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「無理だ」って言い切れるの?

いとも簡単に、「この子には集団学習は無理です。」とか、「今は大丈夫でも、必ず落ちこぼれます。」などと言い切って、「転籍」を勧めるドクターやスクールカウンセラーが最近増えています。

もちろん全てのドクターやカウンセラーではありませんが、近頃このような「断言」をよく耳にするのです。

専門家にそう言われれば、保護者も担任も支援学級への「転籍」を考えざるを得なくなります。
もちろん、支援学級への転籍も選択肢の一つではあると思うのです。
ただ、支援学級を「マンツーマン指導の場」や「学力補充の場」としてとらえ、安易に「転籍」が解決策であるかのようにして勧められていることには、とても違和感を覚えるのです。

このような専門家の「断言」には、「通常学級での特別支援教育」や「ユニバーサル・デザイン・ラーニング(UDL)」の視点は少しも含まれていないと思います。また、支援学級での学習活動も十分には理解されていないようにも思います。

通常学級から支援学級への転籍児童数が急増しているのは全国的な傾向です。もしかすると、「平均的な子ども像」から外れている子は「通常学級」から締めだされようとしているのかもしれません・・・

私たち教育現場にいるものは、「通常学級での特別支援教育」や「UDL」の可能性をもっと追究するべきであるし、その成果をしっかりと広めていかなければならないと思うのでした。

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コメント

こんばんは。
診察室に籠もってる人間がどれだけ教室の事を分かっているのか?
心無い断言に傷付く保護者の涙を目にする度に腹が立ちます。
自分の授業スタイルの不備を顧みようともしないで、学びに苦しんでいる子を安易に指導室に放り込もうとする学級担任にも同じ怒りを覚えるところです。

投稿: hige | 2013年2月19日 (火) 23時36分

higeさんコメントありがとうございます。

このあたりの「現状」を変えていくために、私たち何ができるのか一度ゆっくり語り合いたいですねえ!

投稿: BOGEY | 2013年2月21日 (木) 20時52分

うちでも、残念ながら担任の口から耳にすることがあります。
「~」という特性があるに違いないから、集団では無理といったような・・・

私は、そういうとき論理的に言い返せなくて情けないのですが、
「特性が何なん?」
と思うことがよくあります。
もし、本当に「特性」」があるのなら、その子に集団の中で何が必要なのか、集団をどうしていくのかを、考えるのが先決であって、転籍が唯一の手段ではないというか、転籍すればOKではないと思います。

「転籍」という制度を否定してわけではありませんが、「特別支援教育」って、何なんだろうと思います。
しんどい思いをしている子がいるのなら、そのしんどさを少しでも軽減するスキルは何なのか、保護者や委員会(仮にもあるのですから・・・)で話し合うのが、「特別支援教育」なのじゃないのかなと思ってます。それって、理想論なんでしょうか?

日々の現状を見ていると、なんだか、自分の考えに自信がもてなくなります。
そして、正直、そういう思いを伝えきれてない自分にも腹が立ちます。

投稿: あっき~ | 2013年3月 2日 (土) 11時22分

あっき~さん
ご無沙汰です♪
まったく同感です。
実は、巡回チーム仲間でも同じような「行き詰まり感」を感じている人が何人かいるんですよ。
通常学級でできることはとても多く、とても価値があるものだと思っています。
何よりも仲間の中で、支え合って伸びていくことって素敵なことですものね。
あなたのクラスには、そんな「あたたかさ」がいつもあったように思います。

確かに、伝えることは難しいけれど
まあ、ぼちぼちいこか!
ですねww

投稿: BOGEY | 2013年3月 5日 (火) 22時27分

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