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2020年9月

ポリヴェーガル理論(試論)その5 トラウマについて

ポージェス:私は臨床家に、「トラウマ」を受けたクライアントに対し『あなたの身体がそのように反応したことを祝福してください』と伝えてください」ということにしています。ポリヴェーガル理論入門P70(春秋社)

つまり、そのように反応したからこそ「生き残ることができた」ということなのです。

すべての人はその発達の中で「系統発生を繰り返して」いるからこそ、様々な「防衛反応」を起こすのです。

それは、「悪いこと」ではないといえると考えています。

「悪いこと」ととらえてしまうことこそが、トラウマがトラウマたり得てしまうのではないかとさえ思うのです。

すべての行動には、その人にとっての『意味』があるのです。

 

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ポリヴェーガル理論(試論)その4

「対人支援」にかかわって見えるいろいろな領域の方に「ポリヴェーガル理論」をお勧めしています。


確かに「理論的に『完成』したものでない」のでしょうが、さまざまな人の「課題:しんどさ」に対する「見方・とらえ方」を、根本的に変えてくれる可能性があったり、より当事者にとって有益な「理解」が得られたりする可能性があったりすると考えるからです。


一つ一つを、ここで詳しく論ずることはできませんが、


愛着や


PTSDや


自傷や


不登校や


感覚過敏や


ASD・・・などなど


今まで「ラベリング」され、別々のもののようにとらえていた理解が、「脳の系統発生」を通してみることで、見事に統合されていくのです。


 


 


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100文字作文

特別支援学校の研修会で、先生方に「100文字作文」を書いていただきました。

気になるあの子(手がかかる、疎外されがち、困った行動がある・・・)になって、作文を書いてみるというワークです。

あの子の「思いや願い」を想像してみることは、子ども理解につながり、具体的な支援にもつながると考えたからです。

先生方の作文は、どれもあの子の「今後の支援」につながるものであったと思います。

 

 

 

 

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なんと今日は4位!

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HSC(Highly Sensitive Child)について

HSC(Highly Sensitive Child)について調べていました。

なんでも、5人に1人いるとか・・・

 

カウンセリングでも保護者の方から、

「うちの子はHSCでは?」というご質問もありました。

 

大切なのは、

「どう、がまんさせるか?」ではなく、

「どう、強みを生かしていくか?」と「うまくいくすべ」

を一緒に考えることだと思っています。

 

 

 

 

 

 

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箱庭をつくる

いろんな子に「箱庭」をつくってもらっています

 

作りながらどんどん「おだやか」になる子

お話しを作りながら楽しんでいる子

砂を触るだけで、何も置かなかった子

できあがりを全部壊してしまった子

何回目かの「箱庭」で「今日はいい」といって話し始めた緘黙の子

・・・

 

解釈を優先する「心理士」さんもいますが

私は作っている子の「表情」を見るのが好きです

できあがりを一緒に眺めるのも好きです

 

「メッセージ」をもらって変わらなければいけないのは

わたしたち「大人」なのかもしれません

 

 

(注:これは研修会で私が作ったものです)

 

 

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場面緘黙の子の「成長」

就学前から場面緘黙だった生徒の検査を行いました。

小学校低学年から「通級」での、ていねいな指導がありました。

その後の本人の「成長」や周囲の「理解」や「配慮」もあって、

中学校での今回の検査では、音声言語ですべての検査を受けることができました。

検査結果は本人の「本来の特徴」はありながらも、どの項目でも伸びが見られました。

これは、本人の「自信」をゆっくりと育んで来られたご家族や先生方のおかげだと思うのでした。

 

 

 

 

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WISC4検査レポートについて

連日WISC4の検査を行っています。

医療機関などで検査した検査報告を持参して相談される方もみえます。

他の機関で書かれた検査報告を見て、

「ん?」と首をひねることがあります。

基本的なルールが守られていないものも少なくありません。

「テクニカルレポートは最低限読んでおこうよ!」

「このデータは開示しちゃダメでしょ!」

「で、どんな支援につなげるの?」

”人の振り見て我が振り直せ”です。

きちんとしたフィードバックを心がけて、

今夜も報告作成をがんばります。

 

 

 

 

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家族関係論 「まずは母子関係」

ポリヴェーガルから少し離れます。(後に統合できるかもですが・・・)

 

家族関係を理解してもらうために、カウンセリングの中でも家族それぞれの「関係性」を、図に表しながら一緒に考えてもらうことがあります。

母と子のそれぞれの関わり、そこに父が加わると、兄姉や弟妹が加わると・・・

「母と子」の1対1の交流関係がギクシャクしていたり、おだやかでないものであったり、お互いに本当の気持ちを表現できずにいたりすると、子どもの行動に「歪み」のようなものが現れます。

カウンセリングの中で、そのことにお母さん自身が気づき、涙を流されることがよくあります。きっと母も子も望んでいない「関係」になってしまっていることに気づかれたからでしょう。

そこで、私は日常生活の中でとても簡単にできる「宿題(母子で一緒にできること)」を出します。

この「宿題」で短期間で大きく「母子関係」が変化することがあります。

「愛着の問題」や「発達性トラウマ」の原因を乳幼児期まで遡ることは大切なことですが、取り返しのつかないことととらえるのではなく、「今ここ、から」を大切にしていくことでしか解決はないと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

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ポリヴェーガル理論(試論)その3 「自己刺激・自傷」について

「下方(低覚醒)に外れると、不適切な行動で覚醒レベルを上げようとします。」と前回(その2)で書きました。

「自己刺激行動」がそれにあたるのではないかと考えています。

保育園や幼稚園では、

「サークルタイム」(着席しての集団活動)の時に、「性器いじり」や「指しゃぶり」をしている子がいます。

小学校の授業では、

低学年では、「爪かみ」や「鉛筆かみ」をしている子が出てきます。

中学年になると、「抜毛」や名札の安全ピンで血が出ない程度の「自傷」をしている子も出てきます。

高学年になると、明らかに「自傷」と思われる行動が教室内で行われていることもあります。

シャープペンの使用や家庭科の時間については、先生方に丁寧な観察と配慮をお願いしています。

(中学生の「自傷」事例を遡っていくと、これらの行動歴があることが多いのです。このことについては別の記事でまとめたいと思っています。)

 

ご存じのように、もちろん「多動」も「低覚醒状態」を何とかコントロールしようとしている行動です。

「してはダメ!」では解決しないこれらの「行動」を「適切な行動」にするためには、まず、指導する側の「工夫・配慮」が必要です。低覚醒の原因は「活動内容」なのだと考えています。

「すべての学習は、それに元気とよろこびとが伴わなければ、一文のの価値もない」といったのは、あのペスタロッチです。

つぎに、「しんどい」子どもたちの「おだやか領域」を拡げてあげることだと考えています。

(このことについても別の記事になります。)

 

とりあえず、今日はここまで~

 

 

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