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セルフエスティームについて

秋に教育講座で通常学級における特別支援教育をテーマにお話しをさせていただきます。

「セルフエスティーム」については以前にもこのブログでも記事にしましたが、再度きちんとまとめておいた方がよいと思って調べています。

たとえば、用語解説では以下のようなものがありました。

自己有用感とは、 「自分自身のよさを認め、 自分を肯定的に受け止めることができる存在感。 」 と 定義付けることができます。 自分が所属する集団から、承認・賞賛・感謝・支持などを受けることによって、自己評価を高め、その集団において安定した存在感を得ることができます。(東京都教育相談センター)

自己有用感
① 他者の存在を前提として自分の存在価値を感じること
② 誰かの役に立ちたいという成就感
③ 誰かに必要とされているという満足感
過去に学習や学校生活に関して否定的な自己概念を抱いている子どもはその自己概念のために前に進めなくなっています。ほめる、励ます、認めるなど肯定的な評価を積極的に行い、自己有用感を体験的に積み重ねていけるよう配慮し、工夫していく必要があります。
ところで、類似の言葉に「自尊感情」がありますが、「自己有用感」は「自尊感情」と比べ、他者の存在を前提としているという点に違いがあります。(岩手県立総合教育センター)

自尊感情(自尊心) self-esteem
自己に対するに対する評価感情で、自分自身を基本的に価値あるものとする感覚。
自尊感情は、その人自身に常に意識されているわけではないが、その人の言動や意識態度を基本的に方向付ける。
自分自身の存在や生を基本的に価値あるものとして評価し信頼することによって、人は積極的に意欲的に経験を積み重ね、満足感を持ち、自己に対しても他者に対しても受容的でありうる。このような意味において、自尊感情は精神的健康や適応の基盤をなす。『心理学辞典』(有斐閣)

自己有用感・セルフエスティーム・自尊感情・自己効力感・・・etc
よく似た用語がたくさんありますが、いずれにしても集団や他者との関係性のなかから生まれてくる肯定的な「感情」であることは確かです。また、この「感情」が子どもの成長・発達にとってとても大切なものであることも確かです。

学級集団や異年齢集団の活動を組織する時に、この「感情」をターゲットの一つにすることが今求められているのではないかと思っています。
私の知っているある私立幼稚園では、縦割りクラス(異年齢集団)で保育を行っていますが、それは「セルフエスティーム」を身に付けさせることにおいて、かなり有効であったようです。
また、通常学級で子ども同士の「学び合い」が研修のテーマになっていることも、このことと結びついているものではないかと考えています。


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