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汚言症・汚言チックについて

いわゆる「汚言症・汚言チック」について考えたことです。

汚言症 おげんしょうとは?音声チック(複雑音声チック)の症状で汚い言葉を発するチックです。社会に受け入れられない 卑猥な単語 を 言ってしまう人のことで 中指を つきたてて 糞くらえ!というのも チックの症状です。
 トゥレット症候群の重篤な多発性チックの症状として 診断基準として考えられてきた 汚言症ですが、実際に、トゥレット症候群で 汚言症の症状が あらわれるのは、3分の1以下と言われており トゥレット症候群  トゥレット障害と診断された=汚言症??と 判断する必要は ありません。
また 子どもが ふざけて 発する ことばや、わざと 言っている場合 コプロラリア(汚言症)とは 呼びません。  (「チック チック症 トゥレット症候群を改善」サイトより)

上記のように「汚言症」が説明されています。

私が今まで出会ってきたケースに、ふざけているわけではないのに、「汚言」を支援者や友だちに向けて繰り返して言う。というものがありました。

これは先に書いた「汚言症」とは異なった症例であると言えます。

「汚言」を他者に対して発することで「注目を浴びたい。関わってほしい。」という要求をかなえることができるという「機能」が認められます。

「○○うんこ!」(○○にはAさんの個人名が入ります)と、Aさん以外の人(Bさん)に言うことが頻繁に起こるケースがありました。

その「汚言」の原因は、それを言うことによって、Bさんが自分に関わってくれる(強めの注意・指導をするなど)ようになるからです。
つまり、Bさんに対する「汚言」によって、Bさんの注目を浴びることができことから「汚言」が強化されたと言えるのです。
案外、強めの注意や指導は子どもにとって「わ~、こっちを向いてくれた。先生をひとり占めにしている。」とご褒美のように受け取られていることが多いのです。

このケースの子に対して、試しにエコラリア風に「○○うんこ」と言ってみると、驚いたことにBさんの個人名を返してきたのです。
つまり「汚言」は対象者(このケースではBさん)を呼ぶ代名詞のような役割を果たしていると考えられたのです。
実は、このケースでの関係性の解釈は「応用行動分析」できちんと説明できると考えたのでした。
「応用行動分析:ABA」については、このブログでもカテゴリーでまとめてあるので関心がある方はそちらも参考にしてください。

(この記事はムーさんのご指摘を受けて、2013年8月7日に訂正したものです。)








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臨床発達心理士」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。昨日こちらのブログを拝見し、汚言についてのコメントに悲しくなりました。汚言は言ってはいけない言葉や言いたくはない言葉が本人の意思とは関係なく口をついて出てしまう、音声チックの症状の一つであり、病気です!このブログを読んだ教育関係者や支援に関わる者、保護者が勘違いし、当事者が病気の症状だけでなく偏見からますます追い詰められる事のないよう、正しい知識を持って欲しいです。汚言は言ってはいけないと意識するとますます悪化する傾向はありますが、これは他の運動チックや咳払いや単純にあっ!と叫ぶ音声チックも同様です。言ってはいけない場面で出やすくなるので、わざと言ってるのではと誤解されてしまうことがあるのです。ただ、意識を全くしてなくても出ます。娘は酷い時期は、大好きなペットと遊んでいても、笑える面白いテレビをみていても、シャックリがとまらないかのように、頻繁に罵倒語、卑猥語などの汚言がでることがありました。汚言はその当人にとってインパクトの強い言葉、嫌な言葉であったりドキドキしてしまう言葉がなってしまうようです。意味がわかってる言葉しか汚言にはなりませんし、言ってはいけないとわかってるのに、出てしまう辛さは当人にしかわかりません。他人から避けられたり、頭がおかしいとさえ言われる事があるのです!どうか、正しい理解をして下さい。専門家の方が、こういった不特定多数の人が見るブログで間違った見解を出さないで下さい。どうかお願い致します。

投稿: ムー | 2013年8月 7日 (水) 11時10分

ムーさん、貴重なご意見ありがとうございました。
ムーさんのご意見からすれば、私が今まで対応してきたいくつかのケースは「汚言チック」と言えないのかもしれません。

”汚言はその当人にとってインパクトの強い言葉、嫌な言葉であったりドキドキしてしまう言葉がなってしまうようです。”
行動分析を生業にする私にとっては、その「機能」を分析したくなってきます。

私なりにもっと知るべきだと考えています。
しばらく時間を下さいね。

投稿: BOGEY | 2013年8月 7日 (水) 22時04分

掲示板荒らしに卑猥な言葉を書かれて、
常識を逸脱した表現の為に精神状態を疑いました。そもそも「猥褻」です。

もう考えられないだけの罵声と卑猥表現を連続で書き込まれて、喧嘩で口が滑ったレベルじゃないんですよ。

妄想が著しく、会った事も無いのに、想像でよくそこ迄書き込みできるもんだと飽きれましたが、そういう毛があるのかもしれないですね。

病気かなと思うとスルーできますけどね。

投稿: 通りすがり | 2014年8月18日 (月) 08時20分

スルーが一番ですね。
現実世界ではそれほどでもなくても、バーチャルになると表現が加速度的に「逸脱」することがよく見られるようです。
バーチャルには、そうした行動を「強化」している何かがあるのかもしれません。

投稿: BOGEY | 2014年8月18日 (月) 23時19分

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