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2012年5月

「頑固」には訳がある

思い通りにならなくて、座りこんでしまう。
やりたくないから「いや!」を連発する。
大きな声で泣いてしまう。

スペクトラムの子でも、21トミソリーの子でも、結構「頑固」な子はいるものです。

ちょっとした「食い違い」や「入れ違い」から、こんなことが頻繁に起こっているのです。このことをきちんと支援者が解っていないと、さらに大きな「頑固」を生むことになります。

支援学級では、どうしても日課や交流学級の予定に合わせて活動しなければならないことが多くなります。支援者もそれに合わそうとするために、子どもを急かしてしまうことが多いのです。これは、学校や支援者の都合でその子の都合ではありません。

どうゆう訳で、「頑固」になっているのか、ちょっと時間をかけて様子を見てあげることが大切だと思います。

学校生活での「時間の流れ方」を、支援学級の子どもに合わせることは難しいのですが、これが今の私たちの課題です。

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「運動会」

前任校の運動会に行ってきました。
ここ2年間は勤務校の運動会と重なっていたので、3年ぶりの訪問です。
まずは支援学級のYさんのお母さんとYさんの「台風の目」を応援して、本部にあいさつに・・・あれれ、もう知らない人ばっかし(-_-;)
6年のMくん&Rちゃんの徒競争を応援していたら、「先生!」と子連れの青年が声をかけてくれました。隣には若いよめさん・・・
「おおお~Nくん」9年前に卒業させた「やんちゃ君」じゃあないですか!
21にして2歳のかわいい女の子のパパです。中学校からは「荒れ荒れ」だったNくん。今は、しっかりよめさんと一緒に働いているとのこと。
「ちゃんと家のこともやるんやぞ」と、えらっそうに説教する私に、「ちゃんとやってますよ」との返事。うれしい限りです。
次は中1、その次は4年生の子:この子たちは1年生の時しか知らないはずなのにちゃんと私のことを覚えてくれていたようです。その次が高1、で中3・・・
みんな素敵な笑顔をしています。
一番話したい、支援学級の親ごさんを探しに行くと、親ごさんたちも探してくれていたみたいで、あっという間に会えました。
木陰でいろんな話をしました。Mくん&Rちゃんの親ごさんとは進路の話になります。
いつも思うのは、このお二人の親ごさんは、とても素敵です。とても強く、そして優しい。
支援者の立場もしっかりと尊重して下さり、しっかりとお子さんのことも考えてみえる・・・
きっと私たちを育ててくれたのは、子どもたちと共にこの親ごさんたちだったと思うのです。
転勤した支援員のK先生はかっこいいデジタル1眼で、子どもたちをしっかりと撮ってくれていました。
とっても暑い日差しの中、支援員のW先生はきちんと子どもたちをサポートしてくれています。
観覧の保護者も一緒に踊るダンスに飛び入りで参加したら、大学1年になったSさんが手を振ってくれました。
彼女は、以前このブログで書いた「大切なのは友だち」の主人公です。
幼馴染のKくんにずっと寄り添ってくれていたSさん。今は、とっても「名古屋の女子大生」スタイルになっていました。
残念ながら元相棒には時間の関係で会えなかったけれど、とても素敵な時間を過ごさせてもらいました。
たくさんのご褒美をもらえたような気持ちになった「運動会」でした。

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ベテランの先生

ベテランの先生で経験豊富であっても、どんなことでもうまくいくということはありません。
特に最近の小学1年生の子たちの様子をみていると、小学校の「日常生活」にのせていくだけで大変な労力を要すると思われるのです。
入学までに集団生活を経験していない子もいますし、通級等の条件付きで通常学級に入ってくるお子さんも増えてきました。
このような現状の中で、「落ち着かないのは私の指導のせいだろうか、それともこの子たちの・・・」と悩む先生が増えてきました。でも、これはしかたがないことかもしれません。

今まで通用してきたノウハウが、役に立たないこともあります。
子どもたちの未熟な関係性からくる、「落ち着いのなさ」も原因の一つだといえます。
また、ベテランであればあるほど、ハードルの設定が高いこともあります。

まだ、始まって2カ月足らず、10ヶ月後の子どもたちの姿をしっかりとイメージしながら必要な力をコツコツを積み上げていけるように取り組んでもらえれば、「さすが、あの先生のクラスですね」といわれるようになると思います。

ある調査では、教師の退職平均年齢は50歳を切っているそうです。つまり、教師は定年まで働くことが大変厳しいという状況に置かれているのです。
しんどい中でも毎日学校の中心となってがんばってみえるベテランの先生に「エール」を送ります。

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支援協議

自閉症総合支援センターで相談支援活動を担当しているコーディネーターの「支援協議」訪問がありました。
非常にたくさんの児童を担当しているAさんは、前任校でもお世話になったことのある頼りになるコーディネーターです。

豊富なケースから参考になる助言をたくさんいただきました。
具体的な教材についても相談にのってもらいました。
学齢期のお子さんだけでなく青年期の方についての知識も豊富なため、今必要なこととそうでないことについてもお話していただきました。
やっぱり思いを伝える「術(すべ)」がとても大切なことやできるからといって「押し続ける」ことは危険であること。などについても話題になりました。
そして、親ごさんへの対応やこれからの進路支援に関しても、学校と連携していくことを確認し合えました。

いろんなリソースとの連携、これからも大切にしていきたいものです。


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「情報交換」

近隣の小・中学校の支援学級担任が集まる研究協議会がありました。

今回は、それぞれの学級のお子さんのことや、この間の取り組みなどについての「情報交換」をしました。

お子さんの課題についても話題になるのですが、どうもそれは特性や障害の問題ではなく、交流学級への「参加」の問題であったり、支援学級での活動内容の問題だったりすることが多いようです。
学習に乗ってこないのは「子どもの問題」なのか「支援者側の問題」なのか、どんな働きかけがよいのか・・・
子どもの課題を子どもの中に求めるのではなく、周りに目を向けると案外いろんな解決方法が見えてきます。

家庭との連携の大切さを確認するとともに、スタッフ間の意志疎通が案外難しいところもあるようです。現場が忙しすぎることも原因の一つになっています。

中学校の先生には、卒業後の進路を見通した取り組みについての話もしてもらいました。
支援学級の子を受け入れている、いくつかの高校や学園などへ見学にいこうという話もでました。

いくつかの学級の様子を聞かせてもらうと、自分たちの学級が客観的に見えてきます。
・スタッフ間の連絡調整や意思統一はしっかりできている。(この2年で随分変わりました。)
・子どもたちは交流学級への参加も支援学級での活動にも「比較的」意欲的である。不適応も少ない。
・支援学級としての活動については、「まだまだ取り組めそうなことがたくさんある!」

「うちの子どもたちの見方がちょっと変わった」とある先生が言っていました。
ちょっと視野を拡げてみると、見える風景は変わってきます。

悩みや愚痴も出し合いながらの「情報交換」。学期に1回ぐらいはあってもいいかもしれません。

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トレーニングコーチ

(もうひとつの方のブログ風ですww)

今、私には2人のトレーニングコーチがいます。

1人はゴルフのレッスンコーチ
彼はどちらかと言うと「ストイックな理想主義者」です。
「パーフェクトなスイング」というスキルを生徒に身に付けさせるために、かなり負荷の強いトレーニングも要求します。
極端なフック打ち、ハーフスイング2時間、スタンスをとらないでドライバー打ち・・・
今日は大きくスクワットした状態からのスイング。
中学の部活みたいな「きっつい」トレーニングです。
ストイックだからなのか、私のような結構な年のおっさんにも、要求レベルを下げることはしません。おかげで太ももはパンパン。
まあ、確かにそのおかげで、確実に私のスイングスキルは上がっているのですが・・・

もう一人は行きつけのワイン専門店のオーナーです。
彼は本物と偽物を区別できるテイスティング力を付けてくれています。
タンニンだけの赤や酸味だけの白は、本物ではない事を、十分なレクチャーと彼が本物と判断したワインを勧めることで判らせてくれます。

どちらも、学ぶ(真似ぶ)ことが多いコーチだと思っています。

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家庭訪問

今週は家庭訪問週間です。

個別の支援計画を持参しての家庭訪問。ある程度お話をさせていただいてから、支援計画を「それでは・・・」というような感じで出すのですが・・・
だいたいそこまでに話題にしたことがまとめてあることが多いのです。
これは、昨年度の担任との引継ぎや連携が上手にできていることと、新学期が始まってからの1ヶ月で親ごさんと連絡ノートなどを通しての共通理解ができていたことが大きく関係しているといえます。
「これまでにできるようになったこと」「今できつつあること」「これから付けていきたい力」それらを具体的に前担任や親ごさんとこの時期までに話題にすることは、とても有意義なことでした。

「家庭訪問」が、これから1年間の支援について、学校と家庭できちんと確認し合える場になりました。

実は、この「家庭訪問」。支援学級の担任としては1時間ほどの時間をいただくのですが、その前か後に交流学級担任と支援学級担任の2人で行う「家庭訪問」も15分程度あります。
つまり、ダブルヘッダーなのです。
ここでは、交流学級での様子や交流教科の内容について、友だちとの関係などについてお話しをさせていただきます。交流学級に対する親ごさんからの要望もうかがわせていただきます。
とてもうれしいことに、どの交流学級任の先生も、「自分のクラスの子」として大切にしてくれています。また、必要な配慮がある時は少しもいとわすにしてくれています。頭が下がるばかりです。
そのような担任の先生の姿勢が交流学級の子どもたちにも大きく影響するものであると感じることも多くあります。

私も感謝の気持ちがいっぱいで、先に帰られる交流学級担任の先生に、「ありがとうございました。よろしくお願いします。」と親ごさんと一緒にお礼をいっていました。


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Facebook

今まで、Facebookへはこちらの記事をツイッターを通して投稿する形で利用していましたが、
今日は珍しく、Facebookが先の記事です。

このブログはどちらかというと「発信先行」ですが、
Facebookではたくさんの「友達」の記事に触発されることが多いのです。

こちらの読者の方でFacebookを活用されている方がみえましたらご連絡くださいね♪


で記事は・・・

浜田寿美男氏の講演内容です。
「発達と障害と 子どもたちの生きるかたち」
学ぶこと、身に付けた力を使って生きること、とは何かをしっかりと考えたいと思います。
http://www.hijiyama-u.ac.jp/users/yokyohp/pdf/lecture-transcript/kiss_20080628LT_hamada.pdf

www.hijiyama-u.ac.jp

浜田氏の著作を紹介された「友達」の記事から派生したものですww


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「明日が好きになれる場所」

ハリウッド映画「幸せの教室」のキャッチコピーです。

この映画についてなんにも知りませんが・・・

このコピーは「はなまる」です(*^^)v


あなたの教室は「明日が好きになれる場所」になっていますか?

あなたのお子さんが通う教室は「明日が好きになれる場所」になっていますか?

私たちの教室は「明日が好きになれる場所」になれていますか?


一度、子どもたちにちゃんと聞いてみなければいけませんね♪

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正しい注意喚起の方法

ゴールデンウィークは「趣味」と「仕事」の両方が濃密な時期です。
今日は、数名のお子さんの「個別の支援計画」を作っています。
Bさんの、それまでの資料をじっくり読んでいました。
途中転籍のBさんは、乳児期に人見知りや後追いがなかったこと。保育園年長になってから、注意集中困難が顕著になってきたことなどが書かれていました。
また、友だちとの関わり方に課題があったり、ルールのある遊びが苦手であったということもわかりました。

支援者に対して「反抗的」であったり、友だちにたいして「いじわる」であったりするBさん。
自分が苦手なことは「できやん」といって取り組もうとしないことも多いのです。

彼女に必要な支援は、
・基礎的な学力の定着。
・「やればできる」という自信。そのための、「やってみようかな」と思わせる工夫、動機付け。
・わかっていそうで、実はわかっていないことを支援者が見つけ、わかりやすくしてあげること。
・注意喚起行動のパターンとしての「反抗」や「いじわる」を他の「ちょっといい」行動に変える取り組み
などではないかと考えました。

前向きな言動を認めることにより、正しい注意喚起の方法を身に付けさせることって、本人にとっても、ご家族にとっても、支援者にとっても、非常に重要なことだと思うのです。


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やっぱり「大切なものは友だち」

子どもたちは、一緒に育っていく中で友だちの「長所」も「短所」もまるごと受け入れることができる力を持っていると感心することがよくあります。

Aさんは、少しの出来事で、びっくりしたり、怒れてきたり、悲しくなってしまう子です。
Aさんがとっても興奮して怒っていると、Aさんの友だちは少しの間離れてAさんの周りにいます。しばらくすると何人かの子がそっとAさんの肩に手をやって何か話しかけています。
そして、しばらく離れてから、面白そうなことを見つけてまたAさんに話しかけます。
「なあA~。これ見てみ。」と友だち・・・まだ怒っているAさん。
そうすると、ちょっとまた距離を置いてから、話しかけています。
もうAさんの表情はやわらかくなって来ています。
Aさんがともだちと肩を組んで歩く姿は、そのあとすぐに見られたのでした。

女の子たちはAさんにそんなに優しく接することはありません。
「あかん!やめとき!A!」なんて強く制止することもあれば、実力行使の時もあるのです。
私が「ちょっと、やりすぎだよなあ~」なんて心配して見ていると・・・

案外ちゃんと女の子たちの言うことを聞いているAさんがそこにいるのでした。
さすが年季がは入った付き合いは違うなあと、またまた感心するのでした。

「仲間作り」は教育で最も大切なことの一つだと昔から言われています。
素敵な仲間がいてくれる集団を育てていくことが、遠回りのようにみえても、実は最も確かな取り組みなのだと改めて思うのでした。

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