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2012年6月

書店にて

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家族でモールへ買い物に行きました。
モール内の書店でそれぞれが興味のあるコーナーへ

失語の患者さんをたくさん担当している娘と、「くもん」コーナーで一緒になります。

「公文はあなどれやんなあ~」と父
「そやなあ~」と娘

しかし、なかなかぴったりするものが見つからずコーナーを曲がると、
あの「アーテック」(学校教材やさん:さすまたから紙粘土まで扱っている!)の
「プレイブックシリーズ」がありました。

全20種、一個500円です。学齢前後の子どもを対象とした知育教材です。
ちょっとした教材とその使い方のブックレットが付いています。
「小麦粉ねんど」や「100玉そろばん」、「すうじてんびん」なんていうのまでありました。

失語の患者さんにも、読み障害やダブルリミテッドのお子さんにも有効に使えそうな、「なまえカード」と「ひらがなキューブ」を購入しました。

いろいろと工夫して使えそうです。
月曜日が楽しみです。

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アプガー・スコアについて

就学相談活動の本年度のバディからのお尋ねの電話がありました。
「アプガースコア」についてです。
彼女は疑問は次の日に持ち越さないタイプのがんばり屋さんのようです。

ここ数年、「超低出生体重児」の就学や入学後の相談件数が増えていることは以前にも記事にしました。
今後も、これらのお子さんのケースは増えてくると予想されます。
ということで、「出生体重」と「アプガー・スコア」について調べてみました。

生下時体重による区分
1000g未満:超低出生体重児
1500g未満:極低体重出生児
2500g未満:低出生体重児
*妊娠37週未満を「早産児」といいます。

1000g未満の超低出生体重児は、年間約2600人生まれており、その数は年々増加傾向。


アプガースコア(AP)
生下時の状態(新生児仮死の度合いなど)をを示す指標が「アプガー・スコア」。

5項目を10点満点で評価し、5点以下を仮死(7~10は正常)とします。
出生後1分後と、仮死がある場合は5分後に採点する。
仮死児は5分以内に蘇生させないと後遺症が残るといわれているため。

1分後の数値より、5分後の数値がより重要で、5分後の値が低い程、予後は悪いとされている。
(妊娠26~36 週に産まれた 13,399 例の新生児に関して、新生児期の死亡率は、5 分アプガースコアが0~3の新生児では 1,000 人当り315人(およそ30%)という研究もある。)

Appearance - 皮膚の色
Pulse - 心拍数
Grimace - 刺激による反射
Activity - 筋緊張
Respiration - 呼吸数

カッコ内が点数
             
皮膚の色:
全身が蒼白(0)全身が青紫色 (1)身体が淡紅色(2)
 
四肢のチアノーゼ:
先端チアノーゼ(0)全身が淡紅色(0)チアノーゼがみられない(2)

心拍数:
60未満(0)60以上、100未満(1)100以上(2)

反射:
反応しない(0)顔をしかめる・弱く泣き出す(1)強く泣く・くしゃみやセキがでる(2)
    
筋緊張:
弛緩している(0)少しだけ四肢を動かす(1)活発に四肢を動かす(2)

呼吸数:
呼吸しない(0)弱い、または、不定期(1)強く呼吸する(2)


生後1分と5分に、上記の5項目について評価を行い、その合計点によって判断を行う。
0-2点 - 重症仮死
3-6点 - 軽度仮死
7点以上 - 正常
日本においては、以下のように評価することもある。
3点以下 - 第2度新生児仮死(重症仮死)
4-6点 - 第1度新生児仮死(軽度仮死)
点数が低い場合には、蘇生処置など、何らかの対処が必要となる。

(wiki,HUG&HUGを参考にしました)

アプガー・スコアを母子手帳に記載する医師としない医師がいるようです。
ちなみに1分時で0点、合計6点であった私の息子の母子手帳には記載されていませんでした。

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ぼくうみ


最近TVでさかんに流れているドコモのCM

この女性はどっかで見た事あるなあ~と思ってました

ん~誰かに似てるぞ・・・

そうだ、うちの職場のがんばっている3年目・・・

ということは~、あっそうだ!

「ぼくうみ」の彼女だ!

こうゆう時は、ネットが頼りになります

「ぼくうみ」の彼女は「大塚千弘」(出演時は大塚ちひろ)

で、「ドコモ」は「山下リオ」・・・

ん~ちゃうやん・・・

でも、もう一回だけくぐると

3姉妹の長女と三女・・・

なるほど、似てるわけですww

で、

一番、言いたいことは・・・


「ぼくうみ」の上映権付きDVDが発売されるとのこと♪

いつでも、どこでも「ぼくうみ」をたくさんの人に観てもらえること♪

うれしい限りです♪


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決定打は「個別支援」ではない

今日の学校訪問は、4月に次いでの2回目の訪問でした。
格段に落ち着きを見せている学年もあれば、明らかに「パワーアップ」している学年もあります。

学力面での課題が大きい子には、きちんとした個別支援が必要なのですが、それ以外の課題を持つ子には個別支援ではない取り組みの方が大切であるとお話ししました。

・教師の注目を得るために不規則発言を繰り返す子
・友達が嫌がるような言葉かけばかりする子
・大きな声で他の子を注意するのに、自分はルールが守れない子
・他の子が認められる・誉められることが許せない子

それぞれの子をどうしたらよいのか、という担任の質問に
子ども同士を「どうつなげるか」という観点が必要であるとお答えしたのです。

個に対する評価よりも班やグループ(小集団)に対する評価の方がより効果的であることも、いくつかの事例を挙げながらお話ししました。

これからの新しい「特別支援教育」は、「個から集団へ:パーソナルからフォーマルへ」や「所属意識」、「友だち」がキーワードになるように思うのです。

決定打は「個別支援」ではない
詳しくは、次回以降で・・・


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発達性運動協調障害について その3

文科省から出されている「幼児期運動指針」の普及用パンフレットが判り易く、取り組みやすいので紹介します。

「たくさんあそぼう、たのしくあそぼう」と題して、かわいいイラストでA4判4ページにまとめられています。

ダウンロードはこちらから


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伝わらない「誉め方」

若い先生です。といっても、もう30代。
とても熱心に教材研究されているようで、きちんとした授業内容です。
教室経営にも時間をかけています。

「○○さん、△(漢字)のハネがきちんとできている。すばらしい。」
「○○さん、しっかりと力を入れて書いている。立派。」
「○○さん、いい姿勢で書いている。すごい。」
・・・

とても早口で、たくさんの「誉め言葉」が速射砲のように担任の口からは発せられています。

その時に、気になったのは子どもたちの表情です。
最上級の「誉め言葉」をもらっても、うれしそうな顔をする子はだれもいないのです。
つまり、伝わっていないのです。

レベルマックスの「誉め言葉」もあれだけ大安売りされると、3・4年生の子なら誰でも、うんざりするのです。
それに担任が気づいていない・・・

「誉めることで、子どもは伸びる」
確かにマニュアルのはそう書いてありますが、「誉めすぎは逆効果」とは書いてありません。
マニュアル通りが一番正しいとは言えないのです。
そこに気づいていない・・・

子どもの「想い」を慮(おもんばか)れる教師になるためには、マニュアルには書かれていない「伝え方」があるのです。

もう一人は今年採用の「ルーキー」
やっぱり、誉めている時に目は笑っていません。
もっと残念なことは、叱っている時に目が冷たいのです。

観察後の懇談の時に、個々の子どものことではなく、「伝え方」の話をしてしましました。
「伝わらなければ意味がない。」
「伝わっているか、どうかを感じられるように。」
ちょっと厳しい、訪問になりました。

特別支援教育の「マニュアル」はそろそろ改訂が必要なようです。

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伝わる「誉め方」

定期的におじゃましている学校への訪問でした。
もう、どのクラスの子どもたちも、笑顔で迎えてくれます。

1年生担任は経験豊富な男性教諭。初めての1年生担任で5月までは「声をからしていた」とのことですが、今はすっかり1年生担任が板についています。

図工の時間、前回途中まで描いた図工の作品を1枚ずつみんなに見せながら配っていきます。
「○○さん。かっこいい飛行機だね。先がとがったジェット機、先生も描いていたよ。」
「○○さんのヘリコプター真っ赤で素敵だね。」
「このパラシュート、レインボーだねえ。ふわふわ飛んできそうだ。」
瞬時にその作品にぴったりの一言をそえて次々に配っていきます。本人はもちろんのこと、まわりの友達もうれしそうに見ています。
まだ、ほとんどかけていない子の作品には、
「○○さん、一生懸命考え中!」
「迷っている最中やね、がんばってね」
一度描いたものを消してしまって、それから進んでいない子には、
「消してあるけど、すっごいかっこいいのが描いてあるよ」とフォローをしています。
一つ一つのコメントも、言葉かけも、あったかい気持ちが入っています。

算数でも、先生がテンポよく子どもたちに声かけをしながら授業が進んでいきます。
前に出て発表したくて、「やりたい!」と大きな声の子には、
「やりたい、やりたいって言ってたら、よけいあたらないよねえ~」とみんなに話しかけます。
直接その子を注意しないでも、効果的です。
自信なさげで、挙げていた手を下ろした子には、「自信がないみたいやなあ~」と言って”先生が注目していること”を意識させて、次に手を挙げたときにすかさず、「お~○○さん自信復活!どうぞ!」と指名します。

きっとこのクラスの子どもたちはどの子も担任の先生に「○○さん~」と声をかけてもらうことがとてもうれしいだろうと思いました。

担任の持ち味はそれぞれですので、みんなが彼と同じようにはいきません。しかし、自分なりのきちんと伝わる「誉め方」のスキルを身につけていくことは大切です。

実は最近、若い先生の中で、伝わらない「誉め方」が増えているように感じているのです・・・(これについては次の機会に)

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児童心理療育施設

児童心理療育施設(児童福祉法では「情緒障害児短期治療施設」)を訪問しました。
ここ何年かで民間からの参入も増えたためか、施設数が倍増(全国で38カ所)した入所型の施設です。公立学校の分校を併設していることが多いようです。

「情緒障害児」対象の施設とは言え、自閉症スペクトラムと診断されている子も多く、また半数以上が被虐待児童であるとのことでした。

あるお子さんのケースに関わっていたため、その後のお子さんの落ち着いた様子も聞くことができました。ただ、多くの場合、子どもの「治療」とともに親子関係の「再構築」が大きな課題となるといえます。

子どもが退所できる状態になっても、家庭が帰れる状態になっていないケースも多く、その場合は「養護施設の生活になじめるように指導する」という職員の方の言葉がとても重く感じられました。

虐待のきっかけの一つが「育てにくさ」であるとすれば、できるだけ早い時期からの「療育」や「子育て支援」がもっとも有効な解決策なのではないか思いました。

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発達性協調運動障害について その2

続きです

3年生のお子さんについての質問でしたが、私のその場での提案は、
「ジャングルジムやコンビネーション遊具での遊び、タイヤ跳び、川跳び・・・などの体を大きく使った運動を経験させることが必要。特に足裏がつかないことについては、感覚過敏の問題もあるかもしないが、雲梯(うんてい)や登り棒、ジャングルジムなどでのいろいろな足の使い方を経験させることが大切。」
でした。ジャングルジムの2段目だけを端から端まで通らせることは、支援学級の体育でも行っていることですが、ボディイメージを身に付けさせるために有効であることもお話ししました。

ちょっと調べてみたら、発達性協調運動障害のお子さんに以下のような運動が有効であったとの報告がありました。

・転がってくるボールをジャンプして避ける。
・台の上からフープ目がけて跳び下りる。
・左右の手と足を交互に交差するように歩く。(四つばいで)
・左右の足を交差するように歩く(立って)
・両足ジャンプ
・片足立ち、片足ジャンプ
・ボール送り(一列になって頭の上や股の下でリレーする)
・綱渡り
・島とび
・フープ渡し(全員が手をつないだまま、フープを送る)

昔の「外遊び」って、こういう運動のオンパレードだったような気もします。
体をしっかり使う経験が少ない今の子どもたちには、こちらが用意してあげないといけない時代のようです。


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発達性協調運動障害について その1

同僚で、自分のクラスの子どもの凸凹をきちんと見極めて、適切な指導していこうと心がけている先生がいます。
毎日のように「この子がこんな様子なので」とか「この子の書いた字を見て」と話しかけてくれます。
今日は体のバランスが悪く、走る時も「つま先立ち」で走っている子どものことについての相談がありました。
「つま先立ち」ですぐに思い浮かぶのは「スペクトラムの子」ですが、この子の場合は微細運動にも粗大運動にも「しんどい」ところがあるようでした。つまり「発達性協調運動障害」の疑いがあるといえるのです。

DSM-Ⅳでの「発達性協調運動障害」の診断基準は以下の通りです。
A. 運動の協調が必要な日常の活動における行為が、その人の暦年齢や測定された知能に応じて期待されるものより十分に下手である。これは運動発達の里程標の著名な遅れ(例:歩くこと、はうこと、座ること)、物を落とすこと、” 不器用”、スポーツが下手、書字が下手などで明らかになるかもしれない。
B. 基準Aの障害が学業成績や日常の活動を著名に妨害している。
C. この障害は一般身体疾患(例:脳性まひ,片まひ,筋ジストロフィー)によるものではなく、広汎性発達障害の基準を満たすものでもない。
D. 発達遅滞が存在する場合、運動の困難は通常それに伴うものより過剰である。
(ちなみに5~11歳の有病率は6%といわれています。)

今日はここまで、次の記事では
どんな取り組みが有効であるのかを考えていきます。


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乗馬体験をしました

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一度やってみたかった乗馬体験をしてきました。写真は私を乗せてくれた「シャンティ」君。前職はJRAの競走馬だそうです。

ABA(応用行動分析)の分野では有名なカレン・プライアは、犬の調教に使う「クリッカー」の考案者としても有名です。著作にも「飼いネコから配偶者まで」なんていうちょっと過激な副題を付けています。
これらのことに、かなり違和感を感じた時期もあったのですが、乗馬体験をして感じたことがたくさんありました。

若いコーチ曰く、
「よくわかるように褒めてあげてください。でも、しっかりやっていないのに、褒めないでください。」
なるほど、です。
「馬は、みんな性格が違います。その性格にあわせて、指示の仕方(強度・回数)は変えてください。」
そら、そう。
「時々、暴れているのに褒める人がいるので、これだけは止めてください。」
おっと、こうゆうことって、どっかで話した事あるよなあ~。

「よくほめて育てるといいますが、ほめてばかりではゆうことをきいてくれません。」
乗馬について教えてくれていることがどれも「すごく同意」できることばかりでした。

もちろん動物とヒトはちがいます。
でも、「シャンティ」君や若いコーチからたくさん教えてもらったような気がしました。


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「他を意識すること」

これは通常学級でも、支援学級でも言えることなのですが、
「他を意識すること」はとても大切なことだと思うのです。

他の子に対して、なんらかの手助けをすること
何人かの集団に対して、自分がリードして何かの活動を行うこと
自分を見てくれている人を意識して行動すること・・・

パーソナルではなく少しでもフォーマルな状況を作ってあげて、その中で活躍させることは、個別学習では身につけることのできない類の「自信」「意欲」「達成感」そして「自己有用感」などを実感させることができると思っています。

今日は支援学級の授業公開がありました。
みんながいつもよりがんばれたのは、ペアやグループの活動があったことや、たくさんの先生方に見てもらっていたことがあるからだなあ、と思いました。


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