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2013年9月

通常学級での特別支援教育

1時間程度の研修会で「ルーキーたち」に伝えたいことを考えてみました。

1 どんな教師になりたいのか?
   自分自身の「子ども観」や「発達観」について

2 発達障害について
   どの子もスペクトラムのどこかに位置している
   「困り感」の理解
   「表れ」は環境との相互作用で大きくかわる
   リフレーミングで変わるのは「教師の姿勢」

3 ユニバーサル教育(UDL)について
   チェックリストを使って
   支援の具体例

1では、以前から巡回訪問先のルーキーたちに聞いてきたことです。なぜ教師になったのか?どんな教師になりたいのか?「志を貫徹」することが難しい状況なのかもしれませんが、子どもを切り捨てたり、子どもの愚痴ばかりいったりする教師にはなってほしくないのです。
2では、「困った子」を「困っている子」としてとらえられるか?また、環境として最も影響力のあるのは、「教師の姿勢」と「学級集団」であるということについておさえます。
3では、クラス全体への配慮と支援を必要とする子への配慮について、授業のいくつかの場面でどのように行うのか?について考えます。

こうやって文章にしてみると、伝えたいことがはっきりしてきます。
とても、真面目なルーキーが多いので、私としても楽しみです。

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「自閉症・発達障害の人と伝えあおう、わかりあおう」


臨床発達心理士全国大会の書籍販売、「エスコアール」のブースでは、この書籍とおめめどうのコミュニケーションメモ3種類セットで1500円で販売していました。

思わず社員さんに「え~、これ全部つけて1500円ですか!?」と大きな声で確かめたので、周りの人も何人か手にとっていました。(ちなみに私はサクラではありません)

シンポジュウムが始まる前の会場で読んでいると、隣に座った人もこの本を広げて読みだしたので、
「あれれ~、一緒ですね~」とにっこり。
いろいろ話していると愛知県のSTさんで、三重でもお仕事をしているとのこと。
世間は狭く、おめめどう密度は高かったです。

コミュメによる「筆談」はいろんな場面で役に立つ「アプリ」です。
ということで、お勧めの一冊なのです。

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教育実習生&新規採用研修・・・

教育実習生や新規採用者対象の研修を依頼されました。

とりあえず「通常学級での特別支援教育とは」をテーマにしました。

まず、「発達障害」をスペクトラムとしてとらえること。

そして、「リフレーミング」

それらを基礎とした、「Universal Design for Learning」

1時間で伝えられる事はほんの少ししかありませんが、彼らのこれからの長い長い教育実践の礎になればと考えています。

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支えの信条

支えの信条

私の障害を問題としてみないでください。障害は私の一部です。

私を欠陥人間として見ないでください。

私を異常で無力な人間として見ているのは、あなたなのです。

私の事を直そうとしないで下さい。私は壊れてなんかいません。

支援してください。そうすれば私なりの方法で社会に貢献できるのです。

私をあなたの患者として見ないで下さい。

私もあなたと同じ、一市民です。

あなたの隣人として見てください。

人は皆、人に支えられて生きているという事を忘れずにいて下さい。

私の行動を矯正しようとしないでください。

静かに、聴いて下さい。

あなたが不適切行動と決めつけているものは、
私にできる唯一の方法であなたに何かを伝えようとしているのかもしれません。

私の事を変えようとしないでください。

あなたにそうする権利はないのです。

私が知りたい事を学ぶ手助けをしてください。

あなたが感じている不安や迷いを専門家としての距離で隠さないでください。

私の声に耳を傾け、私の“もがき”を簡単に解決できるかのように軽く受け流したりしない、

そんな人でいてください。

理論や方法論に、私を当てはめようとしないで下さい。

ただ一緒にいてください。

そしてぶつかり合った時には互いに自らを省みる機会としましょう。

私をコントロールしようとしないでください。

人として自分らしく生きる権利が、私にはあるのです。

あなたが不服従や操りと呼ぶ行動は、

自分の人生を自分でコントロールできる私にとっての唯一の方法なのかもしれません。

いつも素直で従順で礼儀正しくいる事ばかり叩き込まないでください。

自分を護るためには、嫌な時には「嫌だ。」と言える事が必要なのです。

無理に私の友達になろうとしないで下さい。そんな同情はいりません。

私の事をよく知ろうとして下さい。そしたらいつか、友達になれるかも知れないね。

例えそうする事があなたの気分を良くするとしても、勝手に私を助けようとしないで下さい。

手助けが必要かどうか聞いてください。私から、あなたが私に手を貸せる方法を教えてあげます。

私を称賛しないで下さい。精一杯生きようとする事は、特に崇拝されるようなものではありません。

私を尊重してください。尊重の前提には対等があるから。

指示したり、矯正したり、指導したりしないで下さい。

聴いて、支えて、後をついてきて下さい。

私は料理されるだけの鯉じゃない。

あなたと私、同じ水に棲み、共に生きよう。

今は亡き、トレイシー・ラティマーに捧げます。


原盤はこちらhttp://youtu.be/wunHDfZFxXw

文・ビデオ製作
ノーマン・クンツ、エマ・
ヴァン
ダー
クリフト

日本語訳
笠原真帆
訳協力
斉藤明子、横山実、中谷路子

笠原真帆

ひょんなことで 出会った動画・・・ 一度観てくださいね

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新しいTEACCH

臨床発達心理士全国大会でとても印象に残ったセミナーは、

「自閉症児への発達論的アプローチ」での服巻智子先生の「新しい」TEACCHの紹介でした。
TEACCHの歴史的な変遷をわかりやすく説明してくださった後に、今まで私たちが知っていた
Treatment and Education of Autistic and relatedComunication handicapped CHildren. 
から、
Teaching  Education Appreciation Cooperation Collaboration Holistic
に変わったことを紹介していただきました。

私は、TEACCHが、よりICFの立場に立ったと思いました。このことから、これまで以上にTEACCHのファンになりました。

TEACCHは日本に紹介されてから随分誤解を受けている部分がありました。
このため、「敵対しない」「敵対しているとみなさない」という療育方法間の共同・協調がとても大事だとも教えていただきました。

他を批判することで自分の正当性を「証明」するような「非生産的な学び方」は、すぐにでもなくしていかなければならないと思うのでした。

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「病気の子どもの教育入門」

病気の子どもの教育入門

病気の子どもの教育入門
著者:全国病弱教育研究会
価格:2,310円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

病気の子どもたちに出会うことがあります。

すぐに治って元気になる子もいれば、
とても悲しいお別れをしなければいけないこともありました。

病気療養中の子どもたちのための教育は、公的な支援の対象として、大きく取り上げられることはありませんでした。そのため現在でも教育システムは十分なものとはなっていません。また支援体制についても地域差が大きいようです。

この本は、教育実践の在り方、病気の理解、病気の子どもたちへの理解と配慮、などについて基本的な事項が網羅されているので、入門書としてはお勧めの一冊です。

現職の教師はもちろん、病気のお子さんをお持ちの親ごさんにも、教師を目指している学生さんにもおすすめの一冊です。

また、「子どもにとっての学ぶことの意義」を改めて考えさせてくれる一冊でもあるのです。

「『死』ということを相当に意識している中でも、学ぼうとする姿勢を持ち続けていた子どもたち」(本書P18)

私の教え子、Aさんが学ぶことで最期まで輝いていたことを、今でも鮮明に覚えています。

臨床発達心理士全国大会では、残念ながらこの本の販売はありませんでしたが、偶然電車でご一緒したY先生は大学で病弱教育を研究されている方でした。また、この本を下さった執筆者の一人でもあるM先生にも久しぶりにお会いでき、たくさんお話することができました。

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とにかく繋ぐ

家庭状況が厳しい、

その子の「特性」よりもはるかに、

課題が多く緊急なケースがあります。

とにかく早急に、できるだけ多くの関連機関に繋ぐ、

学校の体制も整える・・・

学校だけでは対応できないケースは、

総掛りで、早急が鉄則です。

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「広汎性発達障害児への応用行動分析」

広汎性発達障害児への応用行動分析

広汎性発達障害児への応用行動分析
著者:佐久間徹
価格:840円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

新書版の書籍ですが、なかなか読み応えのある一冊です。

本書の「広汎性・・・」は「自閉症スペクトラム」と読み替えてもらって間違いないです。
また、事例として紹介されている内容は「重度」自閉症児の「不適応行動」に対する著者のフリーオペラントによるアプローチです。
他傷・自傷・こだわり・おねしょ・・・など、なかなか手ごわい不適応行動を「改善」してきた方法が紹介されています。

「臨床家」として45年間活動してきた著者のエッセイ的な部分も多いのですが、その記述も教育にたずさわる者として「心しなければいけない」ことがたくさん書かれていると思いました。

「応用行動分析の手法を使ってしなければいけないことは、(子どもの行動改善ではなく)教師の指導力アップである。」

なるほど、と大きくうなずくのでした。おすすめの一冊です。

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