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学年の「許容度」を上げる

今日はある学校の、1年生と3年生の全クラスを訪問しました。それぞれどのクラスにも支援が必要と思われるお子さんが在籍しています。

1年生の学年の先生との話し合いでは、かなり取り組みのポイントを絞った具体的な話をしました。
算数の「数の認識」を入門期にさかのぼって取り組んでいくということです。5の合成分解や10までの数の理解をもう一度しっかりと押さえていくことをお願いしました。教材はその学校の支援学級で使用しているものがよいということになりました。

一方、3年生の先生の話し合いでは、個別の支援やクラス独自の取り組みの話ではなく、学年全体での取り組みの話しをしました。学年全体で活動する場を増やす。その活動の中で子どもが活躍する場を作る。子ども同士がそれぞれの「素敵なところ」を認めあえる機会を学年全体で増やす。などということです。
以前の記事でも書きましたが、「違いを認め、共に学び合う」ために学級の「許容度」を高めるための取り組みは当然大切なことです。
これを、学年全体でお願いしたのは、どのクラスにも「刺激に弱い子」と「刺激を与えがちになる子」が多いことと、それらのお子さんたちがとても「エネルギッシュ」だということです。
つまり方向づけさえ上手くいけば、とてもダイナミックで生き生きとした活動ができる学年であるということなのです。逆に、学年全体での「許容度」の向上がなければ、高学年になったときにからかなり「しんどい」状況が予想される学年だともいえるのです。
自らの力を発揮して認められている子は、「攻撃的な刺激を出す」ことは少なくなります。また、集団への参加が容易で居心地がよいと感じている子は、「刺激に過敏になる」ことが少なくなります。
これらのことを担任の先生にも校内COや管理職にもきちんと理解していただきました。

また、個別の支援については校内のリソースとして学力定着のための「校内通級」を提案させていただきました。必要性は分かっていても、なかなかそこまで取り組んでいる学校は少ないのが現状ですが、ここのスタッフならできそうな気がしたからです。

今後の取り組みに期待をこめて、帰り際に「あとは任せたからね」と旧知の校内COに下駄を預けてきました。


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