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「がまくんは・・・」

「がまくんは、あきらめなければお手紙がくるのに、なぜあきらめたの?」

2年生の国語の教科書にある「お手紙」(アーノルド・ローベル)の授業で、あるお子さんが書いた感想です。
このお話しの内容は、自分に手紙が来ないのを落胆しているがまくん。それを知った親友のかえるくんが、がまくんのために内緒で手紙を書く。二人でお手紙が届くのを待っているのになかなか届かないので、あきらめてしまったがまくん。ついに、かえるくんが本当のことを言う。というものです。
この感想文を書いたのは「自分勝手な行動が多く、ルールが守れないことが多い。」ということで観察させていただいたお子さんです。

この感想文を読んで、「サリーとアン課題(心の論理)」が通過できていないお子さんだということがわかります。

「空気が読めない」とか「人の気持ちがわからない」とか「自分勝手だ」という表面的な現れでその子を評価するのではなく、「心の論理=他者の心の動きを類推する機能」が未発達だということが原因であると理解することが大切だと、担任の先生に話をしました。

また、国語科における文学教材の読み取りの活動は、特設のソーシャルスキルトレーニングと同様に「心の論理」の発達に効果的な場合が多いというお話しもしました。
一つの作品を集団で読み取っていく活動の中で、読み取りの違いや感じ方の違いを相互に交流し合うという経験を積み重ねていくことができるからです。

特別・特設ではない支援の可能性もいろいろと探っていく必要もあると考えています。

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