生活年齢が支えるもの
今日は「親子観劇」がありました。
名古屋の小さな劇団の公演を体育館で鑑賞しました。
1年生のMさんはいわゆる重度重複のお子さんです。
劇が始まってからずっと食い入るように楽しみながら見ていました。
歌の場面ではとてもうれしそうに体を動かし、曲が終わったら誰よりも早く拍手をしていました。
私は体育館の壁に持たれながら、子どもたちの反応や様子をずっと見ていました。
「親子観劇」ですので、小さい兄弟たちも一緒に見ています。
1歳児から年長さんまでの子たちもたくさんいました。
始めは集中してみていたこれらの子たちも、歩きだしたり、よそ事をしたりしています。
一方、Mさんは最後まで、劇を楽しみながら見ることができていました。
「発達年齢」では同じぐらいの子たちとは明らかに「力」の違いを感じたのでした。
Mさんの「生活年齢」が支える「力」を実感することができた一日でした。
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