« 2019年9月 | トップページ | 2020年9月 »

2020年8月

ポリヴェーガル理論(試論)その2「おだやかでないおだやか領域」について

ポリヴェーガル理論では「偽りの耐性の窓」と呼ばれている領域があります。

「おだやか領域=耐性の窓」に入ることができずに、慢性的な「過覚醒」や「低覚醒」の状態にとどまることといえます。

個人の「おだやか領域」がとても狭いときには、いとも容易くそこから外れてしまいます。

上方(過覚醒)に外れると、解離や強迫的な行動で覚醒レベルを下げようとし、

下方(低覚醒)に外れると、不適切な行動で覚醒レベルを上げようとします。

やっかいなことに本人にとってこれらは、「自分をコントロールすることがなんとかできるレベル」なのに、

周囲からは「問題行動」に写るということなのです。

今まで出会ったたくさんの子どもたちの、

不登校(学校恐怖)、自傷、自己刺激、強迫的な行動、多動、衝動性、解離、固まる、依存症・・・などなどを

この視点から捉え直していくことが可能なのではないかと考えています。

もちろんこれまでの「認知理論」や「行動理論」も重ねながらになるのですが。

 

 

みなさんのおかげで、久しぶりに「ベスト10」入りしました~♪

ブログランキングに参加しています。1日1クリックしていただけると、うれしいです⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

 

 

| | コメント (0)

ポリヴェーガル理論(試論)その1 「耐性の窓」=「おだやか領域」について

「ポリヴェーガル理論」では、覚醒領域を3つに分類しています。

1:過覚醒領域=交感神経の「闘争/逃走」反応

2:耐性領域(適度な覚醒領域)=腹側迷走神経の「社会的関わり」反応

3:低覚醒領域=背側迷走神経の「固まる」反応

 

1は、感覚の増大、過度の警戒、緊張/収縮、高い心拍、安全ではないと感じる、圧倒される、怒り/防御制、攻撃/衝動性、反応的(いわば「とげとげ領域」)

2は、「耐性の窓」と呼ばれ、「今ここにいる」、つながり、安全だと感じる、対応が的確、好奇心がある、感じながら同時に考える、境界を保ちながらも社交的、遊び心がある(いわば「おだやか領域」)

3は、麻痺した、低エネルギー、切り離された感覚、無関心、受け身/遮断、崩壊し自分を守れない、考えたり反応したりしない、無感情(いわば「フリーズ領域」)

 

子ともたちのさまざまな「問題行動」といわれている行動や「発達障害」ととらえられている行動を、どの領域の「行動」であるのかを明らかにすることが今後の適切な支援と「おだやか領域」につながると考えています。

続く・・・

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。1日1クリックしていただけると、うれしいです⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

 

 

 

| | コメント (0)

ポリヴェーガル理論について

心理学や脳科学も日々の新しい「理論」により「上書き」されています。

私にとってはとても新しい「ポリヴェーガル理論」を学ぶ中で、

 

「こころとからだはつながっている」ことをメインに「こころの授業」を行ってきたことも

朝、学校に行こうと玄関を出ようとすると「嘔吐」する子への支援も

「自傷」や「過食と嘔吐」を繰り返す中学生へのカウンセリングも

「ラポール」を単なる「信頼関係」と考えていたことも

「安心」がその人の「認知」によるものであると思っていたことも

「トラウマ」についてのとらえかたも

「リラクゼーション」についての理解も

「依存症」の機能についても

 

大きく私の中でも「上書き」されることになりそうです。

十分な理解は「途上」なのですが・・・

 

このブログを通して、自分なりの考えを伝えられたらと考えています。

(ほぼ、1年ほったらかしでしたが、相談室の「シンクタンク」にしていきたいと思っています。)

 

 

ブログランキングに参加しています。1日1クリックしていただけると、うれしいです⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

「依存症」と「家族」

リストカットを含めた「自傷」も「依存症」であるととらえています。

「絶対ダメ!」というだけでは「絶対ダメ!」

「依存症」につながるいくつかのステップには、「人とのつながりのしんどさ」が

大きく、関わっています。

まずは、「家族」に目を向けること、

何が「家族の幸せか?」を考えてもらうことから始めていくことが、

私の「方法論」なのです。

 

 

 

 

ブログランキングに参加しています。1日1クリックしていただけると、うれしいです⇒ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

 

 

| | コメント (0)

« 2019年9月 | トップページ | 2020年9月 »