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「就学支援」と「診断名」

ある管理職から、「A先生(教育委員会の指導主事)がBさんを観察して、『この子は、自閉症でしょう。』と言われたが、君はどう思う。」と質問されました。

このような質問に「Yes」とも「No」とも答えるわけにはいきません。なぜなら私は「ドクター」ではないからです。
ただ、「それは言えません!」とも答えられずに、少々言葉を濁しながらも、「この子の一番の課題は~で、次は~だと思います。」とお話ししました。

「特性」とか「診断名」とかでその子を呼んでしまうと、見えるはずの本当の姿がかすんでくるような気がするのです。
そして、1次的な「困り感」と2次的な「困り感」を取り違えてしまうことも多いのです。

教室から飛び出す子を、「多動」だとして「自閉症・情緒学級」に入級させることって、いろんな意味で間違っていると思うのです。

今そこにいるその子にとって最もふさわしい手の差しのべ方を、その子の「できること、得意なこと」を元に考えていきたいと思っているのです。

私の尊敬する、就学支援委員会の座長でもある「大先輩」は、本年度の最後の委員会で、
「何ができないかを挙げつらねるのではなく、できること・得意なことは何なのかを挙げて、論議すべきだ」と話されました。

通常学級ではついていけないから、支援学級では・・・などと、ふるい落としていくことが「就学支援をする」ことではないと思うのです。
同様に「診断する」ことでもないとも思うのです。

札幌の「こころとそだちのクリニック」の田中康雄Dr.は、「診断名」を明らかにしたのはほんの数例しかなかったと講演会でお話しされていました。

その子に本当に必要なことが何なのか
支援者である私たちができることは何なのか
きっとそれは、

ほんの小さな配慮であったり
ちょっとした声かけであったり
あったかい友だちであったり
親や支援者の理解であったり
そんな小さなことの積み重ねだったりするのだと思ったのでした。

だからこそ、
前向きに「ぼちぼちいこか!」なのです。

ね、あっき~さん♪

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コメント

やっぱり、素敵☆
私がモヤモヤとしていたことが、すっかりクリアになって、記事になってる。

嬉しいです。

私は、私なりに今までどおり、自分が思うように進んでいけばいいのかな?

投稿: あっき~ | 2013年3月11日 (月) 20時54分

ですね♪

あなたは、あなたなりに今までどおり、
あなたが思うように進んでいけばいいのです♪

あなたやあの子たちと一緒に過ごした1年間は、私にとっても、あの子たちにとっても素敵な一年でしたものww


投稿: BOGEY | 2013年3月14日 (木) 23時12分

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