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2012年7月

ダイナミックな教科指導

研修会に参加していて、ちょっと考えたことです。

個に対応した個別の指導・支援は、ややもするととても単調なスキル学習になったり、プリント学習になったりする傾向が強くなる。これは、支援学級でも同じことがいえる。
お金の計算に実際のお金を使ったり、長さやかさの勉強で実際に測ったりしていても、どうしても机上のコンパクトなものになってしまっています。

通常学級の担任だった頃は、
運動場の面積をメジャーを使って計算させたり、
数十個の乾電池と同じ数の豆電球をつなげて、「世界最大の直列つなぎ」を作ったり、
実物大の奈良の大仏を運動場に描いたり、
1億(1mmの正方形を1億集めると10m四方になります。)を体育館で作ったり、
教室の机を全部出して、ビニールテープを縦横に貼って、立体座標の勉強をしたり、
空気の伸縮実験用の注射器をいっぱい並べてその上に子どもを乗せてみたり、
黒いビニル袋で作ったソーラーバルーンを飛ばしたり・・・
随分、ダイナミックなことをしていました。
こうゆう経験って、ずっと記憶の中に残ることだと思います。

もう少し、支援学級での取り組みも変えていかなければと思いました。

昨日のINポイントが初の100越えでしたww
押してくれた人ありがとう♪
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「重度重複」

「重度重複」と呼ばれるお子さんたちの就学については、支援者の中でも意見が分かれるところです。

できるだけ、「交流・共同学習」を目指していきたいと考えても、交流学級でも支援学級でも、できることは限られている。
施設・設備も、支援の専門性も支援学校には、とうてい及ばない。
親ごさんの、地域の中で育てていきたいという願いもかなえてあげたい。
しかし、通常学級基準の日課・時間の流れ方はあまりにも急すぎる・・・

どこにも100点の答えはないのですから、
できるだけ、たくさん「想い」を出し合って、よりよい選択ができるようにしたいものです。

支援学校で行っている「月1回の地域校交流」なんてゆう中途半端な物でなく、
通級のような週1・2回の地域校での「交流・共同学習」なんていう柔軟な体制はとれないものなのでしょうか?

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「就学支援」の質・「支援」の質

夏休みに入って連日、就学相談で保育園・幼稚園訪問をしています。

午前中に観察と検査を行って、午後からは保護者相談を行っています。
相談では、就学に関する親ごさんの意向もお聞きします。
私の所属する自治体の就学支援委員会は、就学先について最大限「保護者の意向を尊重」します。そのため、たくさんの「認定就学」のお子さんが支援学級に在籍されています。
また、ここ数年で、通級教室を倍増させただけでなく、8歳以下対象のリソースルーム(言語・SST・LD)を開設し、並行してペアレントトレーニングの教室も開設しています。

「途切れのない支援」を合言葉に支援委員会のメンバーは、とても真摯な態度で仕事をこなしています。
一昨年参加した、特総研の会議で「診断書がなければ・・・」「診断書をとってきたので・・・」なんて愚痴ばかりの「就学支援」をしているどこかの自治とは「質」が違うのだと自負しています。

ただ、受け入れてからの、個に応じた「支援」の質はまだまだです。
「この子は認定就学なのだから」なんていうエクスキューズは通用しないのです。
通常学級でも支援学級でも、ベストを尽くす姿勢を忘れてはいけないと思うのです。
専門性や「支援」の質は、通常学級でも支援学級でも、常に高め続けないといけない事なのだと、改めて思うのでした。

支援者を支援する体制を一層整えていく必要があるのだと考えています。


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フィンランドの小学生が作った「議論のルール」

facebookでシェアした記事です。

フィンランドの小学生が作った「議論のルール」

1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない

実はこの10項目の大半は、どの小学校でも担任が指導している内容です。
「話し合い・学び合い」活動を成立させるためにも、お互いの意見を尊重し合える関係を作るためにも、とても大切なルールだと言えます。

相手や集団を意識した言動ができるようになるためには、学校生活の中でこのようなルールが定着することが必要です。


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スペクトラム児のための助詞指導

きちんとした知見やエビデンスはないのですが、自閉症スペクトラム児に対する助詞の指導は大変重要だと考えています。

例えば「お兄さんが学校で絵を描いた。」と言う文章(絵カード)を読ませて(見せて)
「だれが絵を描いた?」
「どこで絵を描いた?」
「お兄さんは何をした?」
などの簡単な質問をして、答えさせることで助詞の使い方を身に付けさせることができます。

はじめは単文が、複文に、そしてより長い文章にと移行する中で、コミュニケーションのレベルも上がっていくと考えています。

自作の教材の紹介は次の機会に♪

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英語でがんばれww

あなたのせいじゃないよ。 It's not your fault.

うまくやれるわよ!  You'll work it out.

おもしろそう。 sounds fun.

がんばれ!  Go for it!

これからも頑張ってね。 keep trying.

その調子!  There you go.

たいしたことじゃないよ。 It's nothing.

まだ諦めないで。 You shouldn't give up yet.

やったぁ!  Hooray!

やってみてね。 Give it a try.

やってみる価値あるわ。 It's worth a try.

ゆっくりでいいからね。 Take your time.

わかってきたね。 You've got it.

悪くなかったよ。 You did Okay.

応援してるよ。 I'll cheer for your team.

簡単よ。 piece of cake.

気にしないで Never mind.

気持ちはわかるわ。 I feel for you.

元気だして!  cheer up!

後は良くなるだけです。 It's only get better.

今やるか一生やらないかね。 now or never.

今日はついてなかったのよ。 Today isn't your day.

残念だったね。 That's tough.

私はいつも一緒だからね。 I'll be close by.

次はもっとうまくいくわ。 You'll do better next time.

自身を持って。 Be confident.

自身持って!  Have confidence.

惜しい!  Almost!

前向きにね。 Stay positive.

全力でね。 Give it your best.

諦めないで。 Never give up.

得意でしょ。  You're in your element.

怖がらないで  Don't be afraid.

負けるわけないわ。 You can't lose.

勇気だしてね。 Have heart.

落ち込まないで。 Don't be down.

落ち着いて。  Easy, easy.


(+英語+英会話無料素材100点より)


アメリカに長いこと住んでいる旧友が、
うまく行った時は    Good job!
そうでなかった時は   Nice try!
と子どもに声かけをする文化がとても素敵だ
と言っていたことを思い出しました。

「○のない大人×だらけの子ども」の国、日本
こういったところから
変えていかないと、と思ったりします。


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先生!

先日の記事で紹介した私立幼稚園の訪問で

年中さんの教室の前を通ったら

「I先生ですよね?」と私の名前を呼んでくれる担任の先生がいました

「Tです。弟が担任してもらっていました。」

「Tくんのお姉さん?」

15年前に担任したTくんの名前は覚えていても

お姉さんのことはすぐに思い出せませんでした

しばらくしたら

1年生の弟のことを気遣って

毎日のように教室に顔を出してくれていた

やさしいお姉さんだったことを

思いだしました

きっと彼女は

優しい先生なんだろうと

思いました

ながいこと

この仕事をしていると

うれしいことが

いっぱいです

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アンチガラパゴス

「ガラパゴス化」とはまったく逆の印象を受けた訪問もあります。
規模の大きな私立幼稚園。2年ぶりの訪問になります。

立地環境もよく、広い園庭、園舎の設計も大変考えられたものです。
それは2年前と変わらないことですが、

違ったこと:
・どのクラスにも大きめのホワイトボードが置いてあり、いくつかの自由活動を子どもたちが選択して、自分の名前を貼れるようになっている。
・活動のスケジュールが解り易く表示してある。
・棚の中に何が入っているかすぐわかるように引き出しには写真が貼ってある。
・それぞれのクラス担任が創意工夫しているため、活動がバラエティに富んでいる。
・支援が必要な子に寄り添うお友だちが何人もいること。
・クラスの雰囲気が穏やかで、やさしいものであること。
・支援が必要な園児のために、加配教師が複数名配置されている。
・民間業者のお弁当箱給食が、園内調理の給食になっている。

あまりの「進化」ぶりに、驚きを隠せませんでした。
園長先生に話を聞くと、
子どもたちの「変化」に対応するため、研修を重ねながら工夫してきたこと。
園内の支援体制も大きく変えてきたこと。
ベテランの元幼稚園教諭を加配として雇用したことは、園での教育内容を充実させることにもつながったとのこと。

「私立の限界」など感じさせないような取り組みを行っている園ですが、加配配置に対する補助金申請の難しさや、どこまで門戸を開くか、といった悩みもあるとのことでした。

ユニバーサル教育の視点が大切なこと。
育ち合いの中から、大きな教育的効果が生まれること。
一昨年参加した、NISE主催「発達障害教育指導者研究協議会」で発表のあった、支援教室(リソースルーム)を設置している私立幼稚園のこと。
たくさんお話してきました。

園全体が常に前に進んでいる印象を強く受けた訪問でした。

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プール

連絡帳に、親ごさんの感謝の言葉がありました。
「○○が1年生のころは支援学級でプールに入るなんて考えてもみなかったことでした。それが月に1・2回に増え、今年は毎週入れたこと、ありがとうございます。」

学校にはそれぞれの風土や歴史があります。交流をほとんどしていない学校もあれば、逆に全面交流の学校もありました。
今の形は、子どもたちにとって、よりよい支援を少しずつ求めてきた成果だと思います。

プールにたくさん入れたので、みんな水に慣れ、泳ぎが上手になった子もずいぶんいます。
広々としたプールに、いつもよりも元気で、活発な子どもたちの歓声が響きます。

最後は大きな浮島に乗って遊んでいます。

とても水を怖がっていたHさんも浮島に乗っています。

プールがいやでいやでしょうがなかったIさんは・・・
あれれ~、深い方でニコニコしながら泳ぐ真似をしていますww


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「ガラパゴス化」

携帯の話しではありません

人事交流が少なかったり

対外的な研修の機会が少なかったりする

教育・保育・療育現場は


少し気を抜くだけで・・・

「例年通り」を続けるだけで・・・


いともたやすく「ガラパゴス化」するのだと

ある訪問で感じたのです


「うん、これは人ごとではないぞ」

とも感じたのです


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けなげな

とてもけなげな少年に出会いました

母語はタガログ語

複雑な家庭環境のため

日本語環境でもタガログ語環境でもないスペイン語環境の家庭で育っています

家族で話せる共通語は誰もがたどたどしい、日本語です

とてもていねいな日本語を話す彼

私の質問に

「はい、ぼくはサッカーがすきです。」

「がっこうがんばりたいです。」

「これは、なんとよむのですか?」

一生懸命勉強をがんばっている彼の言葉は

きっと音声言語のみのタガログ語を頭の中で必死に日本語に変換しているようでした


彼はけっして目を合わせて話そうとしません

担任の先生にも

国際対応の先生にも

友だちにも


本当なら

最高の日本語の先生は「友だち」になるはずなのです

でも彼の周りの子たちにとって

「違い」は「違い」のままのようです

彼は「孤独」そのものに見えました

そこを変えなければ

彼も周りの子も「救われない」


私は担任の先生に

「伝わらなかったとしても、打ってでなければいけません。躊躇している時間はないのです。」

相談活動で

感情的になる時もあるのです


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