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自分を守るための「術」

「自閉症・情緒」学級のお子さんのケースです。

低学年で教室を飛び出す等の「多動傾向」があるということで転籍したお子さんです。

「大変反抗的で、素直に言うことを聞かない。」
「ああいえば、こういう・・・。屁理屈が多い。」
「指示に従えず、固まってしまうことも多い。」
などと、担当者から聞かされていたお子さんです。
学習課題が本人にあっているのか?
支援者との関係は?
本人の「通常学級の友だちと一緒にいたい」という願いはかなえられているのか?
本人の「本当にしんどい」部分はどこか?

などを検討していくと、実は一番の課題は、コミュニケーションや「多動」ではなく、「学力」特に「国語科」における基礎学力だったということがわかりました。

「問題行動」ととらえられていたことが、実は自らの「しんどい」部分をなんとかカバーしようとするための、その子なりの自分を守るための、「術」だったのではないかと思ったのでした。それらのことを担当者にアドバイスさせていただきました。

新学期が始まってまだ2週間ですが、担当者からは、その子の「笑顔」が増えてきたと言うことでした。苦手な学習に対しても、「見通し」を持たせることで、意欲的に取り組むようになったとのことでした。

私たちはよく「誤学習している。」とか「この問題行動をなくさないと。」とかよくいってしまいがちです。
でも本当は、その行動の「背景にあるもの」をきちんと見極めていかなければいけないのです。
自分を守る「術」を身につけなくても、伸び伸びと自分らしく学んでいくことができる教室や学校を作っていかなければいけないと思ったのでした。

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