« 触覚 | トップページ | 行為障害と非行のことがわかる本 »

固有感覚

固有感覚とは、目を閉じていても筋肉や関節の動きを感じとれる感覚(深部感覚)のことである。
姿勢や運動に関する情報を脳へ伝えるもので、「筋緊張が低い」と固有感覚は感じとりにくくなる。

以下の機能と関連する
1 力加減の調整
2 手先の器用さ
3 身体図式(機能的要素)
4 覚醒の調整
5 多動

固有感覚をうまく処理できないと
・運動のスピードを調整できにくく、ぎこちなさが見られる。
・力加減が難しいため、行動が乱暴になる。
・手先が不器用になる
・疲れやすい
・じっとすることが苦手
になる可能性がある。

(京都府作業療法士会特別支援教育OTチーム作成「特別支援教育に活かす作業療法の知と技」より)

OTさんから一番よく聞く言葉の一つ「固有感覚」です。
運動発達の段階を「固有感覚」のレベルで分析することは必要だということはよくわかります。
微細運動や粗大運動の発達の源泉がすべて「固有感覚」と「受容感覚」に集約されるとは思いませんが、子どものアセスメントには「入力系」について知ることも大切だと思います。

離席や手遊び、鉛筆を噛むなどの行動はそうすることで「固有感覚の欲求を充足させる」との記述もありました。
そうであれば、なぜこの状況で、子どもは離籍や爪噛みや鉛筆かじりをして「固有感覚の欲求を充足」させようとしているのかという分析が必要になってくると言えます。
私は小学生の3・4年生の頃、鉛筆の芯が見えるぐらい全ての鉛筆を噛んでいました。それは、兄の長期入院のため、独りで過ごす時間が多かったからだと思っています。こうゆう「文脈」も大切にしたいと思っています。


ブログランキングに参加しています。⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

|

« 触覚 | トップページ | 行為障害と非行のことがわかる本 »

OTの視点」カテゴリの記事

コメント

高機能自閉症の子を持つ親です。
とても参考になりお勉強になりました。
感覚統合に長い間通っていましたが意味を深くまでしりませんでした。

まだまだ勉強不足ですね(*^_^*)
でわでわ、

投稿: nanami | 2012年4月 2日 (月) 11時25分

nanamiさんコメントありがとうございます。
コメントに気付かずお返事遅れてすみませんでした。
「感覚統合」については、私もまだまだ勉強不足です。子どもたちの「特性」や「しんどさ」を理解するための一つのアプローチではあると思うのですが、まだまだ十分には取り組めていないのが正直なところです。


投稿: BOGEY | 2012年4月16日 (月) 21時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/502259/53732755

この記事へのトラックバック一覧です: 固有感覚:

« 触覚 | トップページ | 行為障害と非行のことがわかる本 »