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「すきな絵と自分の名前」

ある学校の1年生全クラスを訪問しました。

どのクラスにも教室の背面には、「すきな絵と自分の名前」を書いたものが掲示してありました。
授業を見る前に、その掲示物だけで、いろんなことが見えてきます。

もちろんかわいらしい、1年生らしい絵もあるのですが、1から20までの数字を順に何列も書かれているものや、具体物が何一つ書かれていないもの、太陽が13個も書かれているものもありました。

自分の名前を書いたひらがなも、「右斜め上がりの線が苦手」、「鋭角が苦手」などよくあるものだけでなく、「も」の鏡文字や判読不能な文字などもありました。

比較的落ち着いた地域の学校なのですが、「しんどい」子は増えていると感じました。

1年生のどの学級担任も、「支援」力は申し分のない先生方ばかりです。

まずお願いしたのは、大きな体の動きを必要とする、遊びや運動に取り組んでもらうことです。
書字に必要なことは指先の技巧性ですが、それを本当に保障するものは大きな運動とそれと協調する視機能であると考えているからです。

次に、スキル獲得のためのトレーニングです。公立の保育園で日常的に取り組まれている「曼陀羅ぬり絵」や「なぐり書きプリント」を紹介しました。

そして最後にお願いしたこと。
担任の先生が「ゆとりを持つ」こと、丸付けに追われるのではなく、子どもと一緒に楽しむ時間を増やすこと。
「しんどい」思いをしている子は、たくさん「割り引いて」あげること・・・

「この子は8割引きでOKです!」という私の言葉に、大ベテランの担任は「私が、楽になりました」と話してくれました。

にこやかに私を玄関まで送り出してくれた先生方に
精一杯のエールを送りたいと思いました。

「すきな絵と自分の名前」1年生の子どもたちをとらえるための大切な指標になりそうです。

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