠落しているのです。

もちろん途中転籍が必要な場合もあります。しかし、凸凹を抱えつつも得意な分野を伸ばし、なかまと共に成長していく子たちが大勢いるのも事実です。
学習面での遅れが目立つが、集団の中でとても大切な役割を果たし、クラスになくてはならない存在の子もいます。つまり「通常の教育課程」でやっていける子だといえるのです。

「権威」や「権力」の独走は「危険」です。
「支援」のための校内委員会では、メンバーが自由に意見を出し合えるようなフラットな関係が必要なのです。


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支援者の支援2

巡回訪問での相談内容が多岐にわたっています。
私の本来の仕事は、IEP作成のための助言や校内体制確立のためのサポートです。
依頼があれば検査も行いますし、生活指導・教科指導の具体的な内容を提案したり、保護者との面談で直接保護者支援を行ったりすることもあります。

近頃は、学級崩壊や不登校のお子さんへの対応、保護者との関係がこじれてしまったケースの相談も増えています。
そのようなケースの場合、担任の教師が精神的に「まいって」いることも多いのです。
教師のメンタルケアまで引き受けるつもりはくても、どれもが複雑に絡み合ってのきびしい状況がいまの現場にはあります。
このため、教師の精神面を支えるための助言が必要なケースがかなり増えています。(ここでもジェネラリストであることが求められているようです。)

子どものために、その支援者を支援することが重要になってきています。
教師を支援するためのシステム、考えていかなければならないようです。

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「ともだちと一緒だと大丈夫」

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1泊2日の野外活動に行ってきました。

オリエンテーリング、夕飯作り、キャンプファイヤー、日の出ハイク、カヤック体験、里山保全活動など
たくさんの活動をたくさんの仲間と共に楽しんでくることができました。

参加したAさんもBさんもこういった活動ははじめてですし、外国籍のBさんは家族と離れて宿泊すること自体はじめてでした。
Bさんの親ごさんは当初、宿泊は無理だとおっしゃっていました。Bさん自身も初めてのことは大変苦手であるため、「行かない」とかたくなでした。
なにもかもが不安だらけだったのですが、すべての活動に参加でき、いろんな経験ができたのはそれぞれのグループのともだちの協力があったからでした。
ともだちと一緒にダンスの練習をしたりカレー作りの練習などをする中で、活動のイメージと楽しさが具体的に理解できたのだろうと思います。

当日の活動の中で特に感心したのは、日の出前に出発する早朝ハイキングでした。4時半に起床して、日の出を見るために真っ暗な中、山登りをするのです。自閉症スペクトラムのAさんにとっては大変なストレスになる可能性もあるため個別の対応も考えていました。
でも、みんなと大部屋で寝ることができたAさんは、4時半の起床にも「なんで~」という顔をしながらもきちんと起きることができました。暗い中のハイキングも時々ともだちと手をつないだりしながらがんばって登ることができました。
1日目のオリエンテーリングで一緒にたくさん歩いたともだちが横にいてくれたから、暗い中も安心して登ることができたのだと思います。

「ともだちと一緒だと大丈夫」
2人にとっても、大変いい経験になりました。


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