カテゴリー「臨床発達心理士」の記事

プレイング・コーチ

支援学級の担任をしながら巡回訪問を行っていると、実務のあわただしさだけでなく、アドバイス内容と実践内容の同一性・統一性が課題になります。
自らの実践が一番問われているのではないかと思うことがたくさんあります。
「理想」と「現実」のギャップをどう埋めていくかという課題に常に直面しているのはコーチ兼任の選手のようです。
自分のプレーを磨かない事には、何もはじまらないと感じることしきりです。
私の留守の時を預かってくれているスタッフに感謝するとともに、常に前に進む姿勢を持ち続けなければと思います。

(今は連絡表作りを通して、2学期の支援のまとめ・評価をスタッフ全員で作り上げています。スタッフ全員が書いてくれた支援のまとめを読みながら今後の方向性もチームで明らかにしていきたいと思っています。)

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就学までに・・・

保・幼の特別支援保育の研修会に参加しました。
レポート発表の後、支援内容や保護者支援のありかたについての話し合いが行われました。
年長児を担当されている先生方が一番気になっていることは、「就学までにどのような力を付けていくべきか」ということでした。
私は、「小学校に向けてどのような力を付けるかという観点ではなく、その子の発達段階に応じた活動を豊かに行うことが就学までに必要だと思う。」というようなお話をさせていただきました。
「ここまでできていないといけない」というようなボーダーラインを作ることは、お子さんにとっても、支援者にとってもしんどいことですし、本来の育ちを保障するものではないと思います。

また、支援の工夫についても話がされました。どの園でもとてもていねいな声かけや配慮がされていることは分かりましたが、まだまだ「声かけ」が中心のようでした。そこで視覚による支援の方法についても紹介させていただきました。

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保育園・幼稚園特別支援研修会

17日に開催される「保育園・幼稚園特別支援研修会」
業務の関係で研修会の分科会の助言者になっています。昨年度は自閉症の分科会でしたが、今年は知的障害の分科会に参加してきます。
就学相談で保育の現場にもたくさんおじゃましていますが、感心することがたくさんあります。
活動の場の設定はもちろんのこと、先生方の関わり方や声かけもたいへん目的意識的に行われていると感じました。
個別支援を前提とした「特別支援」ではない支援保育の在り方を参加された先生方と考えていけたらと、準備をしています。


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全国大会2日目


2日目は、
午前中は現場支援に関わる実践研究発表でした。特に滋賀県の心の教育センターの堀居先生の発表が参考になりました。
ここで紹介された、「巡回訪問における観察記録シート」は完成度の高いもので、2学期からの学校訪問にとても役立つと思いました。また、WISCの説明用シートも視覚的にお子さんの特徴がよくわかるものなので大変参考になりました。
午後は、実践交流会「特別支援教育」分科会です。6名ずつのグループに分かれて話し合いました。東京の橋場隆先生や愛知菜の花教室の河野功一先生(資格取得の時にもお世話になった先生です)など「臨床発達心理士」として活動されて見える方とも直接お話しができて光栄でした。
最後は、公開シンポジュウムでした。ドクター2人と小学校校長の3人のパネリストのお話でした。

「発達臨床:発達の現場」で働く心理士としての役割は、まだまだ明確にはなっていません。だからこそ「他でない私たち」を求めて毎日の実践を積み重ねていくしかないのかもしれないと思いました。


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全国大会1日目

日本臨床発達心理士会 全国大会 1日目

初めての参加です。
学会ごとに大会の雰囲気は違うものですが、
研究者・教育者・行政関係者がバランスよく参加し、
発表していたていたような印象を受けました。

実践研究発表・基調講演・シンポジュウムのそれぞれに、大変興味深い内容がありました。
個人的な研究テーマとしてもいくつかのヒントが見つかりました。

それらのキーワード

「他でない私たち」:臨床発達心理士の役割
マルチライセンスであるからこそ
最新の発達心理学
SCERTSモデル
情動の役割
障害スペクトラム概念
支援のユニバーサルデザイン化(これはTOMさんの発表です)
学級の「許容度」の向上
災害・社会的トラブル対応・・・

いくつかは今後の記事にしていく予定です。

あしたもがんばろっと!

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先輩臨床発達心理士のブログ

「発達」が教えてくれること

このブログにコメントをいただくTOMさんのブログです。TOMさんのコメントはいつも私の記事をさらに深めてくれる示唆に富んだもので、尊敬しています。私にとって臨床発達心理士の先輩にも当たります。

リンクを貼りましたので一度ごらんになってください。


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おやごさん用のWISC-Ⅲ説明書

業務として学校訪問・巡回相談を行っています。WISC-Ⅲの検査を依頼されることも多く、おやごさんや先生方への検査結果の説明や今後の支援についての助言等もあります。

かねがねWISC-Ⅲの概要を分かりやすく説明するためのものが必要だと思っていたのですが適当なものがなかったので作ってみました。以下に紹介します。

WISC-Ⅲ(ウィスク・サード)の検査について

WISC-Ⅲは一般的に多く使われている知能検査です。対象は5歳10ヶ月から16歳11ヶ月までです。内容は6つの言語性検査と7つの動作性検査で構成されています。
全体の知的能力=情報処理の能力=「全IQ(知能指数)」だけではなく、言葉を用いて表現したり、耳から聞いたことを処理する能力「言語性IQ」と言葉を介さずに目で見たり手を使ったりしながら情報を処理する能力「動作性IQ」を測定するものです。
全部で13の検査の結果から知能の細かい特徴や、得意・不得意(強み・弱み)をとらえることができ、今後の支援や学習指導等の参考として活用するものです。IQの数値は一般的に固定的にとらえられがちですが、支援や指導によって多くの場合変化がみられるとされています。

言語性IQ
・知識 学校での学習、一般的な知識。
・類似 言語表現、なかまわけ・言葉の持つ意味の幅等の理解。
・算数 計算能力、聞いて問題を理解できるか。
・単語 言語の発達水準、単語に関する知識。
・理解 一般常識、社会的判断、道徳的感覚。それらを表現する力。
・数唱 注意と集中力、短時間で覚えられる記憶量。聴覚的短期記憶。

動作性IQ
・絵画完成 細部を見る能力、一部描いていないところを見てすばやく反応する力や視覚的長期記憶。
・符号   目と手を同時に使う力、作業の速さ、視覚的短期記憶力。
・絵画配列 時間的な順序や出来事の流れなどの状況理解、結果の予想。
・積み木  見本を見て同じものを構成する力。全体を部分に分解する力。
・組合せ  細部から全体を推理・統合する力。全体を部分に分解する力。
・記号探し 視覚的に同じものを探す速さ。
・迷路   見通しの能力。

群指数
・言語理解 言語を理解し、表現する力。(知識・類似・単語・理解)
・知覚統合 目で見た情報を整理する力。(絵画完成・絵画配列・積木模倣・組合せ)
・注意記憶 気を散らさないで集中する力。(算数・数唱)
・処理速度 課題を行う速さ。(符号・記号探し)

数字で明らかになることは子どもさんの一部分にしかすぎません。苦手なことには楽にできるような工夫や配慮で対応し、得意なことをさらに伸ばしていく取り組みが最も効果的です。今回の結果を参考にして、本人の自信や自己肯定感を高めるような方向での支援・指導を学校でも家庭でもお願いいたします。

 
作成にあたって、職場の仲間が難しい語句や表現などを指摘してくれました。そして、「最後のところが一番大切ですね。」と最も言いたいことをわかってくれたことがうれしかったです。

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謝辞

本日、学会連合資格「臨床発達心理士」認定機構より合格通知が届きました。

今まで、この資格取得に向けて応援いただいた方々に心から感謝いたします。

論文作成のために、何度も時間をさいてくださりスーパーバイズをしていただいた

名古屋大学発達心理精神科学教育研究センターの小倉先生

資格試験について適切なアドバイスいただいた、先輩臨床発達心理士の

菜の花教室(愛知) 河野先生

「がんばって」と励ましていただいた多くの、知人のみなさん。

そして、

何よりも私をここまで「育て」てくれた、たくさんの子どもたちと親ごさん、

あなたたちとの出会いで、私はここまでこれたのだと

心から感謝しています。

これからは、学校訪問での先生方へのコンサルテーションだけでなく、親ごさんへのコンサルテーションにも活動のフィールドを広げていきたいと考えています。

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だめじゃん!

新採指導担当の先生から、「指導でケース検討をしたいのだけど、どんな事例が良いか。」とおたずねがありました。

私は、「身近なケースの方がいいから、その新採さんのクラスか同じ学校でのケースの方がいいよ。」とアドバイスをさせていただきました。

そして、このブログのABAのカテゴリーで紹介をしている「ストラテジーシート」の活用法も説明しました。行動のとらえ方や記入方を説明をした後に、具体的に説明するものとして私の事例研究のレポートで参考資料としてつけたストラテジーシートをコピーして渡しました。

よくよく見直すと、「あれ、これって十分じゃないですよね・・・?」と、私。

「そういわれれば、そうですね・・・」と先生。

「事前の対応の工夫」が少なく不十分です。また、「ほめ方・楽しみな活動」や「起こった時の対応」についても、先ほど説明したことを十分には充たしてはいません。

「あれれ・・・これじゃ、だめじゃん!」と私

これで・・・今月末に口述試験に臨みます・・・

予想されるであろう試験官の鋭い突っ込みには、このレポートを仕上げた8月から今までに学んで、進歩した部分をなんとか判ってもらえるように頑張ることにします。

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叙述による援助

臨床発達心理士試験のテキスト「臨床発達心理学概論 第1巻 発達支援の理論と実際」の第4部発達支援のすすめ方の中に、こんな記述がありました。

叙述による援助「自分の感じているさまざまな感情をことばにし、適切な文字に置き換えることは、自分自身の思いや感情を再確認することである。このような表出の過程によって、人は自己鎮静力や自己治癒力を回復し高めることができると推察される。」

最近、ブログを通して親ごさんとの交流も増えてきました。親ごさんどうしのブログを通じてのネットワークもあるようです。まさに「叙述による援助」だと思います。

発達障害のお子さんをお持ちの親ごさんはぜひとも、情報を交換したり、支え合ったりできる「お知り合い」をたくさんつくってほしいと思っています。

P.S. みなさんのおかげで、今日は4位になれました!ありがとうございました。

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